【全話フル|日本語字】凶作の年、夫が飢えて死んだ後、彼女は家から追い出された。しかし運良く三匹の幸運な子宝を拾い、子どもを育てることで凶作の年に財を成し、周囲の人間を見返した#minidrama

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💓 ときめき、切なさ、すれ違い、秘密の関係…。
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🏫 学園、💼 オフィス、💔 片想い、😢 別れ、そして✨ 再会。
あなたの心にそっと寄り添う“小さな恋の物語”をお届けします。

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あらま 金よこせ あらま 金よこせ ハハハ 金だ 金持ちだ 酒買え酒買え酒買え ハハハ 返せ これはズーイーの弔慰金よ とっとと失せろ 姉さん 今や兄貴は餓死したわ 私たちも分家すべきだわ なぜ居座るの ズーイーがいた時は あなたたち何も言わなかったわね 分家のこと あなたたちは彼のものを食べ彼のものを飲んだわ 家の仕事は全部私がやったわ あなたたちは人間なの ふん 誰が人間じゃないって言うの 今は飢饉よ この土地では 一年中作物が育たないの 私たちみんな 暮らしは楽じゃないわ 今 私が家の柱よ 家 お金 食料 全部私のものよ そうよ 何するの 返せ 離せ 何をするの出て行け こいつはもうリュウ家の人間じゃない まだ喪服を着ているわ 剥ぎ取れ ハハハハハ剥ぎ取れ 死ぬまで徹底的に剥ぎ取れ 剥ぎ取れ 剥ぎ取れ 死ぬまで徹底的に剥ぎ取れ 起きろ 放せ出て行け 出て行け やめて出て行くな 坊や うちには食料があまりない 父さんはもうお前を養えない 生き残れるかどうかは お前の運次第だ バカね私は福の神の生まれ変わりよ 私を捨てるなんて あなたたちこそ生きていけないわよ どうしようまだ小さいのに どうやって生きていけばいいの お腹空いたわ 誰か私を養ってくれたら 一生裕福にしてあげるわ なんてことだ こんな小さな子を 誰がここに捨てたの おばさん 私を養いに来てくれたの だめよ リン・フイユン あなた自分さえ養えないのに ましてや こんな小さな子供なんて おばさん私を養って 聞こえない聞こえない 聞こえない聞こえない聞こえない 泣き疲れたから少し休もう 体力を温存しなきゃ どうして本当に声がしないの 何かあったんじゃないの あらま まあいいわ 一日生きられれば御の字よ どうせ 最悪私とこの子とで 一緒に餓死するだけ これからね あなたをバオニーと名付けましょう ええ 私のリン・フイユンの娘よ でも私たち二人いつまで生きられるかしら 運次第ね 安心して母さん 私がいるから 私たち餓死しないわ 行くわよ あらま お母さんがあなたを連れて 実家に戻るわ 行くわよ あれ 何これ アヒルの卵 キジだ キジだ アヒルの卵もキジもあるわ バオニー 私たち親子はもう餓死しないわ アヒルの卵本当に美味しい うん本当に美味しい うん ふふふ あらま この部屋は 両親が亡くなってから 二度と戻ってこなかったわ 幸い片付ければまだ使えるわね ね よし大成功 この家ようやくきれいになったわ うん 食いしん坊さん またお腹空いたの 待っててね お母さんがお粥を作ってあげるわ ああ うーん 追い出された時は 何もなかったのに 今 もし少しでも銀貨があったら 粟が買えるのに 銀貨よ なんと2両もあるわ これなら食料が20斤も買える あなたを拾ってから お母さんは焼き鳥を食べたり 銀貨を拾ったり バオニー あなたってまさにお母さんの小さな福の神だわ 当然よ 私は小さな福の神だから このあたしについてくれば 何でも手に入るわ 待っててね 明日お母さんがあなたに食べ物を買いに連れて行ってあげる 店主さん 粟を20斤ください はいよ 今すぐ計って差し上げますね 店主さん お金返せ 店主さん お金返せ 何のお金もない ないわ出て行け あんたの店で 一ヶ月以上働いたんだ 大きな袋を200個も運んだ なんで給料払わないんだ かわいそう お母さんお母さん あの人を助けてあげよう お前が仕事が雑だからだ ほら穀物がこぼれている どんな賃金がいるんだ 悪い店主さん 最悪だわ もし私が呪いの言葉を言えたら 彼を必ず ひどい目に遭わせてやるのに 他の人が売る時も 米をこぼしたじゃないか なぜ何も言わない あんたはただ金を払いたくないだけだ このご時世 どこもかしこも飢饉だ 食べ物を与えてやっただけでも ありがたいと思え まだ賃金が欲しいのか とっとと失せろ 商売の邪魔をするな あんたに勝負する おいおい おいおい 反抗する気か そいつを捕まえろ おいお前たち 坊や よくも私にぶつかったな 今日という今日はお前に教えてやる 強さというものを やめて 彼はまだ子供よ よくそんなことができるわね そうよ 悪いことをしすぎると 罰が当たるわよ 子供だろうが何だろうが関係ない この坊やが俺の店を めちゃくちゃにしたんだ いくらですか 彼に代わって私が払います 金額を言ってください 彼に代わって2両払え 一文たりともまからないぞ 2両だって 払わないなら役人に訴えるぞ おばさん 僕のことはいいから 今日はこの悪徳店主を 懲らしめずにはいられない 最悪 彼と一緒に死んでやる おいおい 坊や 反抗する気か やめてやめて 私が払う 私が払うからいいじゃないか 彼に代わって私が払うわ またのご来店をお待ちしております 私のお金が リン・フイユン お人好しなんだから 大丈夫よ お母さん 良い行いには良い報いがあるわ 山へ行こう 私があなたに作ってあげるわ たくさんのたくさんのお肉を もういいわこうなった以上 成り行きに任せましょう お母さん 誰か私たちをつけているわ 出てきなさい 恩人さん 家に帰らないで 私についてきてどうするの もうどこにも行く場所がない 私に優しくしてくれるのはあなただけ 両親は飢え死にした だから穀物店の主人の後を追った 食料を運ぶ 彼は私にお金もくれなかった それに私を殴った もういいもういい 良いことは最後までやり遂げる 坊や 私と一緒に来るかい はい お母様があなたを受け入れたのなら 仕方なく認めてあげる あなたが私のお兄さんだと これからは私が守ってあげるから あなたもおいしいものをたくさん食べられるよ 私、力持ちだよ 何でもできる はいはい、もういいよ 叩かないで そんなことしていると また体を壊してしまうよ いいかい これからは 私のリン・ホイユンの息子だ 追い出したりはしない イノシシが来た早く逃げて 母さん、見てて これはこれは このイノシシ、あなたが仕留めたの そうだよ、母さん 今夜は 肉が食べられるね 食べよう 今夜は お母さんがみんなにご馳走を作るよ あなたっていう子は まさか 細い腕と足をしてるのに こんなに力があるなんて これなら 豊作の時には 何頭もの牛に匹敵する働きをするね はは 昔は家で 畑を耕していたんだ ばかな子だね、さあ お母さんが肉を調理してあげるよ 今夜は 蒜泥白肉を作るよ 残りは干して吊るしておけば 半年以上も食べられるね 私も肉が食べたい よし ははははははは お化けじゃないよね まさか誰かがいたずらしているんだろう 早く出てきなさい はははははは お化けじゃないよね まさか 誰 誰がいたずらしてるの 出てきて 私 お腹が空いたよ 飢え死にするのはとても辛い 食べ物を置いていけ お化け 母さん、あの子はお化けじゃない 僕、見たよ あの子、木の上にいた 怖がるな この世に お化けなんているはずない きっと誰かがいたずらしてるだけだ でも だけど もうごまかすな 出てこい 食べ物を置いていけ さもないと夜にお前たちを捜しに行くぞ お前たちの指を食べてやる お化け あの子 あの子、本当にお化けだよ 母さん だったら イノシシは置いていこうよ イノシシを置いていくって もしイノシシを置いていったら 私たち、また飢え死にするじゃないか ああ 確かにそうだね お前 食べ物を寄越さないなら 犬の糞を踏む呪いをかけてやる ふん お前こそ犬の糞を踏め 私がいる限り 母さんと兄さんが どうにかなるはずない なんて幼稚なんだ きっと子供だ 勘弁してくれ こんな山奥に どこに犬の糞があるんだ 行こう ああ 危ない ああ 女の子じゃないか うん やはり人間だと言っただろう さっき全部見てたよ 泣いちゃだめ 我慢して あっちへ行けあなたがいなければ 私も落ちなかったのに この子、夜中に森に入ったら きっと何かあるよ 待ちなさい 人を脅しておいて逃げようとするのか 夜中に寝ないで こんな森に来て お化けの真似をして ゆすりたかりまで 言ってみなさい どうやって罰したらいいか お前の両親を呼んでこい そうだ あの子の両親を呼んでこい お尻を叩いてやる おばさん、ごめんなさい 私 私には家がないの みんな私を疫病神って呼んで 私を追い出したの 三日もご飯を食べてない ただ人を脅かして 少し食べ物が欲しかっただけ 早く起きなさい あなたの名前は何ていうの みんな私を可愛い子って呼ぶの 私、名前がない いいわ 豚肉があるから 何人か増やしても怖くない 坊や 私と一緒に来るかい 本当 うん これからはね あなたは私の リン・ホイユンの娘だ あなたの名前は シーメイ 母さんは本当にいい人だ また子供を二人も拾って もういいもういい 私がいるんだから みんな飢え死になんてさせない 母さん 僕も名前が欲しい あなたなら ズアンズアン よし さあ 家に帰ろう みんなで家に帰ろう 肉の匂いがする 本当にそうだ さあ 中に入って見てみよう うん 肉が来たぞ いい匂い あなたたちはみんな 私の子ではないけれど 今日からは 私たちは家族だ 母さんがみんなを守るからね 今夜は 好きなだけ食べて さあ、箸を取って さあ やはり肉の匂いだ こんなボロボロの家に まさか肉の匂いがするとは 本当にそうだ リン・ホイユン リン・ホイユン リュウ・ツーゲン 何しに来た 私たちはもう別れただろ 出て行け ふん もし私が肉の匂いを嗅がなかったら お前が肉を こんなボロ屋に隠しているなんて知らなかっただろう 肉を寄越せ 豚肉はそこにある これは私たちが狩りで 獲った豚肉だ どうしてあなたにあげなきゃいけないの へえ お前たちのものってどういうことだ お前ら数人が 弱くて 役立たずで 全部合わせても イノシシの餌にもならないだろう 教えてやる この肉は うちの祖根が仕留めたものだ 祖根が殺ったんだ みんなあっちへ行け そうそう 俺が殺ったんだ お前たちが獲った豚肉だと あいつは一日中食いしん坊で怠け者だ 山への道さえ見つけられないくせに 彼が殺ったはずがない 何だと うちの豚肉を切って 証拠を見せなきゃだめ あんた町へ行かない 肉屋に証拠を要求すれば そ、そ、それは この豚はね 私が裏山で捕まえたもの 証拠はない とっとと失せろ 林慧雲 死にたいの 早くどけて あんたら本当に恥知らずだ 私の豚肉が食べたいんだろ とっとと失せろ さもないと役人に訴えるわよ チッ お前なんかが まだそんなことを まだ役人に訴えるだって よくも私の母さんをいじめたな この可愛い子ちゃん 私が虐めて何が悪い 証拠がないなら嘘つきだ 嘘つきは雷に打たれるぞ 言っとくけど 無駄口は叩くな さもないと お前たち今日一本の雷で 私を打ち殺してみろ できないなら 全員出て行け ざまあみろ 天罰が下ったんだな 祖根 可愛い子ちゃん 何をしたの 彼が自分で嘘をついて天罰が下ったんだ 私には関係ない くだらないこと言うな また嘘をつくなら お前も雷に打たれるぞ 今日帰ったら いつになるか分からない 豚肉が食べられるのは 豚肉を取るくらいで まさか雷に打たれないだろ 祖根 祖根 祖根 彼女が豚肉を奪おうとしてる ああ 痛くて死にそう このガキ なんでそんなに力があるんだ お兄ちゃんすごい 言っておくけど 今日誰にも 私たちの豚肉は持って行かせない 分別があるならとっとと失せろ さもないとすぐに役人に訴えるぞ 林慧雲 この可愛い子ちゃん お前なんかぶっ殺してやる 死ね 死ね 転んだ ああ 喜妹 お前 へへ 可愛い子ちゃん よくも私の母さんをいじめたな 可愛い子ちゃん 放して 放して 林慧雲 お前なんかぶっ殺してやる ああ 宝妮 宝妮 妖怪 お前たち一家はみんな妖怪だ 妖怪 あああああ 妖怪 幽霊だ 家族全員幽霊だ みんな幽霊だ みんな妖怪だ 宝妮 妹も魔法が使えるんだね そりゃそうよ 私って悪いことを良いことに変える ラッキーガールだから 彼女はどこから 魔法を使ったんだろう すごいな 喜妹の能力はあまりにも邪悪すぎる もし知られたら もしかしたら 妖怪として殺されるかもしれない なんとかして 彼女のために隠さないと またお腹が空いた この豚肉は 私たちだけでは食べきれない 家に置いておくと腐りやすいし 他の人に目をつけられるわ いっそ酒楼に持っていって 銀に替えて 隠しておく方が楽だわ もう言っただろ 買わない 持って行け持って行け 店主さん もう一度見てくださいよ うちの豚肉はとても新鮮ですよ そうよ 店主のおじさん 今豚肉はとても貴重なんだから 一斤二十文で売るけど 損はさせないわ いや奥さん 買いたくないわけじゃないんだが 本当に金がないんだよ うちの酒楼を見てみろ 三ヶ月も開店してないんだ どこに金があるんだ 大丈夫だよお母さん 僕たちの豚肉は きっと売れるよ そうだよ母さん 私がすぐに何とかするよ この豚肉一斤いくら 私が買う 私がすぐに何とかするよ この豚肉一斤いくら 私が買う 番頭さん うちの豚肉はとても新鮮ですよ 市場価格で一斤二十文です 二十文 お前の豚肉は なんか変な匂いがする あんたたちは置いたんだろう 三日三晩も食べきれずに ただ安く売りつけに来たんだろ 何を言うのこの 店主さんもう一度見てください うちの豚肉はとても新鮮なんですよ 昨晩殺したばかりなんです もし気に入らないなら 十五文でどうですか いいだろう 十五文で一塊だな 私が買う え 十五文で一塊 そんな値切り方があるもんか こんな大きな豚肉なのに 少なくとも三十斤はあるわよ そんな値切り方をするなら もう売らないわ ふん売らないだと 俺に売る以外に 誰に売れるってんだ 誰に売ろうとあんたには関係ない 彼を気にしないで 豚肉はいかがですか おばさん見ていきませんか 私たちの豚肉 とても新鮮ですよ 買わない買わない 彼に売った方がいいぞ 彼はね この郡で一番大きな酒楼 春来酒楼の番頭さんだぞ 彼には逆らえないぞ お母さん彼の出まかせ聞いちゃだめ 私たちはきっと 豚肉を売れるわ たくさんのお金で はっきり言っておくけど この町全体で うちの酒楼しか お前たちの豚肉を買える店はない 俺に売らないなら 腐りきっても 売れないぞ お母さんよく見てて この豚肉はあんたたちのものだ ええあなたも少しどうですか この豚肉全部もらうわ 百両で足りるかしら 百両 足りない 二百両 十分だ十分だ十分だ 彼に渡して彼に渡して どうぞお気をつけて 百両で売ったってどうなる お前は遅かれ早かれ うちの店にご飯を食べに来るだろう この銀子はね 全部私のものだ 今は飢饉の年だ この百両がいつまで持つか分からない いつまで持ちこたえられるか 他人の顔色をうかがって 金を稼げないくらいなら いっそ自分で 店を借りて商売をする 家族みんなを養うこともできるし 店主さんこの店いくらですか 私が借りる 店主さんこの店いくらですか 私が借りる 本当に欲しいなら 二十両で売ってあげるよ どうだい 二十両 この居酒屋がボロボロに見えても かなり広いんだ 中の家具も全部揃ってるし 全部でたった二十両だよ 損はしないわ 三十両だ 二十両でボロい居酒屋を買うだと お前ら二人の貧乏人が貧乏で頭おかしくなったのか 頭がおかしいのはあんたよ 私のお母様はすごいんだから 二十両なら二十両でいい 私たちがもらうわ 彼に渡して たとえお前らの居酒屋が開店しても 営業できないだろうな 今はどこも飢饉で 難民だらけだ 飲食店に行く金なんかないよ 私に言わせればね 金を持って いい棺桶を一つ作る方がましだ その時餓死して 埋める場所がないなんてことにならないように あんたの口はうんこでも食べたの こんなに臭いって教えてあげるわ この私の料理の腕は あんたの家の料理人なんかよりずっと上よ 三ヶ月以内に あんたの居酒屋を潰してやる 覚悟しておきなさい 行って見てみよう すごくボロボロだね ああ ボロいものは安いのよ でないとどうして 二十両の銀で私たちに売るなんてことある 大丈夫 私たちが片付ければ きっと向かいの居酒屋より良くなるわ でしょ お母さんすごいから きっと向かいより良くなるよ そうよ 私がいるんだから うちの商売は心配いらないわ 僕たちがお母さんのお部屋を片付けるよ よし 私は厨房で食材を準備するわ あなたたちは私を手伝って ここを掃除してちょうだい 働くぞ うん おじさん 中に入って座っていきなよ 僕のお母さんが作った料理はとっても美味しいんだ お兄ちゃんお茶入れて よし いっぱいだ いっぱいだ 春来酒楼開店 三十年大特価 入店で焼刀子がもらえるぞ 私は 向かいで食べる お前らが居酒屋を開くなんて さっさと店を閉めて商売やめろ 我慢して お母さんが人を呪っちゃいけないって言ってた どうしたの お母さんお客さんがみんな 向かいの居酒屋に行っちゃった そうだね 大丈夫 お母さんには方法があるから お母さん作って 僕がいるから きっとうちの商売は繁盛するよ さあさあさあさあさあ 皆さんたくさん食べて飲んでね 何の匂いだ いい香りだ 何の匂い いい香りだ どうやら向かいの居酒屋から 漂ってきたようだ 皆さん早く来てよ 僕のお母さんが作った料理は とっても美味しいんだ 行って見てみよう おい 行くなよ ふん 美味しい美味しい 私この人生で一度も食べたことないわ こんなに美味しい料理は 皆さんゆっくり召し上がって 今日は居酒屋の開店だから 全ての料理が二割引よ よし コストを抜きにしても 今日は全部で稼いだのは 銀貨三両だ 三 三両 林さんですか あなたは 私は春来酒楼の店主 司徒登です 今回来たのはですね あなたを専属で招待しにきたんです 私の店の料理長にと 今回来たのはですね あなたを専属で招待しにきたんです 私の店の料理長にと 前回のことは誤解なんです 今日はわざわざ責任者を呼んで あなたに謝罪させました 林さん以前は私が 偉い人だと知らず失礼しました どうか寛大な心で 今回だけはお許しください 贈り物は受け取っておきます 料理長の話はなしで 早く帰って早く うちの店は歓迎しないわ 春来酒楼の人なんか そんなに急いで断らないでください 林さんよく考えてみてください 今はどこも飢饉で あなたは少しお金を稼いだとはいえ しかし今後この食材が もし供給できなくなったら どうやって稼ぐつもりですか だからもし私の 居酒屋で料理長をしてくれたら 毎月あなたに 銀貨五両を差し上げますがいかがでしょう 銀貨五両で招けるのは 城の大料理人ですよ これを見てもわかるように 私たちの店主が どれほどあなたを高く評価しているか 早く承諾してください 銀貨五両 ううん 行かないわ お前は勧められた酒を飲まずに 罰酒を飲むのか そうよ 何よ 出ていけ出ていけ 壊せ 私のものを壊さないで 壊しちゃだめ 私のお母さんをいじめるなんて 離せ 徹底的にぶち壊せ 明日彼女が営業できないようにしてやれ 親分見ていてください 嫌な悪い奴動かないで 親分見ていてください 嫌な悪い奴動かないで 鬼打壁だ お嬢様お願いですお願い 私が悪かった 私が悪かった お嬢様 もういいわ 喜妹 彼らを止めさせて わかった 止まれ あなたたちさっき テーブルと椅子を壊したわね 賠償金払ってもらうわ なんでだ え わかった お前ら お前ら覚えとけ 待ってろって言うなら待っててやるわ どこまでも付き合ってやる よかった 悪い奴らが追い払われた うん 喜妹すごいね 今日は喜妹のおかげだ よかった 私も役に立てたわ あれ 喜妹はまだ 野菜と塩を買ってきてないの もうすぐ開店するのに 大変だよお母さん 僕たち野菜が買えなくなった 大変だよお母さん 僕たち野菜が買えなくなった 市場を全部回ったけど 誰も私たちに野菜を売ってくれない 昨日まではあったじゃない どうして数日でなくなったの 野菜商人が言ってた 悪い店主が指示を出したって 今後誰かが私たちに 材料を供給したらその者を潰すって あの人どうしてそんなことするの 彼らの居酒屋の料理長にならないってだけなのに 彼らの居酒屋の料理長にならないってだけなのに こんなに 徹底的に追い詰める必要があるの ダメだ 私役人に訴えに行く ああ 行かないで 行っても無駄よ この司徒登の背後には 権力者がついているから それに今は凶作の年で 野菜と肉は元々 希少品なの 彼らはみんな 司徒家の恩恵を受けているから 私たちに売らないのも当然よ どうしようお母さん 主食と野菜がなくなっちゃった 肉料理だけじゃ 私たちも開店できないよ 信じられないわ あの張の肉屋がいなくても 結局毛付きの豚しか食べられないなんてことはない あの司徒登がいなくても うちの居酒屋はまだ 営業できないなんてことはないわ 行こう 山に行って見てくるわ うん もう半日掘ってるのに 何も食べ物が見つからない どうやら私たちの幸運も これで終わりだね キノコが見つかればいいのに 楽勝だよすぐ魔法で キノコをたくさん出すからね 何か食べ物くれよ 毒キノコでもいいから 変だ今何か 飛んでいったような お母さんキノコだよ お母さんキノコだよ キノコだキノコ見つけた 喜妹見てきて キノコだ 変だね あなたが手に持ってるキノコ どうしてこんなに変な形なの さあずっと 土の中にあったからかな みんなこれはジエンショウチンだよ 美味しいから早く掘って 早く さあ お母さんお腹がすごく空いたよ お母さん今日は一日疲れたから まず部屋に戻って休んでくるね 私がスープを作るから あらこれはそのまま食べちゃダメよ お母さんまず部屋に戻って休んでくるね 私がスープを作るから あらこれはそのまま食べちゃダメよ これって普通のキノコじゃない なんで食べられないの 言ったでしょ これはジエンショウチンって言って 生で食べると中毒するのよ 苦労して掘ったのに 全部毒のジエンショウチンだったのか ダメだ酒楼でこれを 売るわけにはいかない 死人が出たら打ち首になるぞ これ食べられないのに なんで掘ったんだ 食べられるわよ でも油でしっかり炒めないとダメなの みんなに教えてあげるね これをちゃんと調理したらね 肉よりも美味しいのよ じゃあ試してみようよ よしお母さんが準備するよ 今この県で営業してる酒楼は 春来酒楼だけだ まさかあの女が 春来酒楼と取引したとでも くそ何で あいつだけこんなに運がいいんだ こんなにキノコがあるのに 私に隠れて独り占めするつもりか夢にも思え こんなにキノコがあるのに 私に隠れて独り占めするつもりか 夢にも思え 熱い死んじゃう 何食ってるんだ ああああ キノコ炒め くれよ ダメダメ こっちによこせ 離せ ダメダメ おいおいおい あっ 離せ キノコ炒め 一口残しておいてくれ てめえは出ていけ 旦那衆はまだ食ってないぞ お前さんみたいな女が口を出すな キノコ炒めキノコ炒め 一口残しといてくれない 全部食べないでよ あああああ 覚えておいてね ジエンショウチンを調理するにはね たくさんの油を 使う必要があるのよ えっ ジエンショウチンを調理するのに そんなに油がいるの うん リン・フイユン リン・フイユン お前ズーゲンに 呪いをかけたのか リン・フイユン お前ズーゲンに 呪いをかけたのか 何の呪いをかけたって まだ認めないのか お前がこの 福宝ちゃんに呪いをかけさせたからだろう ズーゲンが 何でもないのに どうして腹痛を起こすんだ 私何も言ってないわ お前 見てきなさい 行くぞ うわ痛い死ぬ お母さん 痛い死にそう お前この福宝ちゃん 早く呪いを解け 私毒なんて盛ってないわ どうやって解くのよ お前 彼を見て お腹を壊したみたいじゃない そんなことないわ 彼ジエンショウチンを食べたの 早く言いなさい じゃないと本当に 死んじゃうわよ あらまあ あらまあ ちょっとあんたの家のキノコを 盗み食いしただけじゃないの なんでそんなに この福宝ちゃんに うちのズーゲンを 呪わせたりするんだ それはジエンショウチンよ 食べたら毒があるのよ えっ 早く医者を 呼んで薬をもらって 吐かせないと お金がないわよ お嫁さん 早く早く助けてくれ うわ痛い死ぬ どうしたらいいんだ 吐かせたら 治るのか 私がやるわ やめてくれ これ以上やったら本当に死ぬ 吐け吐け吐け 早く吐け おい 壮壮 やめてあげなさい これ以上殴ったら お前この子 旦那を殺すつもりか ご先祖様 やめてくれ これ以上やったら本当に死ぬ ああもう ズーゲン 痛い死にそう痛い うわ痛い死ぬ まだ手があるわ うちのズーゲン どうか無事でいてちょうだい ズーゲン どうか何事もありませんように ズーゲン どうか頼むから 何事も起きないで ああもう ズーゲン これ何だよ ズーゲン もう少し頑張ってね もっと吐けもっと吐け ハハ 店主 もう八百屋には 話をつけてあります あの小娘はきっと 野菜の葉っぱ一枚さえ 買えませんよ ハハハ よし 今日うちの酒楼には たくさんのお客さんが 食事に来るだろう 部下には 手際よく働くように伝えろ ハハ承知いたしました ジエンショウチン キノコ炒めだよ 一皿五文銭だよ 野菜の葉っぱ一枚も 買えないって言ってたじゃないか 名物キノコ炒め どういうことだ わ すぐ見てきます どんな手を使っても 三日以内に あのつまらない酒楼を 店じまいさせろ 出ていけ はっ すみません すみません 司徒店主でいらっしゃいますか 誰だお前は 私は リン・フイユンの 義妹です ついでに すみません 司徒店主ですか 誰だ 私 林慧雲の 義妹 あ 店主、言っとくけど この林慧雲は 売ってるのは 毒キノコよ ああ 彼女にさせてはだめ こんな大きな店を 台無しにさせるな どういうこと この目で見たんだから 彼女が山に登って 毒キノコを大量に掘るのを ああ、そうだ うちの旦那は 彼女の毒キノコのせいで 危うく死ぬところだった 糞を食べて やっと助かった まさか あの女が 名物のキノコ炒めを 毒キノコで作ったのか やっと証拠を 掴んだぞ ハハ ご安心を ああいう奴らに 狂ったような奴らに もう毒キノコで人を害させない うん 皆さん、どうぞゆっくり キノコ炒めはいくらでもある あら うちの子が あんたは無念な死に方をしたね おばさん ここは義荘じゃない 何してるの あんた この妖怪 私の息子があなたの 毒キノコを食べて毒死した 息子を返せ 母さんをいじめるのか この妖怪 俺の息子があなたの 毒キノコを食べて毒死した 息子を返せ 毒があるって 早く役所に通報を まだ結婚してないんだ 死ねない うう 母さんをいじめるのか おばさん あなたの息子が食べたのは 私が炒めたキノコで それで毒死したというのか その通り 間違いない デタラメ言うな 私と妹たちは みんなキノコを食べたが 母さんの炒めたキノコは どれも毒はなかった そう、なぜ私たちは 食べても平気なんだ いいでしょう あなたはしきりに 私のキノコに毒があると言うが では聞くが 検死は済んだのか どうやって証明するんだ あなたの息子が私の キノコで毒死したと そそ 言えないだろう 私のキノコが 毒だと言うなら 今すぐ私が 食べて見せてやる 私が食べた後 あなたは検死官を呼べ 私は医者を呼ぶ 今日この件を はっきりさせよう 私が証明できる うちの祖根は あなたが出した 掘ってきた毒キノコを食べて 吐き下し 危うく死ぬところだった 私が証明できる うちの祖根は あなたが出した 掘ってきた毒キノコを食べて 吐き下し 危うく死ぬところだった 当然お前が売るのを止めに来たんだ この人を害する物を もう言ったはず 劉祖根の中毒は 私とは何の関係もない デタラメ言うな ふざけたこと言うな うちの祖根がお前が炒めた 毒キノコを食べて 中毒したんだ もし間に合って 糞を食べて吐き出さなかったら あいつはな とっくに死んでた 人殺しには命で償え 人殺しには命で償え、彼女を殺せ 殺せ そうだ 牢屋へ送れ 見手青は本当に毒がない 昨日私が食べた 信じないなら 食べて見せてやる おいおいおいおいおい 林さん 何があったんだ こんなに騒がしくして うちの商売の邪魔になる ある毒婦が 毒キノコ炒めを売って 人を毒殺したせいよ 司徒店主 あなたはね 早く彼らを捕まえて 役所に連れて行って そうだ 毒婦を 役所に連れて行き裁かせろ 林さんよ それなら皆に 調べさせたらどうだ 潔白を証明できるぞ 林さんよ それなら皆に 調べさせたらどうだ 潔白を証明できるぞ 処理していない 見手青には毒がある もし客に見られたら 本当に説明がつかなくなる だめだ それはおかしいな 林さんが 炒めたキノコに毒はないと言うなら なぜ 皆に調べさせないんだ どうせ あんたはきっと やましいことがあるから 調べられてボロが出るのが怖いんだろう おい、調べさせないのか やましいことがあるんだな やましいことがある 捜せ捜せ、私が捜す 厨房を捜せ 行かせない 厨房を捜すなんて 潔白を証明する術はある あなたたちは役所の 捜査令状がないのに なぜ私の 厨房を捜すんだ これが一番いい 証明方法だろう 皆に調べさせることだ 捜せ 入るな、離せ 離せ 息子を離せ 見つかったぞ 毒キノコが見つかった これは 厨房から見つかったものだ 見つかったぞ 毒キノコが見つかった 厨房から 見つかったものだ このキノコは 見た目からしておかしい 間違いなく毒がある そうだそうだ 離せ あらま これで証拠は確実になった 林さん 役所へ行きなさい 姉さん あなたは言ったじゃないか 毒キノコを食べれば 潔白を証明できるって 食べろ そうだそうだ 早く食べろ もし食べないなら このキノコに毒があるということだ 食べろ食べろ食べろ 食べろ 自分自身も食べないのか やはりこのキノコは 本当に毒がある ああ 私の息子が 無念の死だ 役所に通報だ 通報だ 通報だ ああ 私の息子が 無念の死だ 役所に通報だ 通報だ 通報だ おいおい こいつら一家は毒を盛り 人を傷つけただけでなく 今度は殺そうとしている おいおい みんな 早く彼らを捕まえて 役所に突き出せ おいおい あいつを捕まえろ 離せ 離せ 離せ 私が役所に行く 家族に迷惑をかけるな 林慧雲 今度こそ どうやって死ぬか見ものだ 林慧雲 このボロ酒楼は 今日で閉店だ 待て 母の潔白を 証明する方法がある 林慧雲 このボロ酒楼は 今日で閉店だ 待て 母の潔白を 証明する方法がある このちびっ子は 妖術を持っている もし口を開かせたら 何をしでかすか わからない だめだ 彼女に口を開かせてはならない 奥様 証拠は もう明らかです 言い訳はやめてください あなたたちはどんな証拠がある 役所に通報して有罪にするには 確かな証拠が必要だ あらまあ 林さん 私たちはあなたを 完全に狙っているわけではないが しかし あなたのやったことはあまりにもひどい これを役所に任せないと 民衆の怒りが収まらない 何を無駄話しているんだ 役所に送れ 妹が言うには 証明できる方法がある ならあるんだ フン そいつを捕まえろ 待て まず娘に説明させてくれ その証明方法を もし私の潔白を 証明できなかったら あなたたち一人一人に 100両を渡す 100両 私からあなたたちに 一人100両を渡す 100両 どんな新しい手を使うか 見せてもらおうじゃないか 簡単よ あなたが母を傷つけていないと誓えば それでいい はははは はははは 誓いで潔白を証明するなんて 初めて聞いたよ 笑わせるな 証明なんかしなくていい さっさと金を払え 笑わないで 妹はすごいんだから 証明できるって言ってるんだから できるのよ あなたたちは混乱しているようね 誓いがもし効くなら 法規なんて 何のためにあるんだ もし誓いで証明できなければ 私が100両払う 誓わないのは後ろめたいからだろ ああ 分かった 誓うよ もし私があなたのお母さんを陥れたなら 私は 天罰が下る これはあなたが言ったことよ もし母を陥れたら 天罰が下るって よーし ははは そのお金はね 早く持ってきてちょうだい ああ あああああああ そのお金はね 早く持ってきてちょうだい ああ あああああああ 本当に雷が鳴ったぞ まさか本当に彼女が嘘をついていたのか お天道様も見ていられないんだ へへ 姉ちゃんは本当に賢いな まさかあの 口から出任せを使って 母さんの潔白を証明するなんて でたらめを言うな これは偶然だ 偶然だと 町ではもう一年 雨が降っていないんだぞ 彼女が誓った途端 雷が落ちるなんて これが本当に偶然だというのか それとも天罰が下ったのか あんた でたらめを 侮辱なんてとんでもない 私の息子の遺体が この後ろに横たわっているんだ あんたみたいな女が 今すぐ 私と一緒に役所に行って通報するんだ もし私にきちんと説明しないなら 離して ただじゃおかないからね ああ 母さんをいじめるな この人は生きているわ どけ あんた おばあさん あなたの息子さん まだ死んでないでしょう この人は生きているわ どけ あんた おばあさん あなたの息子さん まだ死んでないでしょう さっき彼の上に倒れたら 彼が私を押しのけたのよ でたらめを言うな 私の息子は明らかに あんたに殺されたんだ 分かったわ 私があなたの息子を 毒殺したと言うのなら じゃあ今から 検視官を呼んで検死してもらいましょう 林慧雲 ここで理屈をこね回すのはやめてくれ おばあさんが こんな年になって あなたに息子を殺されたのに まだ検視官を呼んで検死させるつもりか そうだ 故人を敬うのが常識だ 奥様 あなたはまともな遺体すら 残してあげないのか 人としてどうなんだ ああ 私の息子よ なんて不運な人生だったんだ おばあさん もう芝居はやめたらどうだ 検死は殺人事件の 基本的な手順だ あなたたちはそれを邪魔した 今彼女が誓って また天罰が下ったのに あなたたちは偶然だと言う 一体誰が理屈をこね回しているんだ そうだ 天の雷は かろうじて偶然だと言えるとしても 検死を妨害するのは 一体どういうことなんだ おばさん もしやましいことがないのなら 検死させればいいじゃないか そうだ どうやら 後ろめたいんじゃないか 私が何を恐れる必要がある 検死して 検死すればいいさ 検死だ 息子よ 我が家の 栄華のために お前に犠牲になってもらうしかない 壮壮 検死しろ 我慢するんだ 私たちを陥れるために こんなことまで耐えるなんて 故人を敬え 奥様 死体まで 虐待するなんて あなたの良心は 犬に食われたのかしら 林の旦那 これで何も言えないでしょう 素直に罪を認めなさい お尻が熱い ああ 熱い死にそう 熱い死にそう 逃げるな お嬢様お嬢様 お嬢様 全部私のせいです 私もお金を受け取ったんです そうそう 義姉さん 結局のところ 私たち義理の姉妹じゃない 許してくださいよ さっきよそ者と組んで 私を陥れた時は なぜ言わなかったの 私たちは家族だと 役人に通報する 今や飢饉はひどくなるばかり 市場の野菜は高騰するし 山のキイロハツタケも 掘り尽くされてしまうわ このままじゃ 私たちの暮らしはどうなるの 母さん じゃあ私たち 山に行って運試ししようよ そうだよ 僕という小さな福の神がいるから きっと食べ物を見つけられるよ 私も手伝いに行く いいわ 子供たちも善意だもの 運試しだと思って行ってみるのもいいわね 昨日は料理一皿が20文だったのに 今日はもう 80文に値上がりしてる 人を生きさせないつもりか どうしたの ちょっと見てくるわ 金を返せ お客様 うちは 全部定価販売ですよ ふん しかも 今は飢饉の年で 野菜を収穫するのは大変なんだ 食べられないなら 食べるなよ 何をするつもりだ 俺の商売を邪魔しに来たのか 俺の商売を台無しにして 金も払わずに帰る気か ああ ハハハ 金を出せ 何をする やめろ 大丈夫ですか 大丈夫です大丈夫です 林奥様ありがとうございます 金を出せ 何をする やめろ 大丈夫ですか 大丈夫です大丈夫です 林奥様ありがとうございます おや 誰かと思えば 大善人様じゃないか 林奥様 今では町のすべての住民が 食事もできないのに あなたたちは町の野菜を全部買い占めて しかも値段を3倍にまで上げて 町の人々を餓死させるつもりですか 林奥様 そのような言い方はできませんよ 私たちは自分の実力で野菜を仕入れたのです 皆商売をしているのだから 口を開けばご飯を食べるでしょう 野菜が仕入れられないなら 帰って待っていなさい 店を閉めればいいだけでしょう ここで 私の商売の邪魔をしないで 私たちは商売をしているのだから 好きなように売ればいい 彼らがお金がないのは 誰のせいだ あなたたちは火事場泥棒だ 林奥様 関係のないことを言わないで あなたに能力があるなら その賤民たちの食料を 全部買ってあげなさいよ 買ってやればいい 買えないとでも思ってるの はいはいはい 死に急ぐ お人好しなんて 初めて見たわ 買ってやればいい 買えないとでも思ってるの はいはいはい 死に急ぐ お人好しなんて 初めて見たわ 林慧雲 まさか あなたが持っているその少しのキイロハツタケで 養えるなんて思っていないでしょう 町中の人たちを やってみなきゃ分からないわ 何の用だ 林奥様 いや 林大善人様 本当にこの賤民どもを 救済するつもりか あなたには関係ない あっち行け なぜ関係ない お前らの酒楼が潰れたら うちの旦那が お前らの酒楼を 買い取って 改造して ドライタイプの便所にするんだ あんたの店が潰れるんだ あんたの店がドライタイプの便所になるんだ もう一度デタラメ言ってみろ ぶっ殺してやる 痛み倍増 ああ ああ お前らの酒楼は 潰れるのを待つだけだ 失せろ お前らの酒楼は 潰れるのを待つだけだ 失せろ 母さん 何もなくなっちゃった もう食料もほとんどないわ 残りは自分たちで食べなさい 母さん うちにはもう これだけの食料しかないの あなたたちが食べなさい 母さんはお腹空いてないから それなら私たちもお腹空いてない うん 母さんが食べないなら 私たちも食べない ごめんなさいね 母さん 早く私を山に連れて行って 私は山に たくさん食べ物を生やしたいの 家には五人いて 食事を待っている 全然間に合わないわ キイロハツタケが育つのを待つには やはりまた山に 運試しに行きましょう ああ 腹減った すごく腹減った 食べ物をくれ 腹減った すごく腹減った すごく腹減った 食べ物をくれ 母さん 彼もうすぐ死にそうだよ あらあら あげなさい はい ゆっくり食べなさい 喉に詰まらせないように 奥様の命の恩に感謝いたします あなたの訛りを聞く限り よそ者でしょう どうして私たちの町に 流れ着いたのですか 実を言えば 私は外国の商人です 九死に一生を得て 海外から戻ってきました 旅費を奪われました 奥様のところでは 食料がもらえると聞いて それで来たのです 奥様の命の恩に感謝いたします 必ずお礼をします いいえいいえ もうお金を奪われたのでしょう 私たちがまたあなたから 残りのお金を取るなんてできません おじさん 私たちに金貨をくれるの 馬鹿 叔父さんのお金 全部奪われた 金はない これ 金よりずっと貴重だ これ食べられる なんで芽が出てるんだ これ 金よりずっと貴重だ これ食べられる なんで芽が出てるんだ 食べてみる 食べちゃだめだ食べちゃだめだ 毒がある これは一体何なんだ ああこれはジャガイモというものだ 私が西洋から 持ってきた食料だ 一畝あたり千斤も収穫できるんだ 残念ながら 私は畑を耕す才能がない だから奥様に試してもらおうと思ったんだ もしうまくいけば それで 町の差し迫った危機を救えるだろう でもこのジャガイモ毒があるんじゃないのか 私たちを毒殺したらどうするんだ そうだ それは芽が出たジャガイモだから 毒があるんだ こういう畑から 掘りたての新鮮なジャガイモなら 食べられるんだ やった 今日早速試してみよう これお母さんが植えたジャガイモ なんでまだ芽が出てないの 普通に芽が出るには すごく時間がかかるんだ バオニー 早く芽を出させて たくさんの ジャガイモを実らせてね ジャガイモ ジャガイモ 早く芽を出して花を咲かせて 新しいジャガイモを実らせてね たくさんたくさん ジャガイモ ジャガイモ 早く芽を出して花を咲かせて 新しいジャガイモを実らせてね たくさんたくさん 花が咲いた 花が咲いた おかしいな 花はもう枯れたのに まだジャガイモが見えない そうだね ジャガイモはどこ もう少し待って なんか感じる 地面が揺れてる 地震じゃないか ジャガイモを見つけた ジャガイモが見える ジャガイモってサツマイモみたいに 土の中にできるんだね ジャガイモを掘り出して お母さんに作ってもらおう 美味しいもの ジャガイモを全部 袋に入れよう お母さん ジャガイモができたよ 本当にジャガイモができたわ 待っててね お母さんが今日みんなに 美味しいものを作ってあげる ジャガイモってこんなに香ばしいの みんな早く食べてみて 本当に香ばしい お母さん ジャガイモはお肉より香ばしい 私はいつになったら大きくなるんだろ 私もジャガイモ食べたい 素晴らしい すぐにこのジャガイモを 主簿様にお渡しします そうすれば県中の人々が 飢えることはないでしょう 林氏 お前は一畝あたり 千斤収穫できる食料を見つけたのか どこにある 早く見せろ これは全県の民を 救うことになるぞ 閣下 これは私が ある貿易商人から 手に入れたものです 西洋の食料で 私が試作したところ 収穫量もなかなかでした 私を騙そうとしているのか これは木のコブじゃないか こんなもの食べられるのか 閣下 お試しになれば分かります ジャガイモと肉の煮込み ジャガイモと唐辛子 ジャガイモの千切り 美味しい これはあまりにも美味しすぎる これは私が今まで食べたことのない 美味なご馳走だ おい林氏 お前は大功を立てたぞ お前が言うには これが 一畝あたり千斤収穫できると はい 数日後には知府様が 救援に来られる この宝があれば 私は出世して 金持ちになれるではないか もし知府様に ジャガイモが林氏からの献上品だとバレたら 私が州令に昇進するのは そう簡単ではないだろう 司徒登は身内だ しかも林氏とは敵対している 蔡守誠をもてなす件は やはり司徒登に任せるべきだ あの林氏 よくやった この飢饉が過ぎたら 県から褒賞金として いくらか銀貨を支給しよう はい 閣下 まだお伝えしておりません 栽培方法を お母さん大丈夫 私たちが 村人たちに教えてあげられるよ シーメイの言う通りだ 先に食事にしよう お前は本当に見つけたのか 一畝あたり千斤収穫できる食料を 早く出して見せろ その通りです 閣下こちらをご覧ください これはジャガイモというものです 私が 郷里で耕作を視察していた際に 偶然見つけたものです その通りです 閣下こちらをご覧ください これはジャガイモというものです 私が 郷里で耕作を視察していた際に 偶然見つけたものです だがこのジャガイモの生育期間は 小麦や稲の半分だ しかも一畝あたり千斤も収穫できる それはまさに災害に強い 宝物ではないか 素晴らしい 早く教えてくれ このジャガイモの栽培方法を しまった 前回急いでいたから 林氏が言っていた 育て方を聞き忘れた 今さら聞いても遅すぎる 仕方ない適当にでっち上げよう 閣下このジャガイモの 栽培方法はとても簡単です ジャガイモをただ 土に植えるだけです ジャガイモの花が枯れると その実が枝にぶら下がります そうそうそうまさにその通り その通りだ よろしい 今すぐ山へ行って 一区画の土地を確保し このジャガイモを誰かに 植えさせ収穫後には 農民に配って栽培させなさい お前は大功を立てたのだ 万家生仏と言っても過言ではない 畏まりましたすぐに手配いたします 朝廷の救援食料が届いたら お前が食料を配りに行け 後で聖上にご報告し お前を褒賞させよう おやまあ ありがとうございます閣下 ウーリャンは2ヶ月で ジャガイモができると言ったではないか なのに今や花は枯れても まだ何も見えない お兄ちゃん 見てこのジャガイモ全部熟してる これを掘り出す どうしよう いいよ やめて お兄ちゃん 見てジャガイモがもう育ってる これを掘り出す どうしよう いいよ やめて やめてやめて このジャガイモはもうすぐ育つんだ 君たちが掘っちゃうと 全部無駄になる 君たちはどこの子だ 親を呼びなさい おじさん ジャガイモは元々 土の中に生えるものだよね なんで掘っちゃダメなの そうだよおじさん 見て この花はもう枯れてるよ 早くジャガイモを掘り出さないと きっと全部虫に食べられちゃうよ そうだよおじさん まだたくさんあるんだよ 育ってきた 育ってきたははは ジャガイモか ジャガイモって土の中に 生える豆じゃないのか まさにその通りだった 私の思い込みだった はははは おじさん 何言ってるのか全然わからない 知らないよ おじさんまだこんなにたくさんあるよ 一緒に掘ろうよ いいよ 掘ろう 以前呉良に聞いた時 ジャガイモの育て方を 彼は口ごもって 何も言えなかった なのにこの子たちは 知っている もしかして本当に見つけたのは そしてジャガイモを育てたのは この子たちなのか 呉良じゃないのか 以前呉良に聞いた時 ジャガイモの育て方を 彼は口ごもって 何も言えなかった なのにこの子たちは 知っている もしかして本当に見つけたのは そしてジャガイモを育てたのは この子たちなのか 呉良じゃないのか 君たち どうして知っているんだ ジャガイモが土の中に生えることを だって知ってるんだもん だってこのジャガイモは全部 僕たちが先に植えたんだから そうそうそう 僕たちはジャガイモを土に植えたんだ 僕とバオニーちゃんが ちょっと言っただけで ジャガイモが土の中から 育ってきたんだ 母さんが言ってたよ これは人を助けられる いいものだって 県令様に献上されたジャガイモも 僕たちが 先に植えたんだ うんうん どうりで当時尋ねた時 彼が栽培方法を 全く知らなかったわけだ 元々手柄を横取りしていたんだな 君たち私は知事だ 君たちはジャガイモの 栽培方法を知っているんだね もう一度詳しく教えてくれないか おじさんが褒美をあげよう やったー まずジャガイモを 土に植えるんだよ 違う違う まずジャガイモを切り分けて 芽が出てから 土に植えるんだよ 違う違う まずジャガイモを切り分けて 芽が出てから 土に植えるんだよ なるほど林氏 ジャガイモの栽培方法を 黙って隠していたくせに 子どもたちにこっそり教えて 蔡守誠に 明らかに狙っているな 私の手柄を横取りしようと そうと分かれば お前たち家族全員 皆死んでしまえ お母さん 今日知事っていう おじさんに会ったんだ ジャガイモの育て方を 聞かれたから 僕たちが教えてあげたんだ ははは知事のおじさんったら本当に馬鹿だね ジャガイモが土の中に埋まってることも 知らないんだから よかったわ 知事様まで知ってくれたなら 県令様が もうジャガイモの 栽培方法を 広めてくれたってことね あなたたち二人ともよくやったわ これでもう民は 飢えなくて済むわ わかったわ シーメイあなたは先に帰って寝なさい 今夜は私がお兄ちゃんと 店で見張りをするから わかったわ じゃあ私は台所へ行って ジャガイモで夜食でも作ろうかしら お母さん気をつけて わかったわ じゃあ私は台所へ行って ジャガイモで夜食でも作ろうかしら お母さん気をつけて お兄ちゃんが母さんを守ってくれてよかった 何があった お兄ちゃんすごい おいもっと緩く絞め殺される もしお前を緩く縛ったら 逃げるだろう 誰がお前たちを寄越した おいもっと緩く絞め殺される もしお前を緩く縛ったら 逃げるだろう 言え 誰がお前たちを寄越した 誰も寄越してない 俺たちはただ腹が減って 何か盗んで食おうとしただけだ 物を盗む 私が信じると思うのか 飢え死にしそうな人間が 人を殺しに来ると しかもこんな良い刀を使って 言わないつもりか 言うまで殴ってやる ちょっと待って こいつらの様子を見ると 殴り殺しても言わないだろう それならいっそ 兄貴この女 口封じするつもりか まさか 兄貴この女 口封じするつもりか まさか 何をしようとしている 俺の母さんを殺すつもりか ふんふんふんふん あはははははは ははははははははは ははははははははは 言うよ言うよ 県令が俺たちを寄越したんだ お願いだから見逃してくれ 県令様が そんなはずはない 言うよ言うよ 県令が俺たちを寄越したんだ お願いだから見逃してくれ 県令様がそんなはずはない 私たちは最近 彼にジャガイモの 栽培方法を献上したばかりよ 彼がなぜ まさかジャガイモのせい 俺たちが知るか 俺たちは金で動く 俺が知っているのは 知事に関わってるってことだけだ きっとあんたたちが どこかで県令を怒らせたんだろう じゃなきゃなんで あいつが畑を一周回って 戻ってきてすぐに 俺たちにお前を殺させんだよ 私を殺そうとしたわけだ 知事の前で 手柄を独り占めしようと 言うべきことは全て言った どうか見逃してくれ もちろん良い うん お前たちを許すとは言ったが 解放するとは言っていない チュアンチュアン お前とバオニーは残って見張れ この悪人たちを シーメイ 私と一緒に 知事様へ訴えに行く わかった母さん 行くぞ ハハハハハ では私めは 先にお祝い申し上げます 州令へのご昇進を ハハハハハ では私めは 先にお祝い申し上げます 州令へのご昇進を ウー・リャン こんな夜更けに酒楼に来るとは まさか彼がスートゥー・ドンと 仲間だというのか 行こうシーメイ 見てみよう うん 旦那様お見事です このリン・ホゥイユンの あの愛しいジャガイモを手に入れ さらに朝廷の 救援食糧も手に入れた これで出世して金持ちになるのは 時間の問題だ そうだ しかしだ お前は少し手伝ってくれ 家畜の飼料を 白米に糠を混ぜて 残りの一部はだ お前は酒楼に持っていって売れ 俺はさらに一部を 隣の県へ持って行く 取り分はいつもの通りだ 俺が七でお前が三 承知 私めはすぐに行ってやります 来い 良い酒だ 来い 食え もう我慢できない母さん もう我慢できない母さん だめだ中にはきっと衛兵がいる 母さん 私の家族は待っても 救援食糧が来ず 汚職官僚のせいで 餓死したんだ 奴らを思いっきり呪ってやる 小さな教訓を与えてやる よし 悪い県知事おならで下痢になれ どうした お前お前俺に何を食わせた 一体何をだ 旦那様 たとえ旦那様が私めに 800の度胸を下さっても 毒など盛れません これらの食材は 全て新鮮です旦那様 悪い県知事の腹を拳で殴る これらの食材は 全て新鮮です旦那様 悪い県知事の腹を拳で殴る 旦那様 よくもまあお前 スートゥー・ドン よくも俺を殴ったな 旦那様人違いです お前め 覚えていろよ もうやめろ 殴るな よし 知事様のところへ 訴えに行こう うん 行くぞ 何を言っている 県知事が救援食糧を横領しようと 私と母さんは聞いた 悪い県知事が 向かいの悪い主人に言っていた 食糧を売ると 私と母さんは聞いた 悪い県知事が 向かいの悪い主人に言っていた 食糧を売ると そうですそうです知事様 どうか厳しく罰してください あの悪い県知事を そうですよ知事様 この食糧が 絶対に落ちないように 悪人の手に もし彼らが売ってお金に換えたら 民衆は飢え死にしてしまいます ご安心ください この私が決して許しはしない この数人の 一方的な言い分だけで ウー・リャンを断罪するのは難しい おそらくこの母娘 四人もウー・リャンを恨んでいるだけだろう 彼らが献上したジャガイモの 手柄を奪ったことを だからウー・リャンを故意に中傷している 救援食糧の横領について まずは救援の 問題を解決してから 民衆が困難を乗り越えてから じっくり調査しよう 知事はもう ウー・リャンの 救援任務を取り消したと言ったのでは なぜ食糧がまだ運ばれてきた まさか食糧はもう 奴らに盗まれたのか これらの救援食糧は全て到着した 気をつけろ これは全て救助用の食糧だ こぼしたら 斬り殺すぞ 何をしているんだ やめろ お前たちは何をしている 貴様誰だ お前たち汚職官僚め 私が許さない お前たちが食糧を転売するのを まだ突っ立っているのか 早くこの 暴徒を 引きずり出せ 離せ 離せ 離せ 離せ なんだと 家畜の飼料と糠か これが貴様らの救援食糧か この愛しいもの 以前の救援活動で 民衆からの信頼が厚い あの愚民どもに知られたら 全て終わりだ まだ突っ立っているのか 早くこの暴徒を 引きずり出せ 離せ ウー・リャン 大量の白米に 家畜用の 籾殻と飼料を混ぜた 今では全県に広まっている お前は頭を失くしたいのか おめでとうございます旦那様 これは良いことですよ これは良いことですよ 無礼な 今や全県の人が お前が人に 家畜の飼料を食べさせたと知っている それでも良いことだと申すか 旦那様 よくお考えください 1斤の食糧白米が 8斤の籾殻に変わる つまり 以前は1人しか救えなかった 食糧が 今や8人を救えるのです このようにすれば 被災者が命を永らえるだけでなく 朝廷もまた節約できる 莫大な救援資金を たとえ 被災者たちが不満を言っても その悪評は 私一人が聞けばいいのです これはまだ 良いことではないと 言い訳するな 朝廷が支給する救援食糧は 人間が食べるものだ 家畜が食べるものではない 旦那様 被災者など もはや人間と言えますか 無礼な 旦那様 今回は私めが配ります この食糧を もし朝廷に この救援食糧を配給させれば どれほど多くの 段階を経ることか その段階ごとに 役人たちは 懐を肥やすだろう 何度も仲介されれば 食糧など残るものか では もし私が 白米を配ったとして それが 民の手に渡ると思うか たとえ渡ったとしても どれだけ残る そして救えるのは 何人の民だ 言い訳は聞き飽きた すぐに都へ戻り奏上する 陛下に 罪に問われるのを待つがいい すぐに都へ戻り奏上する 陛下に 罪に問われるのを待つがいい お前のような ちっぽけな知府ごときが たとえ閻魔大王が来たとしても 俺の出世は止められん 旦那様 見事にやり遂げられましたな 救援任務を ジャガイモ普及の功績もあり 来年の朝廷からの表彰は もはや決まったような ものですな 安心しろ 私が州令になったら お前のことは忘れん だが林夫人と あの女の 3人のガキどもを始末せねば どうにも 落ち着かん その件ならお任せを 今すぐ人を遣わし 奴らを始末させます では 任せたぞ 旦那様 こちらをお味見ください これは厨房が 新たに開発した料理で ジャガイモの芽炒めと申します これは厨房が 新たに開発した料理で ジャガイモの芽炒めと申します 旦那様の 昇進を前祝いするために 特別にご用意した一品です さあ どうぞ ではじっくり味わうとしよう うむ うまい さっぱりとしていて実に美味だ 旦那様 この料理ですが これを 当店の看板料理にするつもりです 一皿銀一銭で あの貧乏人どもが 一生かかっても食べられない 高級料理に 旦那様が育てたジャガイモは 私が料理にして売りさばき 分け前を差し上げます それはいい だが ジャガイモの皮は いくらか残しておけ 救援食糧にする あの貧乏人どもを 皆 餓死させては 私の面目が立たん 承知しております 旦那様 一杯どうぞ うまい酒だ 料理も 母さん これ 全部朝廷が 配った救援食糧だよ しかも全部白米だ この部屋いっぱいの白米で 町の民が一年は暮らせる あの汚職役人どもは 白米を隠して 私たちには 家畜の餌を食べさせてた ひどすぎる あいつらをとことん呪ってやる 地べたをのたうち回らせてやる 僕もぶん殴ってやる 喜妹 早く知府様に知らせて 私と兄さんで見張ってるから 早く 母さん 誰か呼んでるみたい 聞こえないわ 妹よ 今日は何も食べてないだろ 腹が減ると幻覚が見えるんだ 喜妹 早く知府様に この汚職役人を捕まえてもらって そうすればご飯が食べられる どこへ行く気だ どこへ行く気だ どうりで 厨房が騒がしいと思った なるほど お前らか 米泥棒め 朝廷の 救援食糧を横領して 民には草を食べさせるなんて 米泥棒はあんたたちでしょ こいつらと話すな さっさと始末しろ 喜妹 あの人たちを止めて もしこいつらの 女どもの手に落ちたら ただでは済まん 早く逃げねば 立て 来るな それ以上来たら こいつを殺す 立て 来るな それ以上来たら こいつを殺す 気でも狂ったの この方は知府様よ 人質に取れば打ち首よ それがどうした お前らのせいで 俺の計画が台無しだ でなければ こんなことにはならなかった おとなしくしろ 林慧雲 お前は助けたいんだろう 知府様を ならば命と命を交換だ さあ 来い こいつを始末し 知府を始末して この3人に罪をなすりつければ そうすれば ジャガイモの秘密を独占し 救援食糧も独り占めできる ハハハハ いいわ 私が身代わりになる ただ あなたたちが 知府様を傷つけないのなら 母さん 行っちゃだめ 騙されるよ 分かってるわ でも もし知府様が ここで死んだら もっと多くの 罪のない民が犠牲になる 来い 先に彼を放して 兄さん 姉さん 怖がらないで 私がいるから 母さんは大丈夫 おとなしくしろ この女め お前のせいで私は 大きな損害を被った 今日こそ この手でお前を殺し この恨みを晴らしてやる ついに 私の手中に落ちたな 来ないで 悪者が倒れた どうしたの まさか姉さんが 私は何も言ってないわ 私じゃない 分かった これは外国の商人が言ってた 芽が出たジャガイモを食べて 中毒になった症状と同じだ きっと食べたんだ 芽が出たジャガイモで食中毒に 自業自得よ 盗みなんかするから 天罰が下ったのよ 私の金が 私の 店が 林夫人 知府様 今回は大手柄でしたな 都に戻り必ず陛下に奏上し あなたへの褒賞を求めます 今回は大手柄でしたな 都に戻り必ず陛下に奏上し あなたへの褒賞を求めます 知府様 皇帝陛下がお母様に たくさん食べ物をくださるかな 子豚の丸焼きが食べたい 私も食べたい お前たちのお母様は 今度こそ名を歴史に残すぞ これからはお前たちも 食べきれないほどの丸焼きにありつける やったー 知府様 この者は名を残すことなど望みません ただ今回の飢饉が 早く終わることを願うのみです そして今後 餓死する民が二度といないことを ご安心なさい 今回の義援米の配布は 私が自ら監督する 必ず全ての 被災者の手に渡るようにする この者は青州の民に代わって 知府様に感謝申し上げます 面を上げよ面を上げよ 三宝酒楼が再オープンいたしました 全品無料です お見逃しなくどうぞ お客様どうぞ中へ 旦那様 どうぞお慈悲を どけ 知府様 知府様 商売の邪魔をしてないか 知府様にご挨拶申し上げます 面を上げよ面を上げよ 知府様ご機嫌よう ああご苦労 知府様 個室へどうぞ いやいや結構だ 私が今日来たのは 朝廷からの贈り物を届けるためだ これは皇帝陛下直筆の賜り物だぞ この扁額があれば お前たちの酒楼は 百年 繁栄するだろう やったー うちの酒楼の商売は ますますよくなったぞ うちの先祖の墓は ご先祖様のおかげだ こんな良いことに巡り合うなんて 焦るな もう一つ良い知らせがあるぞ まだ良い知らせが 皆、詔を拝受せよ 詔だ 早くひざまずいて詔を拝受せよ 天に奉じし皇帝が詔を曰く 村の女、林慧雲は徳と才能を兼ね備え 天下の民を思い じゃがいもの栽培法を献上し 青州の数万の民を救った 大功を立てた これにより一品承恩夫人の位を賜る 褒美として銀三千両 良田五百畝を与える 謹んでこれを受け奉る 臣下の妻、謹んで詔を拝受いたします 早く早くお立ちください 皆、立ちなさい これからは あなたは 一品の称号を持つ婦人だ もう誰もあなたを困らせることはできない 五百畝の畑で どれだけじゃがいもが植えられるかな 銀三千両あれば たくさんのお米が買えるね そうだね たくさんお米が買える 全部じゃがいもを植えるわけにもいかないよ 半分は ジエンショウチンを植えなきゃ 僕はいつになったら大きくなるんだろう 僕も食べたい この飢饉の年さえ過ぎれば これからは毎日が 良い日になるよ そうだ 良い日になるんだ

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