
アジアと世界をつなぐ画期的フェス
「HEAD IN THE CLOUDS」とは?
アジア系アーティストの活躍を世界に発信してきたレーベル、88risingが主催する音楽フェスティバル「HEAD IN THE CLOUDS」が初めて日本で開催される。2015年に日系アメリカ人のショーン・ミヤシロが設立した88risingはアメリカを拠点に、音楽制作、アーティストのマネジメントなどを行い、アジアのポップカルチャーをグローバル市場に届ける存在として、音楽シーンで大きな影響力を持つ。2021年に新しい学校のリーダーズが88risingに所属し、世界デビューしたことも記憶に新しい。
88risingの多岐にわたる活動の中でも特に影響力を持つのが2018年にロサンゼルスで始まった音楽フェス「HEAD IN THE CLOUDS」だ。ヒップホップ、R&B、ポップ、エレクトロなど多彩なジャンルを横断しながら、アジア発のカルチャーを世界規模で紹介するフェスとして成長してきた。


2025年「HEAD IN THE CLOUDS LA」振り返り動画。サムネイルに映るのは「HEAD IN THE CLOUDS TOKYO」1日目・3月28日に出演するRich Brian
ロサンゼルスの他に、ニューヨーク、ジャカルタ、マニラなど世界各地で開催。Rich Brian、Joji、NIKI、Jackson Wangといった88risingのコアメンバーであり、世界的な人気を持つアーティストに加え、千葉雄喜、新しい学校のリーダーズ、XG、Awich、YOASOBI、Teriyaki Boyz、Number_i、Creepy Nuts、SIRUPといった日本のアーティストが出演したことも。いずれも「HEAD IN THE CLOUDS」をきっかけに海外でのプレゼンスを高めた。2022年、宇多田ヒカルが本番7時間前に「88risingのショーン(・ミヤシロ)に誘われてちょっとコーチェラ出ることになりました」とSNSにポストし、世界最大のフェス、コーチェラの「88rising’s HEAD IN THE CLOUDS FOREVER」ステージに立ち、自身初の音楽フェスでのパフォーマンスを展開したことも話題を呼んだ。
アジアのアーティストにとって、世界進出の鍵となる「HEAD IN THE CLOUDS」が初めて日本で開催されるにあたり、サマーソニックを運営するクリエイティブマンの清水直樹代表は、本来2020年のサマソニで88risingのステージセットが実現する予定だったが、コロナ禍で中止になってしまい、満を持して「HEAD IN THE CLOUDS TOKYO」という形で開催されることになったと明かしている。
そこから約6年越しに実現する、日本での88risingによる祭典「HEAD IN THE CLOUDS TOKYO」。3月28日と29日の2日間、会場は幕張メッセだ。
YOASOBI「Head In The Clouds 2023」でのパフォーマンス映像

ヘッドライナーはBE:FIRST、ちゃんみな
1日目のヘッドライナーはBE:FIRST。4年連続で「紅白歌合戦」出場、「レコード大賞」優秀作品賞受賞。日本のダンス&ボーカルシーンをけん引する存在だ。サマソニには前人未踏の5年連続出演。昨年は初のワールドツアーを行い、アメリカ、ヨーロッパ、アジアのオーディエンスに世界基準の実力を見せつけた。デビュー5周年に突入し、さらなるスケールアップを目指すタイミングでの「HEAD IN THE CLOUDS」でのパフォーマンスは必見だろう。
2日目のヘッドライナーはちゃんみな。ライブシリーズ「AREA OF DIAMOND FINAL」のファイナルとして、初の東京ドーム公演を7月11日・12日に行うことを発表したばかりだが、時代を代弁するアーティストであり、社会現象を起こし続けている7人組ガールズグループ、HANAのプロデューサーも務めるちゃんみなは、ルーツである日本と韓国だけでなく、アジア各国でのライブ経験も豊富なだけに「HEAD IN THE CLOUDS」のヘッドライナーとして申し分ない。
