2026年1月3日

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鑑賞方法:映画館

映画鑑賞 感想【Ryuichi Sakamoto: Diaries】
坂本龍一が病を宣告されてからの直筆の日記と共に、その姿や、音楽と向き合う姿を撮影したドキュメンタリー映画。ナレーターは、ダンサー田中泯。
NHKのドキュメンタリーを再編集した映画のこと。YMOメンバーや、懐かしの映像、関係者の証言と、
坂本龍一の音楽が交錯する神聖な気持ちと空間を、
肌で、鼓膜で、ダイレクトに感じられる作品だ。
教授と呼ばれるほどの本の虫である坂本龍一は、
常に自分で考え、感じたことを表現する音楽家であり、戦争、環境、震災など、幅広い社会問題にも音楽の力を持って常に躍動する世界に影響力をあたえた活動家のひとりでもある。
そんな偉大な彼も、ひとりの人間の生き方や、存在意義に悩み、病に負けないように色々ともがく日々の姿は、等身大の人間そのもの。
髪を掻き上げる懐かしい仕草、笑顔とあの語り口、
短文にもかかわらず、凝縮された逞しさを感じる文章力。繊細な音楽を生み出すその手は時に力強く、時に弱々しく、映画を観ている中でもその形がいくようにも変容していくのが印象的であった。
庭に置いたピアノも実験的な音楽が好きだった彼の探究心から生み出された芸術と言えるだろう。
戦場に響くバイオリン、オーケストラを見ている彼の表情には、胸打たれた。
暗いテーマと思いきや、見終わった後、神聖な気持ちに心が蘇る。
坂本龍一好きは必見の作品。坂本龍一氏が音楽監修した109シネマズプレミアム新宿で鑑賞。
彼の魂を体感できて嬉しかった。

松たけ子

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Ryuichi Sakamoto: Diaries

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