能美に根付け 音楽の輪 「交流俱楽部」15日演奏会 70歳前後のメンバー 生きがい 高齢者らに

本年度最後のコンサートのちらしを手にする南清久事務局長=能美市で

 能美市辰口地区の音楽好き仲間でつくる「のみ音楽交流俱楽部」は、高齢者らが地元など身近な場所で楽しめる音楽会の開催に取り組んでいる。これまでに開いた4回の音楽会はいずれも好評で、本年度最後のコンサートを15日に辰口図書館2階ホールで開く。(松村裕子)

 金沢市など市外に出かけないと本格的な音楽を聴く機会が少ない中、70歳前後のメンバーが、自分たちも含めて楽しめる音楽会を身近な会場で低価格で開きたいと考えた。昨今はスマートフォンなどで音楽を聴く傾向があるが、生の音を聴く場があるといいと、一昨年末の忘年会で意気投合した6人で昨春、俱楽部を発足した。

 能美市の地域力創出支援事業で助成を受け、昨年は辰口図書館でのハーモニカアンサンブルのコンサートや、アーティスト村でのビートルズのコピーバンドによる屋外コンサートなどを開き、徳山町の石材工場では音楽会を別団体と共催した。いずれも高齢者を中心に70〜100人が訪れ、盛況だった。

 2026年度のハーモニカのコンサートは寺井地区で別団体による開催が決まり共催になる。アーティスト村でのコンサートは継続開催。石材工場での音楽会は主催する予定だ。クラシック系も含め、偶数月に1回、計6回の音楽会を計画している。

 音楽会で高齢者の生きがいづくりと交流を図る狙いで、元下徳山公民館長の南清久事務局長(70)は「少しは高齢者福祉に役立っているのでは」と話し、会場を辰口地区から寺井、根上地区に広げたい意向。工務店経営の岩井庸之介会長(70)は「高齢者が踊ったり歌ったりできる場もつくり、自分たちも楽しめれば」と活動の充実を目指す。

 15日の春を呼ぶコンサートは午後2時から。バイオリンとピアノの演奏がある。無料。

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