映画『ひなぎく』4K レストア版が、2026年3月14日(土)より順次公開される。

60年代チェコ・ヌーヴェルヴァーグの傑作『ひなぎく』 映画『ひなぎく』4K レストア版で全国公開、60年代チェコ・ヌーヴェルヴァーグの傑作|写真1

時代を越えて世界中で愛され続ける、1960年代チェコ・ヌーヴェルヴァーグの傑作『ひなぎく』。ジャック・リヴェットやアリ・アスター、エル・ファニングら世界中の映画監督や表現者が、ベスト映画の1つとして挙げるほど影響力のある作品だ。

マリエ1とマリエ2、姉妹と偽る2人の女の子の物語 映画『ひなぎく』4K レストア版で全国公開、60年代チェコ・ヌーヴェルヴァーグの傑作|写真8

日本でもカルト的な人気を誇り、60年代女の子映画の決定版とも謳われる。そんな本作の主人公は、マリエ1とマリエ2のふたりの女の子。ふたりは姉妹と偽り、男たちをだまして食事をおごらせたり、人形の真似をしたり、牛乳風呂に入ったり、自由気ままに悪ふざけを楽しんでいる。色ズレやカラーリング、実験的な効果音や光学処理など、あらゆる映画的な手法を用いて描かれているのがポイントだ。

映画『ひなぎく』4K レストア版で全国公開、60年代チェコ・ヌーヴェルヴァーグの傑作|写真9

監督と脚本は、チェコ映画の先駆者でありチェコ・ヌーヴェルヴァーグで最も有名な女性監督ヴェラ・ヒティロヴァーが担当。主人公マリエ1と2は、オーディションで選ばれた素人のイトカ・ツェルホヴァーとイヴァナ・カルバノヴァーが務めた。そのほかの多くの出演者も、作曲家や衣装デザイナーなどの非職業俳優となっている。

映画『ひなぎく』4K レストア版で全国公開、60年代チェコ・ヌーヴェルヴァーグの傑作|写真5

そんな『ひなぎく』が、製作から60年、日本劇場公開から35年を迎えるのを記念して、4K レストア版でスクリーンに蘇る。『ひなぎく』オフィシャルグッズとして、日本初となるTシャツとクリアファイルも発売されるので、気になる人は要チェックだ。

映画『ひなぎく』あらすじ

マリエ1とマリエ2は、人形の真似をし、姉妹と偽り、男たちを騙しては食事をおごらせ、嘘泣きの後、笑いながら逃げ出す。部屋の中で牛乳風呂を沸かし、紙を燃やし、ソーセージをあぶって食べる。グラビアを切り抜き、ベッドのシーツを切り、ついにはお互いの身体をちょん切り始め、画面全体がコマ切れになる。色ズレや、カラーリング、実験的な効果音や光学処理、唐突な場面展開など、あらゆる映画的な手法が使われ、衣装や小道具などの美術や音楽のセンスも抜群。60年代チェコ・ヌーヴェルヴァーグの傑作。

【作品詳細】
映画『ひなぎく』4K レストア版
公開日:2026年3月14日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
監督:ヴェラ・ヒティロヴァー
原案:ヴェラ・ヒティロヴァー、パヴェル・ユラーチェク
脚本:ヴェラ・ヒティロヴァー、エステル・クルンバホヴァー
出演:イトカ・ツェルホヴァー、イヴァナ・カルバノヴァーほか
配給:チェスキー・ケー
原題:Sedmikrásky


©Czech audiovisual fund, source: NFA

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