小学館より懐かしい「たばこパッケージ」約300点を収録した書籍『昭和たばこ図鑑』が発売されます。
昭和100年を迎えた今、昭和カルチャーの再評価にともない、当時の製品、食品、日用品などのプロダクトデザインに注目が集まっています。そんな「昭和デザイン」の中でも「たばこパッケージ」は特別な存在です。
「たばこと塩の博物館」監修のもと発売される本書では、1926年(昭和元)から1989年(昭和64)までに発売された膨大なたばこパッケージの中から、デザイン上の評価が高い約300点が収録されています。
「たばこパッケージ」は、モダンデザインの開祖・杉浦非水、インダストリアルデザインの神・レイモンド・ローウィ、戦後日本デザイン界の重鎮・田中一光、そしてイラストレーターから映画監督、作詞・作曲家までマルチに活躍したクリエイター・和田誠など、商業美術史、デザイン史に名を刻む一流デザイナーたちが手がけていました。
本書ではそんな「たばこパッケージ」を、デザインの観点から振り返り、楽しむ事ができるでしょう。
「光」「ゴールデンバット」「チェリー」など、戦前のたばこパッケージも約80点掲載。「ゴールデンバット」の図案原作者はやなせたかしの恩師!?など、「シガレット(紙巻たばこ)」の普及と共に始まった「たばこデザイン」黎明期にもスポットを当てます。
『昭和たばこ図鑑』は2025年9月29日(月)に発売されます。価格は1870円(税込)です。