エピソード3『ラ・マンチャの男』“Windmills”
あらすじ
ハーヴィーはフェイを牽制するため、ある案件を引き受ける。その頃、ルイスには新たなチャンスが舞い込み…
ネタバレ感想
ドナと付き合ったことで、嫌われたくないという気持ちが強まり、ルイスの前でドナの意見に同調していたハーヴィー。よほど捨てられるのを恐れているようで、NYイチのクローザーも可愛いところがあるのです。
ドナはそんなハーヴィーを「仕事で別れるなんてあり得ない」と安心させ、「ならゆうべも一緒にいたかった」と朝っぱらからオフィスでドナに甘えているハーヴィー(笑)
プライベートと仕事は分けなければならないというドナに、「なら週1でディナーに行こう。その間仕事の話は一切しない約束で」と提案。本当はすぐにでも同棲したいぐらいなのでは?
ルイスがトップの肩書を剥奪されたことを知ったハーヴィーはフェイに宣戦布告。
フェイの古巣の事務所が顧問をしている“センサテック社”のCEO〈ダン〉に自分を売り込みに行きます。
取締役会との意見の相違があり、会社経営権を取り戻したいダンに、「CEOではなく株主の立場としてなら取締役会を訴えることができる」と教え、正式に雇用されました。
判事をしている友人の〈ソール〉から呼び出されて食事をするルイス。ハーヴィー以外に友達がいたのか(笑)
ハーバード時代にルイスが立てていたキャリア設計は、『大手でパートナーになり壁に名前を掲げた後、判事になる』というもので、〈エイミー・ジャノン〉が抜けた穴をルイスに埋めて欲しい、とフェイから助けるために判事への栄転の話を持って来てくれたのです。
この状況では事務所を捨てるも同然の誘いなので、ルイスは自分の夢を捨てて断りますが、実はこの話をソールに頼んだのはシーラでした。
今失敗したらチャンスは二度と巡って来ないらしく、「もう一度よく考えて」と諭されます。
ルイスの夢はあまりにカオスで、自分の希望がここまで深層心理として夢に反映されるなんて(笑)
判事も弁護士も自分が勤め、被告の“フェイ・ウンコタレ”を死刑にするのも、ドナに「ハーヴィーよりいい男ね」と言わせるのも、何より12人の陪審員が全員ハーヴィーで、ルイスの主張に完全同意しております(笑)
こりゃリプシッツ先生が話を聞いて笑いを堪えきれないのも納得。
ハーヴィー、ドナ、アレックス、サマンサ、グレッチェンで構成された夢の登場人物は全員事務所の人間で、「いっそ判事になろうかな」と揺れるルイスにリプシッツ先生の指摘が入り、「事務所の仲間とは絶対離れたくない」ことを改めて自覚しました。
フェイを追い出す策を考えるアレックスとサマンサ。
倫理に反さず正攻法でいきたいアレックスと、汚い手も厭わないサマンサとで意見は食い違いますが、どちらが正しいかは誰にも分かりません。
アレックスは皆のメンタル気配りおじさんのようになっていて、ストレスが溜まっていっぱいいっぱいのサマンサを家族との食事にご招待。
そういえばサマンサはロザリーやジョイとも親交がありましたね。
ハーヴィーの独断で取締役会を非難する内容の広告が新聞の一面に載り、ダンはクビにされてしまいます。
「これで何もかも失ったら取締役会じゃなく君を訴える!」と言われてしまい窮地に立たされたハーヴィーと、フェイから問答無用で秘書業務を押し付けられて荒れるドナは、ディナーでリフレッシュすることに。こんな時に?笑
2人の関係を黙っていられなかったルイスから話を聞いていたグレッチェンが全面協力してくれて、ドナはハーヴィーとのイタリアンディナーに送り出されました。
それにしても、仕事の話を封じられると何も話題がなくなり気まずい空気が流れるハーヴィーとドナに笑えます。15年ほぼ毎日一緒にいたのになぁ。それでもお互いが知らないことを話すことでまた一つ仲が深まった様子で微笑ましい。
『無能の野心家』のイメージがあるスーザンは、ブライアンと不倫していたことをフェイにバラされたくなければ自分を専属にするようカトリーナに要求。
実際には一線を越えなかった2人ですが、「家庭のあるアソシエイトと夜通し緊密に働いていたところ、そのアソシエイトは突然転職先も決めずに辞めており、彼に顧客を渡して口止めした」と言われてしまうと状況証拠が揃い過ぎていてかなり不利です。
アレックス家族との食事で、自分の家族は事務所の仲間だと思い出したサマンサは手始めに、ルーカスの件を手伝ってくれたカトリーナにお礼を言いに来ています。
そして、カトリーナが秘密を握られている事実も知り、「少しでも譲歩したら負けよ」と警告。
この警告を受けて、カトリーナはスーザンを連れてフェイのところへ。
以前一緒にやった案件でスーザンがミスをしたけれど、その後じぶんの所に来て正直に話してくれた、と告げると、フェイは「ここにもまともな人はいたのね」と満足げ。
こうなってはスーザンもカトリーナの不倫疑惑を言い出せず、悪女崩れの封じ込めに成功。
力になると約束してくれていたはずのドナが自分からの連絡よりハーヴィーとのデートを優先したことを目の当たりし、事務所を捨てて判事になると決めてしまうルイス。
グレッチェンから翌日まで待つことを条件に、付き合い始めたばかりの2人の行き先を教えてもらったのに結局レストランまで行っているのがルイスだなぁ。
判事になることを伝えたハーヴィーに「見たぞ!ゆうべレストランで私の電話を無視して笑ってた」と怒り、ハーヴィーもそうではないと誓って自分は味方だと言い聞かせました。
ドナもルイスを引き留めるために自宅まで説得に来ているし、ルイスは愛されています。
既にハーヴィーに引き留めやれて事務所に残ることに決めていたので、ルイスを主役の女子にした念願の“女子会”が開催されたみたいです(笑)
アレックスのところで、親子喧嘩ですら羨ましく感じたサマンサは実の両親を探すことに決めたそう。また唐突な。
ケヴィン・ミラーにセンサテック社の買収と創立者のダンを雇い直すことを勧めたハーヴィー。
ダンは元の事務所と契約を続けることでフェイのメンツも立ててやり、代わりにドナに頼まれた秘書仕事を肩代わりしてくれていたグレッチェンを返すよう要求。
フェイを怒らせる結果になりましたが、フェイもお堅いだけでそこまで悪い人ではないように見えます。
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▼次回、エピソード4

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