今村翔吾〈いまむら・しょうご〉作家、書店経営者、一般社団法人「ホンミライ」理事長 1984年6月、京都府生まれ。2008年関西大学文学部卒業後、父親の経営するダンス教室のダンスインストラクターなどを経て、2017年に『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』で作家デビューし、歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞を受賞。22年に『塞翁の楯』で直木賞受賞。大阪府箕面市の書店を21年に事業承継したことをきっかけに書店経営に乗り出し、24年4月に東京・神田神保町で3店舗目となる「ほんまる」をシェア型書店としてオープン。読書活動を広げようと23年、一般社団法人ホンミライを設立し理事長に就任。

 2022年に直木賞を受賞した人気作家ながら、書店経営をはじめ出版界全体の改革を実践する今村翔吾さん。情熱の源は未来に多彩な出版文化を届けようとする強い意志だ。(聞き手=北條一浩・編集部)

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── 「本の街」として知られる東京・神田神保町で、2024年4月にシェア型書店「ほんまる」をオープンしました。一般の読書家はむろん作家や出版社など多彩な「棚主」が仕入れた、本格的な文学から世に埋もれる希少本など個性ある新刊・中古本を並べて販売していて、中には自作の本を販売する人もいます。棚がジャンルで分かれている従来型の書店とは違う刺激をお客さんに与えていますね。

今村 「ほんまる」のロゴや店舗デザインはクリエーティブディレクターの佐藤可士和さんにお願いしました。ビルの1階と地下1階の計16坪(約53平方メートル)の店内には364の棚があり、一つの棚の高さは30.5センチ、奥行き27.5センチ、幅は場所によって異なりますが44~55センチ。棚の場所によって4850~9350円の7プランの賃料を設定しています。販売手数料として1冊当たり売り上げの5%をいただく仕組みです。

── なぜ「シ…



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