福岡で唯一の4年制の音楽大学が、2026年に福岡県太宰府市に誕生します。全国の私立大学で定員割れが相次ぐ中、なぜ今、音楽大学を新設するのでしょうか。学長が4日、会見を開き、音楽を医療や福祉にも役立てたいという思いを語りました。

福岡国際音楽大学は、2024年9月から準備を進めてきて、2025年10月に文部科学省から設置認可を受けました。

キャンパスは太宰府市の福岡女子短期大学の敷地を共用し、すでに募集を停止した短大音楽科の施設などを改修して利用します。

学長に就く澤和樹さんは、2022年まで6年間、東京芸術大学長を務めた世界的バイオリニストです。福岡国際音楽大学でも教壇に立つということです。

全国の私立大学では定員割れも相次ぐ中、なぜ今、新たに音楽大学をつくるのでしょうか。

日本私立学校振興・共済事業団によりますと、2025年度の入学者が募集定員を下回った大学は全国で316校と、全体のおよそ50パーセントにあたります。

厳しい経営状況を抱えた大学が少なくない中での開学について、澤学長は。

■福岡国際音楽大学・澤 和樹 学長
「トップクラスの演奏家育成、音楽を次の世代に伝承していける教育者を育てる。それはクラシカルな意味で当然だけれども、音楽の力で医療・福祉分野で活躍できる人材を育成していきたい。」

福岡国際音楽大学を設置する学校法人、高木学園が所属するグループは医療機関、福祉施設、大学などを運営していて、大学では音楽療法士の資格取得を目指すこともできるということです。

また、グループからの資金援助により、学納金は入学年度は164万円、2年次以降は140万円など4年間の合計でおよそ580万円と、私立の音楽大学では最も低い水準に抑えられているということです。

福岡国際音楽大学は定員80人で、11月から2026年度の学生募集を開始しています。

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