「ネット広告を見てモノを買うバカ」のたった1つの特徴とは?

そんなあなたにすすめたいのが、全世界45言語に翻訳され、世界500万部を突破しているベストセラー『やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ』(ジョン・ストレルキー 著/鹿田昌美 訳)だ。「何度読んでもハッとする」と話題の一冊から、おすすめの名言について紹介する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)


「ネット広告を見てモノを買うバカ」のたった1つの特徴Photo: Adobe Stock



モノを買っているようで、「不安」を処理している

 ネット広告を見て、「なんか良さそう」「今の自分に必要かも」と感じ、気づいたら購入ボタンを押している。


 この行動を、「意志が弱い」「考えが浅い」と切り捨てるのは簡単です。


 でも本質は、そこではありません。

 多くの場合、その人はモノではなく、「不安」を処理しているのです。


・このままで大丈夫だろうか

・今の自分は足りていないのではないか

・もっと良くならなければいけないのではないか


 広告は、その不安に正確に触れてきます。



広告が売っているのは「商品」ではない

『世界の果てのカフェ』という本では、広告の正体がこう語られています。


幸せや安心感に焦点を当てた内容の広告を見聞きしたことはある?

『この商品があれば、あなたの人生はもっと良くなります』というメッセージが込められた……


 ここで重要なのは、広告が売っているのは「機能」や「性能」ではない、という点です。

 売っているのは、幸せ・安心感・意味・満足感。


 しかもそれは、露骨には言われません。


たいていは、さりげなく仕込まれているの。企業ははっきりとは言わない。

だけど、こういったメッセージの目的は、特定の商品やサービスを通じて満足感を得られると信じ込ませることなの。


 つまり、「これを買えば満たされる」と同時に、「これを持っていないあなたは満たされていない」という前提を植え付けてくる。


 この二重構造が、非常に強力です。



ネット広告にハマる人の、たった1つの特徴

 では、「ネット広告を見てモノを買うバカ」と呼ばれてしまう人の特徴は何か。


 それは、自分が何によって満たされるのかを、自分で決めていないことです。


 自分の中に基準がないと、広告が基準になります。

 他人がつくった「幸せの定義」を、そのまま借りて生きることになる。


 車、服、ガジェット、体験。

 どれを買っても、一瞬は気分が良くなる。

 でもすぐに、また別の広告が「次はこれだよ」と囁いてくる。


 それは消費ではなく、満たされなさの無限ループです。



決定的に欠けているもの

「ネット広告を見てモノを買うバカ」のたった1つの特徴。


 それは、「自分は何で満たされる人間なのか」を知らないこと。


 広告を疑え、という話ではありません。

 賢くなれ、という話でもない。


 必要なのは、


・自分はどんな時間に満足を感じるのか

・何をしているときに、心が静かになるのか

・何があれば、もう十分だと言えるのか


 それを自分で決めることです。


 その基準を持った瞬間、広告はただの情報に戻ります。

 そして、モノを買うかどうかは不安ではなく、納得感で決められるようになるのです。


(本稿は、『世界の果てのカフェ』の発売を記念したオリジナル記事です)

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