仕事で成果を出し続けるには、どうすればいいのか。ミュージシャンの土屋礼央さんは「すべてにおいて全力投球を目指すのは現実的ではない。継続できる努力を見定めて取り組むことが重要だ。僕はそれを『タモリ倶楽部』から学んだ」という――。


※本稿は、土屋礼央『捉え方を変えてみたら大抵の事が楽しくなった僕の話』(主婦の友社)の一部を再編集したものです。


収録スタジオでカメラを構えている男性

写真=iStock.com/varunyu suriyachan

※写真はイメージです



持続できない努力はスタートしないほうがいい

持続可能な仕事が大人になってからは非常に大事だなと思っています。それは「凄い面白いアイディアが浮かんだんですけど! 世界をあっと驚かせられるぞ、きっと! 大っきな花火打ち上げよう!」みたいなアイディアが浮かんだ時でさえ「それ本当に実行しても大丈夫ですか?」と躊躇する判断基準になっていたりします。


経験上、大きな花火も、全力で頑張れば、成功に導ける自信がある。でも本当にやった方が良いですか? と自問自答するのです。


「えー良いアイディアが浮かんでいるのに? それは勿体無いですよ!」


確かに、勿体無いが一番悔しい僕ですが、実行する事で勿体無い事にもなりかねないと思うのです。


本当にそれ、継続して努力出来ますか? 他人を巻き込むプロジェクトは特にそうだ。


始めたブログが最近更新されない。


始めたYouTubeチャンネルが放置されている。


少なからずそれを待っている人がいるのに。


続けられない努力はスタートしない方が良いと思うのです。僕も過去に同じ様な事を何度か経験しています。


わかっているんだけど、放ったらかしなんだよね……。タイミングを逃しちゃってさ……。頭の片隅にずっと放置している案件が残っている。これは健康的ではありません。


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