高市早苗首相がNHK『日曜討論』への出演を急きょ取りやめ、「逃げた」などと批判の声もあがるなか、整形外科医の歌島大輔氏が、高市首相の持病について解説している。

高市早苗高市早苗Photo:sirabee編集部

肩関節を専門とする整形外科医でYouTuberとしても活動する歌島大輔氏が1日、公式Xを更新。高市早苗首相が同日放送のNHK『日曜討論』への出演を急きょ取りやめたことへの批判について言及。高市首相の持病について解説した。

【今回の投稿】高市首相の持病について解説

■「整形外科医の僕からすると、本当に笑えない話」

『日曜討論』では各党の党首が出席しての討論が予定されていたが、高市首相が急きょ出演を取りやめた。SNSでは「逃げた」などとユーザーから批判の声があがり、一部で「高市逃げた」とのハッシュタグが拡散されていた。

それを受け、歌島氏は「高市首相が討論番組を欠席した件、いろいろ言われてますよね。『手を痛めたぐらいで…』『議論から逃げた』みたいな声、SNSでたくさん見かけました」と切り出し、「でも、整形外科医の僕からすると、これは本当に笑えない話なんです」とつづる。

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■たかが握手でも「凶器」に

続けて、「『たかが握手』が、関節リウマチの患者さんにとっては文字通り『凶器』になり得るんですよ。関節リウマチの方の手は、僕たちが想像する以上に脆くて壊れやすい状態にあります」として、「3つの弱点」に言及した。

1つ目として「骨がもろいこと」を挙げ、「病気や薬の影響で骨粗鬆症になりやすく、骨折リスクは健常者の1.5倍以上、股関節骨折だと2倍を超えるという報告もあります。強く握られて引っ張られただけで、骨にヒビが入る可能性を僕ら専門家は考えます」と出典を示しながら説明。

2つ目には「関節が緩くなっていること」として、「炎症で靱帯がダメージを受けて、関節がグラグラなんです。そんな状態で手をひねられたら、亜脱臼(関節がはずれかけること)だって起こり得ます」と指摘した。

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■「政治的な話はさておき…」気配りを訴え

3つ目に「腱が切れやすくなっていること」を挙げ、「骨のトゲにこすれて、ある日突然『ぷつん』と腱が切れることがあります。そうなると指が自力で伸ばせなくなり、手術が必要になることも珍しくありません」とも。

「局所のケガがきっかけで、リウマチ自体の勢いが強まって全身の症状が悪化する(フレア)可能性すらあります」「だから『手を痛めたくらいで休むな』という言葉は、あまりにも優しくないなと個人的には思います」と記す。

さらに、「政治的な話はさておき、今回の件が、目に見えない痛みを抱える人々への想像力を働かせるきっかけになってほしいなと心から願っています。あなたの周りに関節リウマチの方がいたら、どうか握手の強さ一つにも気を配ってあげてください」と呼びかけている。

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