読売テレビは24日、大阪市内の同局で松田陽三社長(66)が社長会見を開催。6月末に32年続いた「ダウンタウンDX」が終了したことについて「一時代を築いた、2人のボケとツッコミがあっての番組。4月より以前から(終了の)話は出ていた。復帰が見えない中で以前から吉本興業さんと話をしていた」と説明した。
関西地区の最高視聴率22・2%(ビデオリサーチ社調べ)を記録した超人気番組「ダウンタウンDX」。MCの松本人志が女性問題で24年1月から活動休止。浜田雅功も体調不良で休養し、冠の2人が不在のまま代役を立てて番組は続行したが、「吉本興業さんとあうんの呼吸で」と終了という決断に至った。
同局は今年に入って人気長寿番組が軒並み終了した。3年前に、前社長の大橋善光会長が「5年以内に全番組のフルモデルチェンジに取り組む」と編成の大改革を宣言。22年度まで9年連続で関西地区の視聴率三冠を誇っていた。23、24年度はトップの座をABCに譲った。
てこ入れとして3月に今田耕司のネタバレMTG」が12年半の放送に幕。3月末には34年続いた報道番組「ウェークアップ」、「あさパラ」から「あさパラS」へと29年続いた情報番組も終了。6月には「ダウンタウンDX」、今月末には15年にわたって人気を博してきた朝の情報番組「す・またん!」も終わる。「会社全体が守りの姿勢に入っていた」ことを踏まえ、「ゼロベースにしてチャレンジしよう」とモデルチェンジを進めている。「す・またん!」については来春に新番組スタートを計画中。「関西発の地元密着型の新しい番組を立ち上げたい」と松田社長は明かした。
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