鈴木俊貴『僕には鳥の言葉がわかる』(小学館)が「書店員が選ぶ ノンフィクション大賞 2025」の大賞に選ばれた。

 古代ギリシャ時代から現代に至るまで、言葉を持つのは人間だけであり、鳥は感情で鳴いているとしか認識されていなかったーー。本書はその「常識」を覆し、「シジュウカラが20以上の単語を組み合わせて文を作っている」ことを世界で初めて解明した研究者による科学エッセイ。

 『僕には鳥の言葉がわかる』の著者・鈴木俊貴は動物言語学者・東京大学准教授であり、文部科学大臣表彰(若手科学者賞)、日本生態学会宮地賞、日本動物行動学会賞などを受賞した人物。

 初の単著となる『僕には鳥の言葉がわかる』は2025年1月23日に初版1万部で発売後、多くのメディアに取り上げられ、またたく間に増刷を重ねるなか累計17万部のヒットを記録。2025年7月には「第13回河合隼雄学芸賞」を、8月には「第24回新潮ドキュメント賞」「かってに芥川賞・直木賞」(芥川賞部門)を受賞している。

 丸善ジュンク堂書店各店および全国の書店スタッフ(全国約20法人672名の書店員が参加)による投票で「書店員が選ぶ ノンフィクション大賞 2025」の大賞を受賞。このたびの受賞で4冠達成となった。

■書誌情報
『僕には鳥の言葉がわかる』
著者:鈴木俊貴
価格:1,870円(税込)
発売日:2025年1月28日
出版社:小学館

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