【写真】山田涼介&超特急&HANA、旬の3組が集ったステージ!

 トップバッターとして登場したのは、7人組ガールズグループ・HANA。彼女たちが誕生するきっかけとなったオーディション番組『No No Girls』の最終審査が行われたのが、ここKアリーナ横浜だったということもあり、ファンにとっても、そしてメンバー自身にととっても感慨深い瞬間があっただろう。HANAのステージは、プレデビュー曲「Drop」で幕開け。曲中、CHIKAが「叫べー!」と絶叫すると、会場のボルテージは一気にアップする。続けて披露された「Burning Flower」では、NAOKOのハイトーンボイスとMOMOKAのラップがKアリーナ全体に響くのが印象的だった。自己紹介のMCを挟んで、クールなナンバー「BAD LOVE」と涼しげなラブソング「Blue Jeans」へと続いていく。「Blue Jeans」では、CHIKAが会場に向かって「みんな歌って!」と煽り、会場全体で〈Blue Jeans 古いスニーカー〉と大合唱。ラストにはデビューシングル「ROSE」を投下し、会場は大盛り上がり。「ありのままの自分を好きでいられる」ということを音楽とスタイリングで証明し続けるHANAの存在感たるや。今回のフェスのコンセプトにふさわしいステージングで会場を魅了していた。

 2番目に登場したのは、超特急。まずは、疾走感溢れるエモーショナルなダンスチューン「Steal a Kiss」をパフォーマンス。お決まりとなった“沼落ちセリフ”パートでは、ユーキが〈好きなんだろ?〉を〈ZOZOが好きなんだろ?〉とアレンジしてみせる。MCで、ハルは「山田さんのファンの皆さん! わかんないと思いますけど、僕、山田さんの生徒です! 眼鏡かけてた子です!」と、『ビリオン×スクール』(フジテレビ系)の生徒役だったことをしっかりアピール。そして、その流れで「この時間だけでも8号車(ファンの呼称)になってください!」と呼びかけると「イエーイ!」と大きな声が会場を包み込んだ。

 会場の雰囲気を一気に超特急カラーに染めたところで披露されたのは、最新シングルより「NINE LIVES」。そして久々にセットリストに組み込まれた「シャンディ」、「Lesson II」も大きな盛り上がりを見せた。9人の一糸乱れぬフォーメーションダンスが会場を圧倒していく。しかし、「メタルなかよし」「バッタマン」で空気を一変。「バッタマン」では、ハルが「うるさくなるから耳とかふさいだほうがいいかもね!」と言い、大暴れ。ステージを縦横無尽に駆け抜けたり、“一点倒立”をしたり、自由な時間が展開される。そのままラストチューン「Burn!」へと雪崩れ込んでいくのであった。

 この日の大トリを務めたのはRyosuke Yamadaこと、山田涼介。スモークが立ち昇るなか、シルエット姿で登場した山田はダンサーを引き連れて、赤いマイクを片手に「SWITCH」を歌い上げる。圧倒的なオーラが会場を魅了していく。「声出す準備、できているか?」と会場に呼びかけ、2曲目の「INTO YOU」がスタート。そのままノンストップで披露した「Oh! my darling」「Please! Please! Please!」では、特大の笑顔で会場を沸かす一幕も。MCでは「この瞬間だけは山田涼介の時間を存分に楽しんでほしいなと思っているので、どうぞよろしくお願いします」とコメント。水を飲むと、キラキラの効果音が流れるというお決まりの演出も。「僕のツアーに来ていない人はわかんないですよね、すみません(笑)」と恥ずかしそうに笑っていたが、一気に空気を我がものにしていくのは、さすがとしかいいようがない。

 MCを挟んだのちに披露されたのは、バラードソング「花のように」。そこから低音ボイスが魅力的な「No ID」「HUSTLER」でクールで妖艶な一面を見せていく。そこからHey! Say! JUMPの楽曲「ウィークエンダー」で雰囲気を一変させ、ラストには「RED」を披露。エンターテイナーとしてのあり方がしっかりと刻まれたステージだった。

 ファッションと音楽の祭典にふさわしく、豪華なメンバーが肩を並べた『ZOZOFES』1日目。最後には、出演者一同がステージに会し、そこでハルと山田が生徒と先生らしいやりとりを見せるなど、この日しか見られない豪華なコミュニケーションも。フェスならではの特別さを感じさせたところで、ステージは幕を閉じた。

於ありさ

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