
上田晋也
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来年3月に終了するTBSの情報番組「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)の後番組の司会に、お笑いコンビ「くりぃむしちゅー」の上田晋也(55)が起用されることが26日、分かった。スポニチ本紙の取材では、タイトルは「サンデークエスチョン(仮)」。番組内容は幅広いジャンルを取り上げ、ニュース初心者のタレントらの疑問を専門家たちにぶつけていく形式で調整されている。
現在、個人とコンビ合わせ約10本のレギュラーを抱え、その全てで司会、もしくは司会に準ずる役割をこなしている上田。安定感とその場を明るくする仕切りで、昨年から2年連続で日本テレビの大型特番「24時間テレビ」の総合司会も務めている。TBS関係者は「博識で場を盛り上げられる上田さんは情報番組の司会にはうってつけ」と太鼓判を押す。
バラエティー、スポーツ番組の印象が強いが、2012年には同局の選挙特番に出演。関係者は「政治などにも強く興味を持っていると聞いており、一見硬い内容も視聴者に分かりやすく伝えてくれると思います」と信頼を寄せている。最近では企画、監督、出演の三役で縦型ショートバラエティーコンテンツにも初挑戦するなど、活動の幅をより広げている。
TBSの日曜朝は「サンデーモーニング」「サンデージャポン」が放送されている。別の同局関係者は「2番組の視聴率は好調だが、最近は『アッコに…』で数字が落ちる傾向があった」と話し、上田はその歯止めを託される形だ。また「新番組のタイトルにも前の2番組と同じ“サンデー”を入れることでブランディング化して、前の2番組からの良い流れを逃さない狙いもあるのでは」とも指摘した。
テレビ局は若い世代の視聴を重視することが増加。同局でも4~59歳の視聴率を指標としており、同関係者は「同世代の進行も視聴率向上につながれば」と語った。今年40周年を迎えた長寿番組の後番組だけに注目度が高まる。まさに“上田におまかせ”となりそうだ。
同局は「番組の編成・制作過程については従来お答えしておりません」としている。
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