アップルは17日(米国時間)、2026年シーズンから米国で「F1」の全レースを動画配信サービスの「Apple TV」で独占配信すると発表した。この契約は米国向けで、契約期間は5年間。Apple TVにおいて、F1の全プラクティス、予選、スプリントセッション、グランプリをApple TV加入者が視聴可能となり、シーズンを通じて、一部のレースと全プラクティスセッションがApple TVアプリで無料視聴できる。
なお、アップルの動画配信サービスは13日から「Apple TV+」から「Apple TV」に変更された。デバイスのApple TVと同名のサービスブランドで動画配信も展開していく。Apple TVの日本における月額料金は990円。
最高峰の自動車レースであるF1とアップルが連携する。両者はApple Original Filmsが制作した「F1 The Movie」(邦題:F1/エフワン)の成功を受けて、パートナーシップを強化。Apple TVでのF1放送に加え、iPhone向け無料アプリ「Apple Sports」では、全グランプリの予選・スプリント・レースのライブ更新を提供。リアルタイム順位表、ドライバー/コンストラクターランキング、ロック画面で追跡可能なライブアクティビティ、iPhoneのホーム画面用ウィジェットなども提供予定。また、Apple News、Apple Maps、Apple Music、Apple Fitness+などでもF1の魅力を発信していく。
F1公式プレミアムコンテンツ「F1 TV Premium」は、米国ではApple TVサブスクリプション経由でのみ利用可能とする。
2026年はF1の大きなレギュレーション変更が行なわれるが、Appleサービス部門シニアバイスプレジデントのエディ・キュー氏は、「新チーム、新規定、世界最高のドライバーたちが駆る新車が登場する。Appleならではの方法で、プレミアムかつ革新的なファンファーストのコンテンツをお客様にお届けできることを楽しみにしている」と説明している。
日本においては、今期(2025年シーズン)のF1中継はDAZNとフジテレビNEXTで行なわれている。

