ホラー映画の金字塔『悪魔のいけにえ』(1974)が、ドラマシリーズとして新たに展開される可能性が浮上した。気鋭のスタジオ・A24が『悪魔のいけにえ』の次回作に関する制作権を獲得し、その世界観をもとにしたドラマ企画を進めているという。
名作ホラー『悪魔のいけにえ』がドラマ化へ ―― グレン・パウエル×A24が製作、新作映画も始動
1974年公開のオリジナル映画は、ホラー映画の歴史を塗り替えた伝説的作品。半世紀以上を経た今、『悪魔のいけにえ』がドラマという新たなフォーマットで蘇ろうとしている。
今回の『悪魔のいけにえ』ドラマ企画では、『トップガン マーヴェリック』(2022)で注目を集めた俳優のグレン・パウエルが製作総指揮を担当。監督は、スティーヴン・キング原作の新作映画『ロングウォーク』(2025)の脚本家として知られるJT・モルナーが務める。なお、パウエルはドラマ版に出演せず、製作に専念する予定だ。
さらに注目すべきは、『悪魔のいけにえ』の新作映画企画も並行して始動している点だ。ただし、JT・モルナーは映画版には関与しないとされている。つまり、ドラマと映画の両軸でシリーズが拡張される可能性がある。
JT・モルナーはこれまで名作のリメイクには否定的な立場を示してきたが、『悪魔のいけにえ』については特別な思いがあるといい、「本当に最高の作品になると思う」と語っている。
今回のドラマ化については、単なる焼き直しではなく、「作品の魅力を新たな形で広げつつ、これまでの物語や設定を大切に受け継ぐ試み」だと説明。こうした挑戦をともにするパートナーとして、A24以外は考えられなかったと強調した。
一方、グレン・パウエルも『悪魔のいけにえ』を「一世代のホラー映画の在り方を決定づけた作品」と高く評価。「自分の故郷(テキサス)を代表する映画の一つ」と語り、象徴的作品に新たな章を加えることへの誇りを明かしている。
A24はこれまで、『ヘレディタリー/継承』(2018)や『ミッドサマー』(2020)、さらにはタイ・ウェスト監督による『X エックス』3部作など、革新的なホラー作品を世に送り出してきたスタジオだ。
一方、『悪魔のいけにえ』は1974年のオリジナル版公開以降、続編やリメイク、前日譚を含めシリーズ計8作品が制作されている。
今回の『悪魔のいけにえ』ドラマ企画は、A24の独特な感性と融合することで、シリーズに新たな恐怖と解釈をもたらす可能性がある。ドラマという新たな舞台で、あの悪夢がどのように再構築されるのか——続報を待ちたい。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
