土や石を敷き詰めた楽譜の上を歩きながら二重奏を披露する般若佳子さん(左)と足立智美さん=金沢市大和町の市民芸術村で
音を使った新しい表現を試みる「金沢国際実験音楽祭」(北陸中日新聞後援)が金沢市大和町の市民芸術村で開かれている。多様な楽譜の展示やコンサートで音楽の可能性を探る。8日まで。音楽祭は今年で3回目。ドイツを拠点に活動してきたパフォーマーで作曲家の足立智美さん(54)=金沢市=がディレクターを務め、国内外のアーティストが参加する。
展示「拡張される楽譜」(無料)では、イラストや立体造形など計17種の楽譜を集めた。足立さんの「この上を歩いてみてください」は土、木くず、大小の石を床に敷き詰めた楽譜で、踏みしめた時の音や感触の違いを楽しめる。
開幕のミニコンサートが1日夜に開かれ、足立さんが声や自作の電子楽器を駆使して4曲を演奏。「この上を−」を歩きながら、ビオラ奏者の般若佳子さんとの二重奏も披露した。
6日からの3日間で、地元の演奏者、メキシコやタイのパフォーマーらが出演する4種類の有料コンサートを開催。8日午前10時からギリシャの作曲家ヤニ・クリストゥの「エピサイクル」を4時間かけて演奏する(無料、入退場自由)。
足立さんは「今ある音楽に満足せず、これまでにない未来の音楽をつくろうとしている。ぜひ来てほしい」と呼びかける。
有料コンサートのチケットは各回一般2500円、学生1500円(当日券はともに500円増し)。通し券(8千円)もある。市民芸術村事務局などで購入できる。同事務局(問)076(265)8300
(谷口大河)
