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ピクシブ株式会社は、同社が監修するアートブックシリーズの最新刊『VISIONS 2026 ILLUSTRATORS BOOK』を9月19日に刊行した。国内外で活躍する計170人のクリエイターによる多彩な作品を収録しており、シリーズを通して初参加となる作家が169人を占める点が特徴である。
「VISIONS」シリーズは2020年に始まり、累計発行部数は38万部を突破している。日本語版だけでなく、英語版や中国語版も展開し、世界各地で支持を広げてきた。今回はアメリカや中国、韓国、インドなど国外のクリエイターの作品も多く含まれ、国際的な広がりを見せている。
表紙は人気イラストレーターのモグモ氏が描き下ろし、デザインとディレクションはグラフィックデザイナーのパンチ氏が手がけた。また、パンチ氏とWeb開発者のKeita Yamada氏が制作した特設サイトも公開され、参加したクリエイターの作品やプロフィールを閲覧できる。
本書は352ページのフルカラー仕様で、B5判、定価は3,080円。出版社はKADOKAWA。公式サイトでは収録作家の詳細や紙面のサンプルも確認できる。
刊行に先立ち、同シリーズは8月に上海で開催された国際的なイラストイベント「2025GAF上海插画艺术节」に出展した。会場ではモグモ氏らによるサイン会やトークイベントが行われ、大きな反響を呼んだ。書籍発売後は全国の書店で収録作品を紹介するパネル展も実施される。今後は海外での展示も予定されている。
ピクシブは「創作活動を、もっと楽しくする。」という理念のもと、アートブック刊行やイベントを通じてクリエイターとファンをつなげる取り組みを続けている。今後も国内外で活動の場を広げながら、多様な創作活動を支援していく考えである。