中国で12日に国営の中国中央テレビと優酷で放送・配信をスタートしたチョン・イー主演の時代劇ドラマ「長安二十四計」に大量の口コミ荒らしが検知された。
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中国で12日に国営の中国中央テレビ(CCTV)と優酷(YOUKU)で放送・配信をスタートしたチョン・イー(成毅)主演の時代劇ドラマ「長安二十四計」に大量の口コミ荒らしが検知された。これを受けて、ドラマ・映画情報サイトの豆瓣(douban)が緊急対策に乗り出した。
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配信後、優酷におけるヒット指数は9500を突破し、CCTVのピーク時の視聴率も2.2%を達成していた。海外ではNetflix(ネットフリックス)経由で190カ国に配信され、TOP10入りを果たした。目に見える好成績を収めている本作だが、豆瓣において「数字のみのユーザーID」から「あおりコメントのコピペ投稿」件数が4万6491件も確認されたと伝えられた。
内訳を見ると、3万857件(66.3%)の五つ星評価と1万3602件(29.2%)の一つ星評価が対立する結果に。好意的な感情が働いた五つ星評価はまだしも、3割近い一つ星評価には誹謗(ひぼう)中傷の意図が秘められているとみられた。
似たような低評価荒らしは9月に配信されたチョン・イー主演の武侠ドラマ「赴山海」にも起きていた。当時は殺到する低評価荒らしに無防備のまま力負けしてしまったが、今回は配信前からファンによる周到な予防作業が行われ、5段階評価で五つ星が一つ星を圧倒する結果となった。一つの人気ドラマをめぐり、制作の質や演技はともかく、ファンとアンチによる対立がよりドラマチックに展開しているもようだ。
今回の事態に、豆瓣は前出の異常コメントの削除や3万2907件の「水軍アカウント」(あおりアカウント)への無効化処理、異常検知に24時間体制で対応中と発表した。しかし、豆瓣のスコアリングの仕組みが古いことや、対策に消極的だったことが重なり信用失墜の危機に。ドラマファンの間でより公正な評価を目指してIMDb(世界最大級の映画・ドラマ情報サイト)や虎撲(中国のスポーツメインの大手コミュニティーサイト)のスコアを重視する動きも出始めた。

「長安二十四計」をめぐるファンの対立と低評価荒らしにネット上では、「人為的にデータを操る現象が長く続き、業界の生態を破壊した」「プラットフォームは健全な採点システムを作り、粛々と取り組まないといけない」「配信初日から一つ星評価が殺到して、明らかに異常だった」「『長安二十四計』はドラマとしては上出来だったのに残念」「流量明星(データを持つスター)の抜てきでドラマの成績が上がるが、反面アンチも殺到するようになり、まるで両刃の剣だ」などの書き込みが寄せられた。(翻訳・編集/RR)
