立憲民主党の辻元清美氏
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立憲民主党の辻元清美参院議員(65)が、6日に放送された読売テレビのニュース情報番組「ten」に出演。自民党の新総裁となった高市早苗前経済安保担当相について言及した。
4日に投開票された総裁選で、高市氏は1回目の投票で1位。小泉進次郎農相との決選投票でも競り勝ち、結党70年で初の女性総裁が誕生した。首班指名選挙で首相に選出されれば、日本に初の女性首相が誕生することになる。
立憲民主党の前代表代行でもある辻元氏は、自民党との連立について「まず、公明党がどう動くのかというのが大きい」と公明党の出方をうかがっていると口にし、「高市さんと公明党の政策の近さより、立憲と公明党の方が政策が近いと思う」と語った。
そのうえで自民党については「解党的出直しというてるけど、結局、麻生さんと裏金、安倍派の復権をかけたし烈な権力闘争」と評価。「私は高市さんを昔からよう知っているし、奈良と大阪やし、女性で初めてやし、世襲ちゃうし、と思うねんけど、麻生さんと旧安倍派のつくった神輿に乗って担がれた、ちょっと残念なところがあるんです」との話した。
さらに「私は首班指名、玉木さん。公明と立憲と国民でやれへんか、まず」と連立を“打診”すると、スタジオにいた国民民主党・玉木雄一郎代表は目をパチクリして驚がく。辻元氏は「それぐらい大胆なことを考えないと、このまま、麻生さんも副総裁になるのか知らんけど、義理の弟が幹事長になって、裏金議員がやね、党の役職に入っていく。これを許してええんか、ということ」と厳しい言葉を投げかけた。
玉木代表は「野田さんに言うて」と困り顔。それでも辻元氏は「私はこないだまでは大連立はないし、どこかが連立組むのか、とか思っていたけど、ここで私らが手を結んで、もう1回私ら話ししましょう。これを言いたくて、私は東京からリモートで出てるねん。どうよ」と、さらにラブコールを送った。
「相変わらず、キレがいいね、辻元さんは」と押されっぱなしだった玉木代表は「野田代表からもですね。あとこの前、野党の国対委員長会談したんですけど、立憲から何も言ってこないんですよ。電話の1本もないし。そこは辻元さんならできるのかもしれないですけど、なかなか今の立憲は厳しいんちゃうか」と、やんわり断っていた。
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