(内田直之キャスター)
「維新体感ホールです。幕末から近代国家に繋がる日本の歴史について、ドラマ仕立てで学ぶことができるんですね。こちらホールになっています」
今回のないごて!?注目したのは、西郷や大久保など偉人のロボットがやり取りするドラマです。
「無事に戻れたのも、大久保どんをはじめ、精忠組の熱心な帰還運動があったればこそち思っちょりもす」
鹿児島弁で展開されるドラマについて、こんな声が寄せられました。
(情報提供者)
「県外の方が、鹿児島弁が全く分からない。すごく残念で・・・」
観光立県を打ち出す鹿児島として見逃せない問題です。ないごて!?鹿児島弁のドラマが作られたのか?26年度リニューアルする維新ふるさと館のギモンを徹底取材しました。
鹿児島市加治屋町の維新ふるさと館。1994年、鹿児島市が“歴史観光施設”として作りました。耳なじみのない「歴史観光施設」。どんな意味が込められているのでしょうか?
(維新ふるさと館・佐々木幸男副館長)
「博物館は本物をしっかり保存して調査研究をしながら広く知らせる。本物にこだわるのではなく、鹿児島の歴史を分かりやすく、広く伝えることができる施設と考えている」
「楽しさ」や「わかりやすさ」がキーワードで、博物館・資料館とは別の狙いがあります。
(内田直之キャスター)
「薩摩藩の子供達が学んだのが郷中教育。郷中教育で行われたのが大名カルタです。そのカルタを模したゲームが武者カルタです。実際に札を私が選ぶんですけど、これかな?当たりました。このようにゲーム感覚で武者カルタを楽しむことができます」
人気のコーナーが地下1階の維新体感ホール。西郷や大久保、坂本竜馬、勝海舟といった偉人が登場し、幕末から明治にかけたドラマが展開されます。最大の特徴は、精巧なロボットの方言での会話です。
(大久保利通)
「西郷さぁ。早速でごわすが、おまんさぁの力を、お借りせねばなりもはん。尊王攘夷に偏り過ぎた長州が、京都の和平をひどく乱しておったでごわす」
(村田新八)
「おいどんも、大久保さぁと一緒にイギリスやアメリカが、どれほどのもんか、この目で見てきもんそ」