いやー長かったですね、夏。
やっと秋になったのはいいけれど、ぼやぼやしてるとあっという間に寒くなってしまいそうなこの頃、貴重なお出かけシーズンのうちに、アートの探索に出かけるのは如何でしょう。
名画を題材にした小説と、名画鑑賞の手がかりになる本、
読んでから出かけるのもよし、帰り道のカフェで余韻を味わいながらの読書もよし。
お絵描き好きな担当Sと、おでかけ好きな担当Kが二人でわちゃわちゃと選びました。
※本記事は2024年11月3日に「カドブン」note出張所に掲載した記事を再編集・再掲載したものです。
アートに目覚める秋だから
美術館に行きたくなる本8選
似鳥 鶏『彼女の色に届くまで』(角川文庫)
彼女は、天才画家にして名探偵――。青春×アートミステリの決定版!
天才少女と画商の息子は、絵画で謎を解き明かす――!
画廊の息子で幼い頃から画家を目指している緑川礼こと僕は、期待外れな高校生活を送っていた。友人は筋肉マニアの変わり者一人。美術展の公募にも落選続きで、画家としての一歩も踏み出せず、冴えない毎日だった。だが高校生活も半ばを過ぎた頃、僕は学校の絵画損壊事件の犯人にされそうになる。その窮地を救ってくれたのは、無口で謎めいた同学年の美少女、千坂桜だった。千坂は有名絵画をヒントに事件の真相を解き明かし、それから僕の日々は一変する。僕は高校・芸大・社会人と、天才的な美術センスを持つ千坂と共に、絵画にまつわる事件に巻き込まれていくことになり……。
ルネ・マグリット『光の帝国』、ジャクソン・ポロック『カット・アウト』、パウル・クレー『グラス・ファサード』など有名絵画が多数登場!【カラー口絵付き】
絵画をヒントに、美術にまつわる事件の謎を解け。「才能」をめぐる、ほろ苦く切ない青春×アートミステリ!
(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/321904000356/
中野京子『名画と建造物』(KADOKAWA)
ベストセラー「怖い絵」の著者が、名画に描かれた建造物を解説!
20の名画が伝える時代の息吹きを読む、絵画鑑賞本!
過去と現在の比較ができるよう、写真も掲載。
歴史を学び、観光案内にもおすすめです!
クロード・モネ『サン・ラザール駅』
マルク・シャガール『七本指の自画像』
スタフ・クリムト『旧ブルク劇場の観客席』
フィンセント・ファン・ゴッホ『アルルの跳ね橋』
エドワード・ホッパー『線路脇の家』など
(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322102000161/
ダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』(角川文庫)
全世界を揺るがせた歴史ミステリの大ベストセラー!
(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/200509000008/
宮下規久朗『50の名画でたどる西洋美術史 角川選書ビギナーズ』(角川選書)
歴史に名を刻む50の名画をオールカラーで解説! 美術史の精髄に触れる
(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322404001456/
原田マハ『ジヴェルニーの食卓』(集英社文庫)
印象派の巨匠4人の美の謎を色鮮やかに描き出した短編集。
語り手は画家の身近にいた女性たち。美術史や評伝から見えてこない画家の素顔や心情が、キュレーターの経験がある作家の想像力によって色鮮やかによみがえる。
(集英社オフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-745327-0
サマセット・モーム『月と六ペンス』(角川文庫)
モームの名を世に知らしめた代表作、ついに復刊!
(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/200807000307/
澤田瞳子『若冲』(文春文庫)
若冲の奇妙にして華麗な絵とその人生。
(文藝春秋オフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167908256
秋田麻早子『絵を見る技術 名画の構造を読み解く』(朝日出版社)
同じ絵を見ても、プロと素人では、見ているところが違っていた!?
・この絵の主役はどこ?
・前情報なしに、どう見たらいいの?
・バランスや構図が良いとか悪いとか、みんな何を見て言っているの?
ちゃんと絵の中にヒントがあるんです。
センスがなくても、知識がなくても、目の前の絵画を「自分の目で見る」、
そして「良し悪しを判断する」ことは、できるんです。
謎を解くカギは、ぜんぶ絵の中にあります。
絵の研究は、「意味」と「形」の二本柱。
この本では、これまであまり触れられてこなかった、「造形」の面から歴史的名画を見ていきます。
(朝日出版社オフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255011110/
こちらの記事もおすすめ!
特別な存在だからこそ生まれる極上のドラマ――女ふたりの関係性を描く小説8選
https://kadobun.jp/feature/book_concierge/entry-128724.html
いま、時を超えた挑戦がはじまる! 過去からの謎ミステリ6選
https://kadobun.jp/feature/book_concierge/entry-106074.html
パイセンたちの明察にひれ伏す快感! 素敵シニア探偵コレクション
