【地域未来派】砺波のバンド「くまの音楽堂」代表 熊野皓太さん(38) 職場仲間と 歌で元気

くまの音楽堂代表の熊野皓太さん(右)と、弟の隼太さん(中)、今江庸仁さん=砺波市三島町で

 砺波市内の認定こども園や学校、福祉施設に歌と演奏を届ける音楽バンド「くまの音楽堂」。代表の熊野皓太さん(38)、弟の隼太(はやた)さん(37)の兄弟デュオとアコースティックギターの今江庸仁(つねひと)さん(63)の3人が『砺波を歌で明るく元気よく』をコンセプトに音楽活動を続けている。熊野皓太さんに思いを聞いた。(聞き手・武田寛史)

 −結成のきっかけは。

 砺波チューリップ公園で開かれた「チューリップタワーで歌うカラオケ選手権」に弟と出場して優勝し、活動を勧められたのが最初。自分の結婚式で弾いてくれた今江さんのギターに感動して3人でやろうと決めて2014年に結成。「音楽堂」は夏野修市長が名付け親だった。

 −3人とも同じ職場。

 創業65年以上の家業「くまの洗濯堂」(同市三島町)で、私が染み抜き、弟は営業兼受け付け、今江さんはプレス担当。仕事が終わった後、3人で練習している。

 −音楽の経験は。

 出町小学校管楽器クラブでアルトホルンが最初。高岡商業高校時代は吹奏楽部長で、マーチングバンドを希望して北海道の大学へ進学したが、部員減で活動できずマイナス20度の地で挫折感を味わった。太平洋に向かって1人でホルンを吹くつらい時もあったが、市民バンドに入り、卒業までにコンクール出場までやり切った。

 −卒業後は。

 札幌市のクリーニング店で営業職を2年間経験、滋賀県の染み抜き流派「不入流(いらずりゅう)」で修業して故郷に戻った。故郷に帰ってきて本当に地域の温かさや家族の愛情をかみしめた。

 −音楽活動は。

 持ち歌はオリジナル曲も含めて50曲ぐらい。約20分間の訪問で5〜6曲を披露している。0〜100歳ぐらいまでの幅広い世代の前で歌っている。食品スーパーで流れている「となベジプロジェクト」のテーマ曲「レッツ!となベジ!」、「砺波市民の歌」、砺波紹介ソング「とんとんとなみ、みーつけた!」を全市民が知ってもらえるように歌い広めたい。笑顔で手拍子をしてくれたり、一緒に歌ってくれたりするのがバンド冥利(みょうり)に尽きますね。

 −地域活動も。

 砺波市中心市街地創造研究会長を任され、砺波の資源を活用し、砺波を知って、砺波が好きになる取り組みをしたい。砺波商工会議所青年部の次年度会長として60周年記念事業もある。活動に共通しているのは地域、仲間、家族、みんなのために動きたいという気持ち。温かく迎えてくれたふるさとへの恩返しと思っている。

 くまの・こうた 1987年生まれ。くまの音楽堂は昨年3月に10周年記念コンサートを開催、10月に砺波市功労者表彰で地域づくり奨励賞を受賞した。FMとなみでラジオ番組「音楽堂レディオ」を放送中。くまの洗濯堂では専務取締役で不入流師範。妻、小学生の長男と長女の4人で暮らす。砺波市三島町在住。

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