
10月31日 米アルファベット傘下グーグル所有の動画投稿サイト、ユーチューブが提供するユーチューブTVは30日、ESPNとABCを含むウォルト・ディズニーのネットワークが視聴できなくなったと発表した。写真はESPNプラスのロゴ。2021年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[30日 ロイター] – 米アルファベット(GOOGL.O), opens new tab傘下グーグル所有の動画投稿サイト、ユーチューブが提供するユーチューブTVは30日、ESPNとABCを含むウォルト・ディズニー(DIS.N), opens new tabのネットワークが視聴できなくなったと発表した。新たなライセンス契約で合意できなかったという。
ユーチューブTVは「ディズニーとの契約は更新期限を迎えた。ディズニーのテレビ作品に利益をもたらす一方で、われわれの会員に不利益をもたらすような条件には同意しない」とXに投稿した。
ユーチューブTVは米国の有料テレビ配信大手で、今年に入り従来のメディア企業と一連の交渉を行っている。
今月上旬にはメディア大手コムキャスト(CMCSA.O), opens new tabのNBCユニバーサルと厳しい交渉の末、「サンデー・ナイト・フットボール」や「アメリカズ・ゴット・タレント」といったNBCの番組の配信継続で合意した。
フォックス(FOXA.O), opens new tabやパラマウントとも契約を結んでいる。
ディズニーの広報担当者は声明で、「3兆ドルの時価総額を持つグーグルは、その市場支配力を利用して競争を排除し、われわれが他の全ての配信事業者と交渉した業界標準の条件を引き下げている」と述べた。
ディズニーは可能な限り迅速な解決に向けて努力するとも語った。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
