本書の内容

『台湾漫遊鉄道のふたり』で日本のみならず世界で多くの読者を魅了した楊双子。小説に次々と登場する台中の美食が気になっていた読者も多いはず。満を持して、楊双子による台中の屋台グルメエッセイが登場。

「オールド台中」を体現する老舗屋台を厳選し、台中らしい食、台中ならではの食を紹介する。
もちろん楊双子の筆にかかれば、単なるグルメガイドでは終わらない。老舗の諸説ある歴史を探り、料理が誕生した背景を検証し、台中の歴史や文化までを浮かび上がらせる。

台中で生まれ育ち、台中を愛する著者が悩みに悩んで選んだ20軒。
・台中のソウルフードかんすい麵
・強盗してでも食べたいおにぎり
・チリソースを注入する焼き肉まん
・正体不明のフライドチキン
・焼きそばなのに和える「台中焼きそば」
・伝統を守るかき氷か、迷うほどトッピングが選べるかき氷か
・坂神本舗の「長崎カステラ」
・店の名前すらない屋台の絶品ベビーカステラ、
・台中屋台の定番パパイヤミルクとトースト、などなど

カラーイラスト入り、巻末には食べ歩きMAPも。
読んでいる最中から今すぐ台中へ飛び存分に食べ歩きたくなる、特上の食エッセイ。

目次

はじめに
1 合作街の煮込み麵 ── かんすいの味が好き嫌いを二分する煮込み麵
2 異香齋 ── 100年続く味を街角で守り続ける台湾伝統菓子
3 天天饅頭 ── サクサク甘い揚げ小豆饅頭
4 坂神本舗長崎カステラ ── 台湾で最も美味しい長崎カステラ
5 陳家の牛乳大王 ── 台中屋台の定番、パパイヤミルクとトーストの軽食セット
6 アドゥおじさんの冷凍芋 ── 滑らかで甘くしっかりとした食感の冷凍芋
7 翁記バブルティー広場 ── 楽しく集うのにうってつけのドリンクとおつまみの店
8 胖子鶏丁 ── 揚げたてカリカリ、この上ない美味しさのフライドチキン
9 一中街商店街のバカ麵 ── 黒酢醤油味の乾麵はシンプルで飽きない美味しさ
10 偈亭キムチ鍋 ── 真心込めた手作り一人鍋とバブルティー
11 一中豊仁かき氷 ── 一年中人気がある金時豆、ミルクアイス、梅シロップのかき氷
12 日日利海賊おにぎり ── 強盗してでも食べたい卵とポークのもち米おにぎり
13 李海魯肉飯 ── 台湾屋台を牽引し続けてきた「肉臊飯」と「炕肉飯」
14 正苑茗茶 懐かしのアルミ袋入りドリンク ── モダンでレトロなアルミパック飲料
15 科博館の焼き肉まん ── チリソースで食べる焼き肉まん
16 郭氷 ── 体の内側から涼しくなるトッピング豊富な伝統的かき氷
17 向上市場前 名無しのベビーカステラ屋台 ── 砂糖、卵、小麦それぞれの風味が際立つベビーカステラ
18 アリランミニ火鍋 ── 文化の融合で誕生し広まった石鍋料理
19 松兄貴の和え麵 ── 「台中焼きそば」と呼ばれる和え麵
20 宇宙のアイスティー ── 壮大な宇宙への憧れを胸に、伝統の味を守り続ける懐かしの紅茶
オールド台中食べ歩きMAP
訳者あとがき

本書のサンプル

オールド台中食べ歩き 歴史小説家が案内する老舗屋台の味 サンプル画像①
オールド台中食べ歩き 歴史小説家が案内する老舗屋台の味 サンプル画像②
オールド台中食べ歩き 歴史小説家が案内する老舗屋台の味 サンプル画像③
オールド台中食べ歩き 歴史小説家が案内する老舗屋台の味 サンプル画像④
オールド台中食べ歩き 歴史小説家が案内する老舗屋台の味 サンプル画像⑤
オールド台中食べ歩き 歴史小説家が案内する老舗屋台の味 サンプル画像⑥
オールド台中食べ歩き 歴史小説家が案内する老舗屋台の味 サンプル画像⑦
オールド台中食べ歩き 歴史小説家が案内する老舗屋台の味 サンプル画像⑧

著者紹介

楊双子 著
1984年生まれ。台中市烏日出身。小説家。本名は楊若慈、楊双子は双子の姉・楊若暉との共同ペンネーム。食べることを愛し、火鍋奉行であり、サブカルチャーと大衆文学の研究家。『台湾漫遊鉄道のふたり』(中央公論社、三浦裕子訳)が複数の言語で翻訳出版され、第10回日本翻訳大賞、全米図書賞翻訳文学部門(英語版)などを受賞。主な小説に『四維街一号に暮らす五人』(中央公論社、三浦裕子訳)、『花開少女華麗島』『花開時節』(未邦訳)、エッセイに『我家住在張日興隔壁』(未邦訳)、漫画原作に『綺譚花物語』(サウザンブックス社、星期一回収日著、黒木夏兒 訳)などがある。

木内貴子 訳
東京生まれ。国立臺灣師範大学国語教学センター、中国北京・対外経済貿易大学、中国上海・上海戯劇学院への語学留学を経て、執筆および翻訳業を開始。主な訳作は魏徳聖『海角七号 君想う、国境の南』(共訳、徳間書店)、呉暁楽『子供はあなたの所有物じゃない』(光文社)ほか。

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