アカデミー賞の“前哨戦”といわれるアメリカの優れた映画やドラマに贈られるゴールデングローブ賞の候補作品が、現地時間12月8日に発表された。
アニメ映画賞には、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』や日本でも大ヒット中の『ズートピア2』、Netflixで配信され話題を呼んだ『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』などがノミネート。受賞の行方に注目が集まる。
第83回ゴールデングローブ賞 アニメ映画賞ノミネート作品
・アルコ
・劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来
・星つなぎのエリオ
・KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ
・アメリと雨の物
・ズートピア2
第83回ゴールデングローブ賞は現地時間2026年1月11日(日)に開催。各賞受賞作品の発表の様子は、世界185以上の国と地域に放送される。
世界でヒットする『鬼滅』『ズートピア』『KPOPガールズ!』がノミネート
今回、アニメ映画賞にノミネートされた『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、国内でのヒットはもちろんのこと、世界での興行収入が1063億7056万8950円を突破。
日本映画としても史上初の1000億円という大台を突破しており、現在2位に位置している国内歴代興収ランキングだけでなく、権威のある国際的なアワードの受賞にも注目が集まる。
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』 ©︎吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
また、同じくノミネートされた『ズートピア2』は、ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作。11月26日から全米ほか各国で公開され、すでに世界興収は約866億2480万円(約5億5600万ドル)を突破している。
前作はアカデミー賞とゴールデングローブ賞を受賞しており、ノミネート作品の中では最有力と言えるかもしれない。
『ズートピア2』 ©2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
そしてもう一つ、2025年に印象的だった話題作『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』もノミネートされている。
Netflixとソニー・ピクチャーズ アニメーションによるCGアニメーション映画は、同年6月にNetflixで配信開始。8月には、Netflix史上最も観られた映画となっただけでなく、サウンドトラックがBillboardグローバルチャートで1位を獲得するなど、音楽面でも高く評価された。
『君たちはどう生きるか』『SHOGUN 将軍』受賞が続くゴールデングローブ賞
ゴールデングローブ賞における日本発の作品といえば、前回、テレビドラマ部門で、真田広之さんがプロデュース/主演した『SHOGUN 将軍』が4冠を達成したことも記憶に新しい。
当時は作品賞、主演男優賞(真田広之さん)、主演女優賞(アンナ・サワイさん)、助演男優賞(浅野忠信さん)を受賞。主演男優賞をはじめ日本人初の快挙として話題を呼んだ。
また、前々回はスタジオジブリ制作の宮崎駿監督作品『君たちはどう生きるか』が、日本の作品としてはじめてアニメ映画賞を受賞。
その後発表されたアカデミー賞では、監督にとって『千と千尋の神隠し』以来、21年ぶり2回目となる長編アニメーション賞を受賞していた。1月のゴールデングローブ賞が、3月のアカデミー賞の前哨戦として注目を集める理由は、このように受賞が続く事例があるからだ。

