
先日、詳細な放送スケジュールがアナウンスされ、12月17日の放送開始がいよいよ目前に迫るドラマ「Fallout」シーズン2ですが、新たにシーズン2の海外メディア向けプレビューイベントが実施され、ここに出席したTodd Howard氏が「The Elder Scrolls」のドラマシリーズ化に関する可能性や昨今のビデオゲーム開発におけるAI利用、今年のお気に入りゲーム等について言及し話題となっています。
Todd Howard氏の個人的GOTYは「Clair Obscur: Expedition 33」
今年の個人的なGOTYに関するEurogamerの質問に応じたTodd Howard氏は、最も印象的だった作品として、お馴染み「Clair Obscur: Expedition 33」を挙げ、本作が非常に多くの点で真にユニークな芸術作品であり、実に素晴らしいタイトルだったと明らかにしています。
なお、この他のタイトルも挙げており、“Death Stranding 2: On the Beach”と“Kingdom Come: Deliverance II”もお気に入りだったとのこと。
ビデオゲーム開発におけるAIは便利なツールの1つ、芸術性と人の意図に取って代わることはできない
昨今様々な議論の的となっている“ビデオゲーム開発における生成AI活用”の是非について言及したTodd Howard氏は、AIをツールの1つとして捉えていると説明。一方で、クリエイティブな意図は、人間のアーティストから生じるものだと自身の見解を明らかにしました。
Todd Howard氏は、スタジオで日々行われている反復作業の一部を、より効率的に進める方法はないか、この視点でAIを見ていると語り、何かを生成させるよりも、むしろ世界の構築やチェック作業に便利なツールセットとして考えていると発言。仮に、10年前に戻ったとして、古いバージョンのPhotoshopを使いたいとは誰も思わないでしょう?と伝えています。
一方で、Todd Howard氏は芸術性を固持したいと語っており、ここに宿る人間の意図にこそ、自分たちの作品を特別なものにする鍵があると強調しています。
「The Elder Scrolls」ドラマシリーズ化、決して可能性がないわけではないが
“Fallout”のドラマ化が見事な成功を収め、既に新生“Wolfenstein”のドラマ化も決定している状況を踏まえ、「The Elder Scrolls」のドラマシリーズ化に関する質問に応じたTodd Howard氏は、「Fallout」のドラマシリーズ化が10年がかりのプロジェクトであり、(FO3の発売後、各所から映画やTVドラマの打診があったものの)Bethesdaが本当に多くの時間を費やしたと前置きした上で、現時点で将来的な「The Elder Scrolls」の展開については、やるともやらないとも断言はできないと明言しました。
一方で、Todd Howard氏は次のように自身の見解を伝えています。「どうなるかは分かりません。ドラマが『Fallout』フランチャイズに与えた影響は予想よりも大きかったので、『おや、光明はあるのか?』とも考えさせられます。ですが、今のところは何もありません……そして、私は今後10年間『ノー』と言い続けるつもりでもあります」
余談ながら、Todd Howard氏はドラマ「Fallout」シーズン2の解禁に先駆けて、「Fallout: New Vegas」を生んだObsidian Entertainmentの面々をドラマの撮影セットに招待したとのこと。

