ついに、いよいよ、年末です。
気持ちがくじけて甘いもの食べちゃったり、ちょっとお休み、と読みだした漫画で中断しちゃったりしつつ、大掃除がどうにか終わって、
お雑煮の仕込みくらいしなきゃいけないけど、その前に、まだ空いている書店さんに駆け込まねば。お正月用の本を買わないと、新しい年が迎えられない――。
って毎年やってますが、いざお店に入ると、何を買ったらいいかわからないことってないですか? 無意味にぐるぐるして、疲れ果てて手ぶらで家に帰っちゃったことのあるひとは手を挙げなさい(…ハーイ)。
そんなわたくしとみなさんのために、本日は角川文庫編集部が、
「確実に読むのに時間がかかって、しかも本当に、絶対に、むちゃくちゃに、面白い」
本を紹介してくれました。
けっこう歯ごたえあるけど、登り甲斐のあるセブンサミッツ。
頂上で、いや登りながらでも迎える新しい年の日の出は、きっと最高です。

※本記事は2024年12月30日に「カドブン」note出張所に掲載した記事を再編集・再掲載したものです。

冬休みの今なら読める! 重厚濃厚面白さ抜群本! 角川文庫・7つの鈍器(ハンマー)

奥泉光『グランド・ミステリー』

カオス、ロマンス、そして謎!――今こそ読まれるべき記念碑的傑作!!

昭和16年12月、真珠湾攻撃の直後、空母「蒼龍」に着艦したパイロット榊原大尉が不可解な死を遂げた。彼の友人である加多瀬大尉は、未亡人となった志津子の依頼を受け、榊原の死の真相を追い始めるが――。

(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/321211000016/

古川日出男『アラビアの夜の種族 I~III』

日本推理作家協会賞&日本SF大賞受賞のレジェンド級大作。

聖遷暦一二一三年、偽りの平穏に満ちたカイロ。訪れる者を幻惑するイスラムの地に、迫り来るナポレオン艦隊。対抗する術計はただ一つ、極上の献上品「災厄の書」。それは大いなる陰謀のはじまりだった。

(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/200412000064/

佐藤亜紀『黄金列車』

戦場をゆく黄金列車の運命は? 命がけの戦いを描く著者の新たな傑作!

ハンガリー王国大蔵省の職員・バログは、現場担当としてユダヤ人の資産を保護・退避させるべく「黄金列車」に乗り込む。財宝を狙い近づいてくる悪党らを相手に、文官の論理と交渉術で渡り合っていくが――。

(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ 
https://www.kadokawa.co.jp/product/322010000450/

綾辻行人『霧越邸殺人事件<完全改訂版> 上下』

美と知的興奮の奔流に飛び込もう!<館>シリーズ、『Another』の綾辻行人、もうひとつの代表作。

信州の山中に建つ謎の洋館「霧越邸」。訪れた劇団「暗色天幕」の一行を迎える怪しい住人たち。邸内で発生する不可思議な現象の数々…。閉ざされた“吹雪の山荘”でやがて、美しき連続殺人劇の幕が上がる!

(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
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https://www.kadokawa.co.jp/product/321208000020/

上田早夕里『リラと戦禍の風』

少女を救えるのは「魔物」だけ。第一次世界大戦を物語の魔力で描き切る!

第一次世界大戦下、両親を亡くしたポーランド人の少女リラは、不死の魔物である「伯爵」と館で暮らしていた。護衛のドイツ人兵士イェルクと共に、ヨーロッパ中で起こる悲劇を目の当たりにした彼女は、伯爵の力を借りて祖国を助ける計画を立てる。一方、イェルクもまた人類を救うため、大きな決断をする――。
なぜ人は争いを繰り返し、生きるのか。愚かで愛おしい人類の歴史と業を描き切る、重量級エンターテインメント長編。

(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら   ⇒   https://www.kadokawa.co.jp/product/322112000455/

重松清『疾走 上下』

苛酷な運命を背に、現代を疾駆した14歳の旅路を描く衝撃作。

孤独、祈り、暴力、セックス、殺人。誰か一緒に生きてください――。人とつながりたいと、ただそれだけを胸に煉獄の道のりを懸命に走りつづけた十五歳の少年のあまりにも苛烈な運命と軌跡。衝撃的な黙示録。

(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら   ⇒   https://www.kadokawa.co.jp/product/200412000060/

京極夏彦『後巷説百物語』

第130回直木賞受賞作。妖怪時代小説の金字塔!

文明開化の音がする明治十年。一等巡査の矢作らは、ある伝説の真偽を確かめるべく隠居老人・一白翁を訪ねた。翁は静かに、今は亡き者どもの話を語り始める。

(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
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https://www.kadokawa.co.jp/product/200702000126/

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