Prime Video・DMM TVで配信されているSTARTO ENTERTAINMENT所属アーティストによる音楽バラエティ『Star Song Special』。2025年10月2日からスタートしたシーズン2の最新回が、2月5日に配信された。今回はその内容に触れながら、番組の魅力について紐解いていく。

 同事務所傘下の音楽・映像制作会社、Storm Labelsの制作で2025年2月27日にスタートしたこの番組は、“現役のスター”として活躍する先輩アーティストと、“スターの原石”であるジュニアが、スタジオで話題のパフォーマンスを披露。さらに先輩・後輩がそれぞれの質問にNGなしで答える「Switch Question」コーナーや、先輩とのトークを終えたジュニアによる反省会など、ここでしか見られない映像が満載だ。

 かつては、ジュニアがメインで出演する『ザ少年倶楽部』(BSプレミアムほか/2024年1月に『ニュージェネ!』へリニューアル)と、デビュー組がMCを務める『ザ少年倶楽部プレミアム』(同/2023年11月に『プレミセ!』に改題)という2つの音楽番組が放送されていたが、両番組は2024年3月末に放送を終了。特に前者は、テレビ露出が少ないジュニアのパフォーマンスが見られる貴重な番組だっただけに、当時SNS上ではファンから惜しむ声が続出していた。

コーナーMCに外部タレント起用で生まれる意外な“相乗効果”

「Star Song Special」Season2 エピソード#10 予告編|プライムビデオ

 それから約1年の時を経て始まった『Star Song Special』は、前述の2番組の系譜を継ぎながらも、新たな魅力を創出している。

 その理由としてまず挙げるべきは、「Switch Question」コーナーのMCが毎回変わることだろう。事務所の所属タレントをメインMCに据えるのではなく、他事務所のタレントを起用するケースがほとんどとなっている。DOMOTO 堂本光一、SUPER EIGHT 村上信五といったSTARTO勢が担当すると“同じ事務所のアイドル”という共通項を軸に話題が深まるものの、ジュニアと初対面のタレントがMCを務めると、盛り上がりに欠けることもあるのが現状だ。

 とはいえ、意外性のあるキャスティングがプラスに働くことだってもちろんある。最新回のシーズン2「エピソード10」でMCを務めたお笑い芸人の永野は、ゲストの中島健人との相性が良かったように感じた。永野は、中島と自然に会話を繰り広げながら、初対面のジュニアに対しては敬語で接しつつもイジるところはいじり、丁寧に魅力を引き出していく。

  一方、「長く積み重ねてきているその時間。その時間で培われてきた努力は必ず報われるべき」と語りかけるなど、後輩たちへの愛情と期待を口にしていた中島。セルフプロデュース能力が高い彼は、ジュニアそれぞれの特性を踏まえた上で自分の見せ方についてアドバイスする場面で、「その人の生き様は立ち姿に出る」と自論を展開し、“アイコニック”な例として永野を挙げた。中島からのボールを受け取り、そこから永野がラッセンのポーズをする流れは、バラエティとしても、トークの流れとしても、とても綺麗だった。

 相互で盛り上げ合っていた中島と永野は、番組公式TikTokでの告知動画でも、「セクシー番宣」として濃厚な絡みを見せ、ファンからも「面白すぎる」「また共演してほしい」などと好評な様子。

 今回のように、あえて外部からタレントを招くことで意外な相乗効果がもたらされるのが、『Star Song Special』の特徴のひとつだ。

 スタジオ収録だからこその、完成されたパフォーマンス

 また、『Star Song Special』は、スタジオで収録されていることも、特筆すべき点だろう。番組観覧のファンの前でライブさながらのステージを見せる公開収録は、ジュニアにとって“顔見せの場”でもある。現在デビューしているタレントたちも、入所間もない頃からカメラ、そして観客を意識しながらトークやパフォーマンスを行い、時にはミスをしながらも実践的なスキルを磨いてきた。自分のファンの存在をその目で確認できたことは、デビューを目指す上で大きな自信につながったはずだ。

  対して、『Star Song Special』では、照明やカメラワークなど、スタジオ収録ならではのこだわり抜いたパフォーマンスが見られる。

 「エピソード10」のジュニアのスペシャルLIVEでは、今年1月23日〜25日に東京・有明アリーナで開催された中島のソロコンサート『THIS IS KENTY -IDOL ver2.0-』でのパフォーマンスが大きな話題を呼んだ楽曲「アイドルになった日」が披露された。

  中島が同公演でバックダンサーを務めた8名の“N’s Junior”(阿達慶、千井野空翔、竹村実悟、鍋田大成、末永光、田仲陽成、松浦銀志、関翔馬)のために作詞・作曲・振付を担当したこの曲。自身が初めてマイクを持ったときの経験を踏まえて綴られた歌詞には、〈君に捧ぐSWEETを永遠に〉などと、王子様路線をひた走ってきたケンティー節炸裂のフレーズが散りばめられている。

 今回、ジュニアたちは赤のオリジナル衣装に身を包み、ハートや天使の羽が映し出された巨大なモニターの前で全力のパフォーマンスを披露。アップで映し出された阿達の〈キスが欲しいんでしょ?僕の〉というセリフまで、事務所のアイドルソングとしての最新にして王道をいくステージだった。

  また、こうした完成されたパフォーマンスを、スマホでいつでも好きな場所で何度も見られるのは、配信番組だからこそ。『Star Song Special』はファンの需要と供給を理解したコンテンツといえるだろう。

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