二・二八事件の渦中で何が起きたのか…弁護士・湯徳章の真実/映画『湯徳章—私は誰なのか—』予告編

日本統治時代の台湾に生まれ、戦後に起きた二・二八事件の渦中で多くの市民を救った弁護士・湯徳章(トゥン・テッチョン)。その人物像を追求するドキュメンタリー映画『湯徳章―私は誰なのか―(原題:尋找湯德章)』予告編が解禁!

本作は、2016年に日本で公開された『湾生回家』の監督の黄銘正(ホァン・ミンチェン)監督が、連楨惠(リェン・チェンフイ)とともに、共同監督として5年の歳月をかけて制作した最新作。

今回、解禁された予告編では、社会的な背景のもとで語り継がれることのなかった湯徳章(トゥン・テッチョン)が生きた時間軸を、彼と関わりのあった人々の証言や記録をもとに、静かに浮かび上がらせていく模様が垣間見える映像が完成した。

【湯徳章(トゥン・テッチョン)とは】
1907年、日本人の父と台湾人の母のもとに生まれた。警察官として社会に身を置くが、その後、日本にわたって司法を学び弁護士資格を取得。台南に戻り、弁護士として人々のため尽力した。1947年、二二八事件が勃発し、湯徳章は身を挺して混乱の収拾に尽力し多くの市民を守ったが、軍に逮捕され拷問を受け、町中を引き回されたうえで台南市の中心部にある民生緑園(現・湯徳章記念公園)で公開処刑された。40歳という若さであった。

【物語】
1947年3月13日、今では整備されたロータリーの中心にある公園で一人の男が処刑された。彼が生まれたのは1907年、台湾が日本の植民地であった頃。先住者と日本からの移住者との間に発生する摩擦のなかで、「台湾人」というアイデンティティが形成された時代でもあった。日本の敗戦後、ほどなくして台湾は中華民国政府の統治下に置かれるが、国民党政権の抑圧や腐敗に、台湾の民衆は不満と怒りを募らせていく。その衝突をきっかけに「二二八事件」が起こり、以降、長きにわたる言論弾圧と戒厳令が敷かれる。事件にまつわる人や物事を語ることは禁じられ、台湾の記憶の奥に静かに封じられていった。台南には、湯徳章の名を冠した旧居や道路が残されているが、多くの台湾人、さらには台南の地元住民でさえ、彼の人物像を知る者は少ない。映画は彼の足跡をたどる旅に観客を導いていく。息子(養子)や姪、果物屋の店主、ジャーナリスト、歴史家、作家、当時の新聞記事…。彼と関わりのあった人々の証言や記録を紐解きながら湯徳章の人物像、そして彼が歩んだ人生の輪郭を少しずつ浮かび上がらせていく。台湾の未来を切り開こうとしながらも、その志を果たす前に命を奪われた彼の想いとは。これは、湯徳章のアイデンティティを探求する物語だけではない、台湾の記憶をたどる物語。

『湯徳章—私は誰なのか—』は2026年2月28日公開

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#尋找湯德章#二二八事件#ドキュメンタリー

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