Googleは、テレビに話しかけることにもっと慣れてほしいと考えているようだ。同社はAI「Gemini」を「Google TV」対応デバイスにさらに組み込み、「Nano Banana」と「Veo 3」モデルを使って写真や動画をAIで生成・編集できる機能も追加する。

 Googleは米国時間1月5日、世界最大のコンシューマー向けテクノロジー展示会であるCES 2026でこうした取り組みを発表した。ラスベガスの会場には米CNETの取材班も入り、人型ロボットや、チャットボットに代わる新技術、空飛ぶクルマの進捗(しんちょく)など、最新トレンドと未来的テクノロジーを幅広く取材している。

 Googleは2025年秋、まずテレビ視聴の体験にGeminiを統合しており、今回のアップデートでAIの使い道がさらに広がる。スマホやノートPCと同じ感覚でGeminiと会話できるようになり、画面下部に表示される星形アイコンから簡単にAIを起動できる。

 Geminiに次に見るコンテンツのおすすめを聞いたり、画面の明るさや音量を調整してもらったり、「Googleフォト」に保存した写真を表示させたりもできる。Geminiはチャットボットのように質問に答えるほか、「YouTube」の関連動画へのリンクも提示する。

 さらに、より詳しく調べられるよう追加の検索キーワードも提案する。いつものGeminiをより大きな画面で使っているような感覚だ。

 Googleは2025年にメディア生成AIへ大きく投資しており、画像・動画向けのフラッグシップAIモデルであるNano BananaとVeo 3は、ファンに驚きをもって迎えられた。Veo 3は、映像と音声を同期して生成できる初の本格モデルであり、Nano Banana Proは実写と見分けがつかないレベルの画像を編集・生成することに長けている。GoogleはこうしたモデルをGoogleフォトなど自社サービスに組み込んできたが、いよいよテレビもその対象となる。

 対応するテレビでは、Googleフォトアカウントから写真を呼び出し、大きなテレビ画面上で合成できる。スマホのGoogleフォトアプリで画像を加工したことがあるなら、なじみのある使い勝手だ。写真に油絵風やアールデコ調といった別のテイストを与え、編集済みの画像をGoogleフォトに保存できる。

 テレビ上で一からAI画像や動画を生成することも可能だ。QRコードを読み取ってスマホから参照用の写真をアップロードし、テレビに向かって音声でプロンプトを話せばよい。大画面で作業できるのを歓迎する人もいるだろうが、最も典型的な使い方は、子どもを楽しませたい親やパーティーの場など、みんなでわいわいクリエイティブ遊びをするときかもしれない。スマホやノートPCの小さな画面に人が群がる必要がなくなるからだ。

 こうしたGeminiのAI機能は、「Android TV OS 14」以降を搭載するテレビで利用でき、生成回数には上限が設けられる。新機能はまずTCL製の一部デバイスで提供され、今後数カ月かけてGoogleの他の対応デバイスへと順次展開される。

この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。

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