スティーヴン・キング原作『 IT/イット』シリーズの前日譚ドラマ「IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー “それ”が見えたら、終わり。」の新予告編が米国で公開された。
シリーズは原作小説の「間奏」に基づき、27年ごとにデリーで起こる厄災を全3シーズン構成で掘り下げる構想。今回は『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)の27年前にあたる1962年を舞台に、田舎町デリーに秘められた過去と、ペニーワイズの起源が描かれる。
米軍基地で生活していたハンロン一家が、デリーの町に引っ越してきた。「基地に住んで8年になる。妻も、もう少し普通の生活をする準備はできていると思うから」と、夫のリロイは同僚たちに語る。しかし、妻のシャーロットは過去の生活を恋しがっているようだ。リロイは「だんだん慣れてきた。故郷のように思えるようになってきたよ」と言う。
もっとも、ふたりの息子は学校でいじめられているようだ。差別や暴力の気配が渦巻くなか、デリーにはもうひとつ、人々が口にしたがらない異変が起きている。ディック・ハローラン──スティーヴン・キング作品には『シャイニング』に登場し、『IT』原作小説でも言及された人物だ──は、リロイにこう語る。「25人が消え、そのうち7人は死んだ。ほとんどが子どもだ」。
彗星らしきものが落下し、子どもたちが探検しにやってきた下水道には、赤い風船を手にしたペニーワイズが姿を見せる。これは、このあと起こる災厄のほんの序章だ。
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製作総指揮&ショーランナーは映画2部作のアンディ&バルバラ・ムスキエティ。共同ショーランナーは『IT/イット』第2作のプロデューサーを務め、リッチーのマネージャー役も演じたジェイソン・フックスが担当し、アンディは全9話中4話の監督も務める。
映画版でペニーワイズ役を演じたビル・スカルスガルドが続投し、製作総指揮を兼任。共演は『マ・レイニーのブラックボトム』(2020)のテイラー・ペイジ、『バビロン』(2022)のジョヴァン・アデポ、『12モンキーズ』(1995)のマデリーン・ストー、『ゴジラvsコング』(2021)のクリス・チョーク、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)のジェームズ・レマーほか。
ドラマ「IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー “それ”が見えたら、終わり。」は2025年10月27日(月)よりU-NEXTにて独占配信。