
せまりくる雨穴さん 撮影・川口宗道、双葉社提供
変でこわい…だから、気になる
『変な家』(飛鳥新社)、『変な絵』(双葉社)などの大ヒット本を生み出した、覆面ホラー作家でユーチューバーの雨穴さんが朝小に初登場! 10月末に発売されたばかりの本『変な地図』(双葉社)のポイントや、雨穴さんの知られざる子ども時代の話など、根ほり葉ほり聞きました。(関田友衣)
7体の妖怪がえがかれた「古地図」をにぎりしめ、祖母が不可解な死をとげていた――。最新刊『変な地図』は、そんな意外な過去を知った大学生の栗原が、祖母の死をめぐる謎を探るため、旅に出るという物語です。
「この本には、物語の舞台となる海ぞいの田舎町の地図がついています。読者はその地図を見ながら、栗原さんといっしょに、変なものや不気味なものを調査し、冒険することができます」
これまでの本は、家の中で間取り図を見たり、電話をかけたりしながら謎を解き明かす内容が主でした。しかし今回は旅に出て、人が住んでいない集落や古びたお堂、森の中を歩き回って調査するのが新しい点です。

古地図には、おそろしい妖怪が。謎の女性の後ろ姿もえがかれています 双葉社提供
さあ、地図を手に「こわい」冒険へ!
雨穴さん自身は「地図を読むのが苦手。見ているのに道に迷う」そうです。一方、ひとり旅をして「車窓から、人が住んでいるかわからない小さな集落を見ると、興味を引かれ、行ってみたいと思います」。
この『変な地図』については「不気味なものを深ぼりすると、その中にまた不気味なものがあり、さらにほり進めると、別の不気味さが出てくる。いろいろな不気味さを感じ取ってほしい」と話します。
また、雨穴さんが考える「一番こわい状況」がえがかれています。「トンネルの真ん中に、ひとりで置き去りにされる」という状況です。「それで外と連絡が取れないとなったら、本当にこわいですよね……」
どんなこわさなのか、「ぜひ実際に手に取って読んでみてほしいです」。

『変な地図』(著 雨穴/双葉社) 三大「変な特典」つき。①変な特大考察マップ②変なしおり(初回限定)③変な朗読(40分) 双葉社提供
「変な」シリーズって?
日常から始まるホラー
『変な家』『変な絵』に代表される雨穴さんの一連のミステリー・ホラー小説。日常にひそむ「なんか変だ」「おかしい」をきっかけに、おそろしい謎にせまっていく内容です。雨穴さん自身は「神経質な人間なので、くだらないことを気にしちゃったりします……」。
『変な地図』執筆ウラ話
社会との通信をたって
8か月かけて『変な地図』を書いたという雨穴さん。SNSも見ず、スマホのアプリも消し、「社会との通信をたって、山ごもりをしていたような感じです」。自分自身が物語の世界に入りこむような時間は楽しい半面、行きづまったときはつらかったそうです。でも貴重な体験だった、とふり返ります。
◇
いったい何者? 雨穴さん

『変な絵』は世界35か国語で翻訳出版されることに! 雨穴さんは世界中をこわがらせています 撮影・川口宗道、双葉社提供
なぜこの名前?
暗くてじめじめが好き

撮影・川口宗道、双葉社提供
デジタル版をご購読いただくと、記事の続きをお読みいただけます。
紙の新聞版
デジタル版
1,050円
月額(税込み)

「朝小プラス」は朝日小学生新聞のデジタル版です。毎日の読む習慣が学力アップにつながります。1日1つの記事でも、1年間で相当な情報量に!ニュース解説は大人にもおすすめ。
紙の新聞版
デジタル版
1,050円
月額(税込み)

