岡山に伝わる妖怪「すねこすり」をモチーフにした映画『脛擦りの森』の最新予告映像と本ポスターが、2月12日(木)に解禁された。

監督は「岸辺露伴は動かない」シリーズの渡辺一貴さん、主演は高橋一生さん。今回の映像では高橋一生さんが4時間に及ぶ特殊メイクで演じる“謎の老人”の姿が明らかになった。

畏怖と恐怖が交錯する『脛擦りの森』予告映像

予告は、洞窟の奥に現れる古い神社とヴァイオリンの旋律から始まる。ヴァイオリン演奏は岡山出身の福田廉之介さん。

足に傷を負った若い男(黒崎煌代さん)が、女・さゆり(蒼戸虹子さん)の歌声に導かれ、森の奥へと迷い込む。

映画『脛擦りの森』の最新予告映像

一見、穏やかな時間が流れるかのように思えるが、ロウソクが吹き消された瞬間、空気は一変。「あなたのことを待っていたんです」という言葉が静かに響く。

境内で碁を打つ老人の背中、見てはいけないものを目にしてしまったかのような若い男の表情。自然への畏怖と、未知のものへの恐怖が交錯する映像となっている。

謎の老人の正体とは。高橋一生が語る「違った次元の存在」

渡辺一貴監督とは、継続的にタッグを組んできた高橋一生さん。荒木飛呂彦さんの漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフの実写化「岸辺露伴は動かない」シリーズでもお馴染みのコンビだ。

高橋一生さんは、本作で森の奥に暮らす老人を演じるにあたり、4時間に及ぶ特殊メイクに挑んだ。

演じた老人像については「薪割りができる程度」「120歳くらいにまでならないと(今回の姿のようには)ならない」と語りつつ、「一般的な人間の時間の流れとはちょっと違った次元に入り込んでしまっている」とスタッフ陣と解釈を重ねて、造形を深めていったという。

岡山ロケ×実力派スタッフ陣が集結

映画『脛擦りの森』の舞台は、人里から離れた深い森。全編岡山ロケで、高梁市、新見市の自然と歴史的建造物を中心に撮影が行われた。

足に傷を負った若い男は、女の甘い歌声に導かれ、古い神社にたどり着く。そこには謎の男と若く美しい妻が暮らしており、若い男はそこで夢のような、時の止まったような時間を過ごすが……。

スタッフには『スパイの妻』『ドライブ・マイ・カー』などを手がけたプロデューサー陣が参加。人物デザイン監修・衣裳デザインは柘植伊佐夫さん、特殊メイクは梅沢壮一さんが担当する。

映画は4月10日(金)に全国公開。配給はシンカが手がける。

© 『脛擦りの森』プロジェクト

ポップポータルメディア「KAI-YOU」の編集部(2013年3月15日より運営開始)。重要性の高いニュース記事に加え、クリエイターへのインタビューや発表会、展覧会などのイベントレポート、独自の視点・切り口からのレビューやコラムなども多数配信。ポップカルチャーと現代社会が相互に影響し合う歴史を記録しながら、シーンの最先端にある新たな価値観や才能を発掘・発信している。

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