Inter BEE 2025の会場において、ライティング機材ブランドのAmaranは複数の新製品を発表した。今回発表されたのは、モバイルコンテンツクリエイター向けのamaran Ray「60c/120C」シリーズおよび、スタジオライトの新型モデルamaran Ray「360c/660c」である。

まず注目を集めたのは、同ブランドとして初めてモバイルクリエイター向けに特化して開発されたフルカラーLEDライト「amaran Ray」シリーズだ。ラインナップには「60c」と「120c」が含まれ、いずれも重量約500gという極めてコンパクトな筐体を実現している。IP規格に準拠した防滴仕様となっており、小雨程度の環境下であれば問題なく使用可能だ。あわせて紹介された専用のバッテリーグリップは電子接点を備えており、ライト本体に装着するだけでケーブルレスでの給電が可能となるなど、機動力を重視した設計となっている。

スタジオ用ライトの分野では、「Amaran 360c」および「Amaran 660c」の2機種が紹介された。「360c」はヒット作である「Amaran 300c」の後継機に位置づけられ、前モデルと比較して光量が80%向上しており、1mの距離で最大17,130ルクスという出力を実現している。一方、「660c」はAmaranブランドとして初となる600Wクラスのスタジオグレードモデルであり、より高出力なライティングを求めるユーザー層への訴求が図られている。

これらスタジオ向け新機種の最大の特徴は、光源エンジンの刷新にある。従来のRGBWW配列に代わり、新たに「Omni-Color(オムニカラー)エンジン」が搭載された。これは従来の構成にインディゴ(藍色)のLED素子を追加したもので、これによりさらに純粋な白と、よりリアルな肌色の再現が可能となった。親ブランドであるAputureの上位機種では「BLAIR」エンジンが採用されているが、Amaranブランドではこの「Omni-Color」が展開されていくことになる。

機能面および操作性におけるアップデートも多数盛り込まれた。接続インターフェースとしては、USB-C経由でのDMXアダプター接続に対応したほか、新たにNFC機能を搭載している。これにより、スマートフォンを本体にかざすだけで専用アプリとのペアリングが完了し、即座に制御を開始できるようになった。また、本体背面の操作ノブの感触も改良されており、滑らかな回転動作と、止めたい位置で正確に静止する操作感を実現している。これにより、0%から100%までの微細な出力調整を直感的に行うことが可能となった。





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