電子書籍は便利だけど、深い読書をするならやっぱり紙の本……そんなふうに思い込んでいないだろうか? 実は、多くの人が見過ごしている電子書籍の便利機能を活用すれば、電子でも紙を凌駕する読書体験ができる。その極意をお伝えしよう。
【初級】「理解を深める」神ワザ
直感的な「パラパラ読み」は電子でもできる
デジタルで本を読むメリットのひとつは、膨大なテキストを「斜め読み」できることだ。その半面、テキストの内容を深く理解するところからは遠ざかってしまうようなイメージがある。
だが、実は電子書籍には読み手の理解をサポートしてくれる工夫が詰まっている。本記事では、電子書籍リーダーの代表格である「Kindle(キンドル)」のスマホアプリ版を例に取って、知られざる神ワザを紹介していこう。
紙の本でテキストを読むとき、私たちは無意識に「確認」を行っている。今読んでいるところに指を挟んでキープしつつ、パラパラとページをめくって前の内容を振り返ったりしながら、テキストへの理解を深めているわけだ。ところが、デジタルではこのプロセスが抜けがちになる。「パラパラめくる」という動作がないため、必然的に「行きつ戻りつ」といった読み方より、「とにかく先に進む」という読み方になってしまうのだ。
そこで試してほしいのが「PageFlip」という機能(①)。ページを縮小表示した状態で左右にスクロールすることで、紙の本をパラパラめくるように前後を確認できる。元のページに戻るには、隅に表示された「*に戻る」をタップするだけというのも、紙のページに指を挟んでおく感覚に近い。


