映画.com のレビューの☆マーク平均は 3.4 で、決して高い方ではない。
けれど、少なくとも私にとっては結構面白い作品だった。
19世紀のヨーロッパに実在した人物を日本人が演じるのは、正直言ってどうなの?…と、観る前は思っていた。が、導入が上手くてすんなり受け入れることができた。まあ、『テルマエ・ロマエ』だってそうだったし。
ヨーロッパの街路の背景はモロCGだし、演奏会シーンなどもCGが使われているみたいで、NHKの『歴史探偵』とかでよくある再現ドラマ的な手法。なので、雰囲気がチープなのだが、それがまあ味っちゃあ味なわけで。かえってなんだか「舞台劇」の風味もある。
ベートーベンの人物像について、何が真実で何が虚構だったのか、史実で繰り広げられたドタバタが元になっている脚本だけど、いろいろなトリビアが紹介されていて、それが最も興味を惹かれた部分だ。特に、最終的な解決が1977年だったというのにはびっくり。シンドラーの死後113年も経ってる。
言うまでもないが、ベートーベンが残した楽曲の素晴らしさは疑いようもない。それに比べれば、伝記に書かれていることが真実でも嘘でも、些末な違いでしかないようにも思える。
