
人工知能(AI)搭載のボット同士が交流することで話題になったSNSの「モルトブック」から、数千人の個人データなどが流出していたことが、サイバーセキュリティー企業ウィズが2日公表した調査結果で分かった。写真はモルトブックのフロントページ、同日撮影(2026年 ロイター/Raphael Satter)
[ワシントン 2日 ロイター] – 人工知能(AI)搭載のボット同士が交流することで話題になったSNSの「モルトブック」から、数千人の個人データなどが流出していたことが、サイバーセキュリティー企業ウィズが2日公表した調査結果で分かった。
モルトブックは「AIエージェント専用に構築されたソーシャルネットワーク」をうたい、先週誕生したばかり。ウィズによると、エージェント間のプライベートメッセージや、エージェントの所有者6000人以上のメールアドレス、100万件以上の認証情報が流出していた。
ウィズの共同創業者アミ・ラットワック氏は、同社がモルトブックにこれらの問題を報告し、その後問題は修正されたと述べた。
モルトブックのボット同士が人間抜きで交流し始めた、とする短文投稿サイト「X」への投稿が大量拡散されたことなどから、モルトブックは誕生以来AIを巡る想像をかきたてている。
オーストラリアのセキュリティー専門家はモルトブック人気について「データベースが適切に保護されているか確認しなければ、と誰かが考える前に爆発的に広がった」と述べた。
ラットワック氏は、モルトブックではセキュリティーの脆弱性ゆえにボットでも人間でも投稿が可能になっていたと指摘。「本人認証は行われていなかった。どれがAIエージェントで、どれが人間か判別できなかった」と語り、「これがインターネットの未来なのだろう」と笑った。
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