エピソード8『囚人のジレンマ』“Prisoner’s Dilemma”
あらすじ
宿敵がハーヴィーに、過去の行動の責任を取らせようと攻撃をしかけてくる。
ネタバレ感想
ケイヒルが、ハーヴィーと共謀してマイクを出所させた容疑でマリクに逮捕されたと言いに来ます。逮捕されたのに普通に出歩けるのか?
盗聴器がついている恐れもあるし、弁護人になれば秘匿特権で自由に話せるから協力して欲しいのならまず自分を雇え、とヘタは打たないハーヴィー。
実際に共謀を疑われている人間が弁護につくのは認められるのか怪しいものの、ケイヒルは「分かった、雇うよ。話し合おう」と。
恐らくマリクが本当に狙っているのはケイヒルではなくハーヴィーでしょう。
会社の合併話が好条件で取締役会に承認されそうだと兄から聞かされ、15年前、慕っていた上司の〈ポール・リッチモンド〉に襲われていたことを明かすエスター。
出張先のマイアミのホテルで呼び出されて無理やり身体を触られた相手が合併先のトップに居るそうで、話を聞いたルイスは激怒。
しかし取締役で大昔の告発なんてできないエスター。
どうにかして「合併を潰す」ことをルイスに頼みました。
ルイスはカトリーナにも案件を手伝ってもらうことにして、良過ぎる条件には裏があるはずで、その思惑を暴くことから始めます。
もちろんマリクは秘匿特権を盾に口裏合わせするつもりだからハーヴィーが弁護すべきではないと主張しますが、ケイヒルが「審理無効の権利を放棄する」宣言に代わって、弁護人を選ぶ権利を得らました。
しかし、フェイからも担当を降りるよう言われて反発するハーヴィー。マイクが馬鹿正直に共謀のことまで話していたおかげで、ケヴィンの供述書にはハーヴィーとケイヒルの結託が書かれており、フェイはこれを見たのだそう。
ケイヒルは証券取引委員会の立場を使ってマリクの上司に圧力をかけ、手伝いをしているアレックスは、今さらサターやマイクの話を持ち出してきてきな臭い書類を調べることになり、その間にハーヴィーは何か知っていそうなケヴィンを訪ねます。
「ケイヒルが有罪になればジルも俺もケヴィンもムショ行き」だとマリクは脅して、免責と引き換えにケヴィンからの証言を取っていたことが分かりました。
ハーヴィーにも知らせるなという条件で警告はできなかったものの全ては話しておらず、マリクが物的証拠、つまり利用したサターの音声データを持っおらず、その存在すら知らないことを教えてくれたケヴィン。
てっきりサターがマリクに話したものだと思っていたのに、サターは8ヶ月前に死んでおり、亡くなる前にサターが話した受刑者がマリクに教えたということです。心当たりがある受刑者なんて1人しかおりません。
フォースマンは自分が絡んでいることを認めて開き直り、ハーヴィーから取引を持ちかけられてもその場でノーの返事。
ルイスがポールに食ってかかった結果、取締役会はエスターの持ち株を買い取り請求し、エスターは自分の会社を失いかけております。
激怒するエスターから愛想を尽かされてしまったルイス。
しかしカトリーナもルイスもここで諦められません。依頼人はエスターではなく会社なので、取締役会が合併したがっている以上、フェイの監視もあり、表向きにはエスターのために動けません。
ルイスは「強盗犯を一緒に撃退した時のように、妹を襲った男も懲らしめてくれ」とサマンサを頼りました。
上からの圧力をかけさせたのが逆にマリクを刺激してしまい、ハーヴィーは連邦検事との共謀容疑で手錠をかけられてしまいます。
保釈中の身でありながら圧力をかけた“司法妨害”で引っ張って来たケイヒルとハーヴィーを揺さぶり、『囚人のジレンマ』でどちらかに口を割らせる気のマリク。
古典的ですが効果的なやり口です。
会う予定だった2人が事務所に現れず、ハーヴィーとは連絡もつかないドナは非常事態を確信してアレックスに相談。
しかし、アレックスが2人の弁護人として到着した頃には、ケイヒルが弁護人をハーヴィーからフェイに替えて取引に応じてしまった後でした。
検察官時代に似たような案件を取り扱った経験があり、苦い思いをしていたことから、ポールを追い詰める計画を手伝いたいとサマンサに申し出たカトリーナ。
ポールの被害者は他にも6人いるのに皆証言はできず、「被害者に証言させるのは無理でも、秘密保持契約を仲介した弁護士から?」と狙いを変えてみます。
弁護士の顧客は会社であってポール個人ではないので、犯罪の隠蔽に加担しているという理論から秘匿特権も使えません。
弁護士相手とあって一筋縄ではいかなさそうですが、社内弁護士は2人いるので、身内同士で衝突させる作戦に出ました。こちらでもサマンサとカトリーナがそれぞれ、2人の社内弁護士に対して『囚人のジレンマ』を仕掛けます。
明日にはケイヒルが取引して自分はおしまいだ、と嘆くハーヴィーを助けたのはアレックスでした。
逮捕令状が出た時刻はマリクの上司が圧力をかける2時間前で、ハーヴィーがフォースマンに会った1時間後だと気付いたのです。
つまり逮捕理由は司法妨害ではなく、「真相に近付いたから」。
しかもフォースマンは、死期を悟ったサターが話したなんて言っていましたが、サターの死因は心臓発作だったそう。急死だったのでは悟りようがありません。
サターから話を聞いたのが本当だとしても、『臨終の告白でなければ証拠として採用されない』から聞いた時期を偽っていた、という仮説が立てられます。
一度は裏切られたケイヒルにもチャンスをやり、マリクを追い詰めるハーヴィー。
皮肉にも、フォースマンとの“共謀”の容疑と証拠をねつ造した容疑で今度はマリクに手錠がかけられました。
ようやくマリクとの闘いにも終止符が打たれた感じです。
あと2年で出られるはずだったフォースマンも偽証で刑期は延長でしょうし、それを決めるのは他でもないケイヒルなので、当分は出て来れそうにありません。ざまぁみろ。
追い詰める証拠は見つけられたものの、誰かが名乗り出て原告にならなければポールに罰を与えることはできないという現実が。
カトリーナは自身の経験上、被害者女性が「裁判には負けてつらい結果にはなったけれど、黙っていたらもっとつらかった」と話していたこと、その訴訟は9年も前で、今は時代が変わったこと、を伝えてエスターに証言するよう説得。
心を決めたエスターは裁判も辞さない構えで、「辞任しなきゃ世間にバラす」と迫り、時効だなんだと往生際の悪いポールに、ルイスも「投獄はできないが全財産を奪ってやる!サインしろ!」と一喝して、こちらもカタがつきました。
妹の件で家族の大切さを再認識したルイスは、「出産まで待つつもりだったがその前に式を挙げたい。家族になりたい。婚約はしてるけど指輪はまだだった」と言って跪き、出産前に結婚してくれと改めてプロポーズ。
幸せ絶頂のルイスですが、すべてがハッピーエンドとはいきません。
マリクとフォースマンを叩きのめして上機嫌で帰ったハーヴィーに深刻な表情のドナは、「お母さんが発作で……亡くなった」と訃報を告げました。
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▼次回、エピソード9

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