tofubeats|Style 3:Abletonでエコシステムを構築

クリエイターの音楽活動を奥深く豊かにするAbletonの制作ツール。DAWのLiveをはじめ、制作やライブの可能性を広げるコントローラーPushやポータビリティに優れたグルーヴ・ボックスMoveと、ユーザーの活動スタイルに寄り添ってくれるのも大きな魅力となっている。ここではtofubeatsが登場。

持ち歩けるPCM音源のような側面

──まずはAbleton製品の愛用歴について教えてください。

tofubeats Liveはもう20年くらいメインのDAWですね。これだけ使っていてもまだ試せそうな新しいことがあって面白いです。ハードウェアで最初に手元に来たのはPush 2です。ライブだとNOVATION Launchpadなども使うのですが、配線を増やさず深い階層まで操作できそうだと思ってPush 2を導入しました。Pushは、出先でスケッチしたり、ライブ用プロジェクトのエンベロープを書いたり、シーケンスを組み替えたり、セッションビューとアレンジメントビューの行き来をするのに使ってきました。今はMoveを使うことが多いです。メインはライブ用で、セットによって使い分けます。

tofubeats × Ableton Move & Push

tofubeats × Ableton Push

──それはどんな使い分けでしょうか?

tofubeats ライブ・セットを小さい編成にしたいときに、Moveは音源を内蔵していて、サンプリングできて、MIDIコンとしても使えて、同期も走らせられるので、荷物がめっちゃ減らせるんです。小さいからDJブースにも置きやすいし、DJセットにライブ要素が入れられて重宝しています。ROLAND TB-303っぽい音色のシーケンスを鳴らすことが多いですが、持ち歩けるPCM音源みたいな側面もあって。Move内のピアノ音色をMIDI鍵盤で演奏することもあります。

tofubeats × Ableton Move

 Push&Moveの魅力 

セッション&アレンジメントビュー

ライブではアレンジメントビューを見つつ、一部セッションビューを走らせ、トラックごとに切り替えているというtofubeats。ライブはアレンジメントビューで進行させながら、パッドのLEDライトやエフェクトの制御をセッションビューで行うようなマクロを組み、トラックごとに切り替えて駆使しているという。詳しくはtofubeatsが登場したAbleton公式YouTubeで公開中のウェビナーをご参照いただきたい。

USB-Cとオーディオの同時接続が便利

──Moveは制作でも使いますか?

tofubeats 制作だとちょっとしたスケッチに使うことが多く、良いのができたらMove ManagerでLiveに移して作業することが多いです。出先でMIDI鍵盤がないときにコントローラーにすることもあります。

──Moveで気に入っている機能は?

tofubeats 音源を読み込むとカットオフとかレゾナンスとか、全部がアサインされるのは便利ですね。持ち歩きの音源としてもファースト・チョイスになるし、何よりAbletonの音源なのでなじみがあります。Live、Push、Moveで操作感が共通なのも便利です。

tofubeats × Ableton Move

──試してみたい使い方はありますか?

tofubeats 個人的にAbleton Linkをもっと上手に使いたくて、特にDJソフトのALPHATHETA Rekordboxと同期してチャレンジングなことをしてみたいです。ライブではAbleton LinkでスタンドアローンのMoveとLiveを同期させることもありますね。

──ライブではどのようなセッティングを?

tofubeats 多いのはMoveのオーディオ出力をオーディオI/O経由でパソコンに入れてLiveを通す方法で、これだとLiveでマスター・エフェクトをかけることもできます。USB-Cもオーディオもつないでおけば好きなほうで使えるし、配線も少なくなって、充電までできるのは本当に感謝してますね。

 

tofubeats × Ableton Move

【tofubeats】1990年生まれの音楽プロデューサー/DJ。2007年頃よりtofubeatsとして活動スタート。11月まで全国5都市を回る『tofubeats JAPAN TOUR 2025』を開催中。

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