英国で「ジャンクフード」広告規制開始 昼間のTVとネット対象

ハンバーガーとフライドポテト、清涼飲料水(2022年6月12日撮影、資料写真)。(c)Kirill KUDRYAVTSEV/AFP

【AFP=時事】英国では5日から、いわゆる「ジャンクフード」の広告を昼間のテレビやオンラインで表示することが禁止される。英政府は「世界をリードする行動」として、子どもの肥満対策に取り組むとしている。

禁止の対象となるのは、脂肪、塩分、糖分が高い製品の広告だ。保健省によると、この取り組みを通じて、子どもの食事から年間最大72億キロカロリーの削減を目指す。

テレビ広告は午後9時前までが規制対象で、オンライン広告は終日禁止される。同省は、この規制により、肥満の子どもが2万人減る他、健康面においては約20億ポンド(約4200億円)相当の利益をもたらすとしている。

英国ではすでに、ミルクセーキやテイクアウト用コーヒー、甘味料入りヨーグルト飲料など、包装済みの商品に対する砂糖税の強化が行われている。

政府は、こうした広告が子どもたちの「何を、いつ食べるか」という判断に影響を与え、幼少期からの嗜好(しこう)を形成して、肥満や関連疾患のリスクを高めると主張している。

政府によると、イングランドでは初等教育を始める子どもの22%(通常5歳前後)が過体重または肥満であり、中等教育に進む11歳ごろには、その割合が3分の1以上に増加しているという。

アシュリー・ダルトン保健相は「午後9時前のジャンクフード広告を制限し、オンラインでの有料広告を禁止することで、不健康な食品への過剰な接触を減らすことができる」と指摘。

国が資金提供する国民保健サービスは、病気の治療だけでなく予防にも焦点を当てる戦略の一環であり、「人々がより健康的な生活を送れるようにする」ためのものだと付け加えた。
【翻訳編集】AFPBB News

Write A Comment

Pin