タレント・はるな愛の半生を実話を元に描く、Netflix映画『This is I』(ディス イズ アイ)。世界独占配信を翌日に控えた2026年2月9日(月)、「This is アイドル試写会」と題した本作の試写会イベントが開催された。
本作の主人公はエアあややの口パクモノマネで一世を風靡した、はるな愛。世間の冷たい視線に苦しみながらも「アイドルになりたい!」という夢を手放さなかったひとりの少年・ケンジの運命を変えたのは、 一人の医師・和田耕治との出会いだった。二人の生き方を記した本、はるな愛「素晴らしき、この人生」(講談社)、和田耕治・深町公美子「ペニスカッター:性同一性障害を救った医師の物語」(方丈社)を参考に、当時の日本ではタブーとされていた性別適合手術のリアル、そして2人の命さえ預け合う信頼関係と強い絆が、80〜90年代を彩ったヒットソングと心躍る軽やかなダンスと共に、カラフルに描かれる。
このたびのイベント「This is アイドル試写会」には、「=LOVE」大谷映美里、音嶋莉沙、野口衣織、「≠ME」櫻井もも、鈴木瞳美、冨田菜々風、「≒JOY」天野香乃愛、市原愛弓、江角怜音ら、主人公アイと同様に”アイドルになる夢”を志した現役アイドル・約150名が招待され、望月春希、斎藤工、松本優作監督、はるな愛らと共に作品を鑑賞。作品が終わると大きな拍手が巻き起こり、会場は感動と興奮に包まれた。
オーディションで主役の座に大抜擢された望月春希は「ヤバい! 本当にこんなキラキラなステージ‥‥とってもドキドキなんですが、それを超えるハッピーな気持ちでいっぱいです!」と、役柄さながらのハイテンションで挨拶。その爆発的な明るさに会場が一気に華やいだ。実在の医師・和田耕治役を演じた斎藤工は「映画ファンとして、松本監督の新作をスクリーンで見れたこと、はるな愛さんと和田耕治先生の人生が交差する奇跡の物語、そして望月春希さんの誕生に立ち会えたこと。異様なぐらいキラキラしたこの劇場で皆さんとご一緒できたことを幸せに思います」と感慨深げに語り、挨拶の最後には「言うよね〜!」とお馴染みのフレーズを披露し、会場を沸かせた。松本優作監督も「明日から世界配信ということで、今はドキドキとワクワクが共存している状況です。この物語が世界の方々に届いて、少しでも背中を押せるような作品になるといいなと思っています」と、配信直前の高揚感を口にした。
トークセッションがはじまると、望月は撮影を振り返り「 踊って、お芝居して、方言練習して、(ワイヤーアクションで)飛んで!『アイちゃん、一回落ち着いて深呼吸しようよ』と言いたくなるくらい、毎日新しいことに挑戦して楽しかった」と興奮気味にコメント。「私の人生の中に、ものすごい1ページが刻まれたなという気持ちです。はるな愛さんという人間をケンジの時代から一回生きているので、完成した作品を観ると、優しさや愛は本当に世界を救うんだなという気持ちがしました」と作品に込めた熱い想いを吐露。
また、斎藤から話を振られ、客席に座るはるな愛もマイクを向けられると「和田先生が蘇ったような気持ちがしました。各所各所で先生がスクリーンの中に存在するんです。優しくて温かくて感謝の気持ちになりました」と涙ながらにコメント。斎藤は「同世代なんで、同じところでグジュグジュ泣いてました」と、客席での様子を明かした。
本日招待されたアイドルたちからは、事前に「夢」「夢を追いかける中で抱えている不安」についてのメッセージカードが寄せられた。その中から望月が選んだのは、アイドル練習生の鳴海空良さんからの「10回目のオーディションでようやく掴んだアイドルの夢。もっと大きく羽ばたきたい」というメッセージ。それに対し望月は、「夢は消えない。もし夢が叶わなくて諦めそうになったら、諦めていいと思います。でも、諦めたことに燃えているなら、それは生きている証拠。今の自分に正直に生きることが“This is I”です。みんなで一緒に頑張ろうよ!って感じです!」と力強くエールを送った。斎藤も「1番を目指さなきゃいけないようなレースの中にいるかもしれないけれど、僕は1番じゃなくて、自分の居やすい『居場所』をその中で見つけていただけると、その場所が本当の1番なんじゃないかなと思います」と、自身の経験を重ね合わせながら優しく語りかけた。
