【全話フル｜日本語字】あの夜の秘密の子&超大物御曹司！純愛料理物語が始まる#短編ドラマ #minidrama
✨ようこそ、『恋の旋律』へ。
🎬『恋の旋律』は、1〜2分で心が動く恋愛ショートドラマチャンネルです。
高品質ショートドラマを共有 | 正確な日本語字幕
💓 ときめき、切なさ、すれ違い、秘密の関係…。
恋するすべての瞬間を、短く、美しく描き出します。
🏫 学園、💼 オフィス、💔 片想い、😢 別れ、そして✨ 再会。
あなたの心にそっと寄り添う“小さな恋の物語”をお届けします。
ショートドラマはすべて正規ライセンスを取得しており、著作権侵害は法的に対応します。
ぜひ、私たちのチャンネルを登録してください🔔
💬 ▶︎ チャンネル登録・コメント・いいね、お待ちしています！
#CDrama #短編ドラマ #shortdrama #全話フル
お母さん！ 裴（ハイ）家はあなたのような すごい国賓料理の達人を 雇って、本当に幸せだね。 そりゃそうでしょ。 もし6年前に あなたを妊娠した時 お母さんがたくさん食べなかったら 今のお母さんは 一番すごい 国賓料理人であるだけでなく 一番 美しいお母さんでもあるのよ。 まずい。 雇い主が帰ってきた。 行くよ。 お母さんと一緒に出迎えよう。 裴行渊（ハイ・シンユエン）。 一体いつになったら 孫を産んでくれるんだ？ 何よりも 孫が一番大事だ。 もしできないなら 早く医者に診てもらいなさい。 6年だ。 一体どこにいるんだ？ 国賓薬膳を作った後 温泉につかるのは 本当に気持ちがいい。 ああ。 この薬膳はすごい。 熱い。 責任は取る。 裴（ハイ）社長。 あなたは20年以上女性に近づかなかったのに 今日ついにそれを破りましたね。 早く あの女の子の居場所を探せ。 かしこまりました。 裴（ハイ）社長。 隅々まで カメラを探しましたが 監視カメラに ぼやけた映像がありました。 ご覧ください。 指示だ。 海城（ハイチェン）全体を 探し回ってでも この女の居場所を見つけろ。 今日から 彼女は裴（ハイ）家の たった一人の若奥様だ。 はい。 まずい、まずい。 遅れた。 怒られる。 裴（ハイ）社長、お帰りなさい。 おかえりなさいませ。 裴（ハイ）社長、お帰りなさい。 おかえりなさいませ。 あなたか？ 裴（ハイ）社長。 あなた。 これは一体？ 何でもない。 6年前の女は スタイルが良かった。 まさか私のような 太った料理人じゃないよね。 李（リ）アシスタント。 6年だ。 奥様は見つかったか？ 裴（ハイ）社長。 もう6年も前のことですし 情報が 探し続けて。 それから、おばあ様がもうすぐ到着されます。 王（ワン）執事に直接出迎えてもらいなさい。 はい。 お母さん。 裴（ハイ）おじさんはかっこいいね。 パパにしてもらってもいい？ 変なこと言わないで。 橙橙（チェンチェン）。 パパは簡単に決められないんだよ。 わかった？ いい子ね。 早く学校に行きなさい。 うん。 私と広場ダンスを踊る おばさんたちは みんな孫を抱いているのに。 この子は いつになったら私に 孫を抱かせてくれるんだ？ 前を見てないのか、死にたいのか？ くそババア。 痛い。 びっくりした。 痛い。 本当に助けようとするのか？ 騙されるのが怖くないのか？ そんな風には見えないけど。 人を騙すような人には。 人を見かけで判断するな。 おばあちゃん、立たせてあげるよ。 ありがとう。 ありがとうね。 痛い、痛い。 痛すぎる。 ああ。 いい子だね。 ああ。 どうして私の息子の 行渊（シンユエン）の子供の頃と そっくりなんだ？ あなた、私の孫でしょう？ そうでしょ？ おばあちゃん、人違いだよ。 うん。 学校に行ってくるね、バイバイ。 ああ。 ああ。 そっくりだ。 おばあ様。 お体は大丈夫ですか。 王さん。 王さん。 さっき私は 子供に会った。 行渊とそっくりだった。 瓜二つなの。 至急 検査して。 私の 可愛い孫かどうか。 分かりました。 早く。 はい。 至急。 私の子供。 この子ったら。 いつになったら 私の可愛い孫を連れてくるの。 もしかして六年前の あの女の人？ 母さんはどこにいる。 よくも聞けたわね。 自分の妻と子供を 見張れないなんて。 あなたに何の価値があるの。 はあ。 何してるの。ぼうっとしてないで。 早くお嫁さんを 私の可愛い孫を探しなさい。 皆、聞いて。 必ず若様を 奥様を見つけ出すんだ。 はい。 すぐに裴家の広報に連絡して。 すべてのメディアで 24時間 捜索広告を流して。 奥様と若様を見つけられなかったら ただじゃおかないぞ。 はい。 全員に知らせろ。 テレビ、ラジオ、ストリーミング。 タクシー、バス。 すべての広告を街中に張り巡らせろ。 早く。 奥様。 これは特別にあなたのために 作った燕の巣スープです。 滋養強壮になります。 あら。 いただきます。 うん。 いいですね。 この燕の巣スープは美味しい。 私の嫁と 可愛い孫が帰ってきたら あなたも燕の巣スープを作って 彼らにも滋養をつけさせてあげて。 はい。 奥様のような方がいらっしゃって 奥様と若様は本当に幸せですね。 あなたという娘は ふっくらとしていて 幸せそうな顔をしている。 一目で 福がある人だと分かるわ。 良い子ね。 私の嫁が 彼女のようだったら 夢の中でも 笑って目が覚めるわ。 奥様、冗談がお上手ですね。 そういえば。 息子さんがいるの？ はい、裴奥様。 うちの子は五歳になりました。 五歳。 私の可愛い孫と大体同じだわ。 それなら孫が帰ってきたら 遊び相手がいるわね。 ええ。 五歳の子は わんぱくでよく食べるんです。 あら。 うちの子は 私が作った料理が大好きなんです。 子供は運動量が多いから よく食べるのは普通ですよ。 行渊。 彼女から料理をちゃんと学びなさい。 私の孫が帰ってきたら お嫁さんと孫のために 美味しいものを作ってあげなさい。 私が？ この私が料理をするのか。 私が？ この私が料理をするのか。 社長がどうかしたの。 もし孫に手を抜いたら 承知しないわよ。 叩きのめすわよ。 分かったよ。やるよ。 ママ、今日はどうして こんなにたくさん材料を買ったの？ それはね、ママが後で 裴叔父さんに薬膳スープを教えるからよ。 あなたは 邪魔しちゃだめよ。 分かった？ 僕、ママが作った 鶏スープが一番好き。 ちょっと遊んでくるね。 すぐ戻ってくるよ。 うん、いいよ。 料理を教えるんじゃないのか。 これらの薬材は何に使うんだ。 薬膳を作るのよ。 これは 私の秘伝の技なの。 国賓をもてなしたこともあるのよ。 国宴薬膳（こくえんやくぜん） 国宴を作ったことがあるの？ 6年前に作ったことがあるわ でも 程程（チェンチェン）を妊娠してからは 作ってないの 国宴を作る人は多いわ 彼女とは限らない こんな切り方ですか？ 裴（ペイ）社長 私がお教えします 牛肉は 繊維を断ち切るように切るの 裴社長 すみません お怪我はありませんか？ 裴社長 わざとじゃないんです 裴社長 お水をどうぞ ええ 君は 何キロ？ えっ？ そんなに重くはないですよ まあ 100キロくらいです まずいわ 裴社長はまさか 私の体型を嫌って クビにするんじゃないでしょうね 私は程程（チェンチェン）の 学費を稼がないと 裴社長 実は 以前は太っていなかったんです 6年前に妊娠したのが原因で 太ってしまったんです 6年前に妊娠した？ まさか彼女なのか？ そんな偶然 裴（ペイ）家は10代続いた男系なのに 一度で妊娠するなんてありえない はい 拭いて 大丈夫です 結構です 何をしているの？ 何をしているの？ 何の用だ？ 行淵（シンエン）お兄様 私はあなたに3年間も尽くしたのに 彼女はただの 下女じゃないですか それなのに 裴（ペイ）社長 奥様が お呼びです 私とどうなろうと君には関係ない 明日また料理を教えてください 顧知歓（グー・ジーホアン） 待ちなさい 林（リン）さん まだ何かありますか？ あなたの魂胆は お見通しよ あなたみたいな人は 決して 裴（ペイ）家には入れないわ 行淵（シンエン）お兄様にふさわしいのは 私 林清雅（リン・チンヤー）だけよ 林（リン）さん それは誤解です 私にはもう息子がいます 誤解？ 女同士なのに 何を言ってるの？ 本当に知りません 100キロもある下女のくせに よくもまあ 雇い主を 顧（グー）さん あなたの息子さんが 団地の子と 喧嘩をしています 様子を見に行ってあげてください 林（リン）さん あなたの言うとおり 私はただの下女です 私が裴（ペイ）家に働きに来たのは 息子の 養育費のためだけです あなたが思っているようなことではありません 待ちなさい 私が叱っているのに口答えするの どいて 言っておくけど 行淵（シンエン）お兄様が一番嫌いなのは あなたみたいな 女なのよ それに未婚で妊娠したんでしょう 林（リン）さん 息子に会いに行かないと 離して 顧知歓（グー・ジーホアン） 言っておくけど 今日 あなたがもし このドアから出て行ったら いい？ 行淵（シンエン）お兄様に すぐにクビにしてもらうから クビになんかされなくても この料理人は もう辞めます あいつの母親はデブだ デブ女 私のママを悪く言うな やり返してきた やっちまえ 程程（チェンチェン） 程程（チェンチェン） 大丈夫？ みんな 早く来て こんなデブは初めて見た デブ女 私のママを悪く言うな 程程（チェンチェン） 程程（チェンチェン） やめなさい ママ あの女の子供が私を殴った 痛いよ 何？ 女(おんな)の人(ひと) あなたのような裴(はい)さんのところのメイドが よくもまあ息子(むすこ)を 甘(あま)やかして 文句(もんく)があるなら言(い)ってみなさいよ そんな格好(かっこう)をして 文句(もんく)を言(い)われるのは当然(とうぜん)でしょう あんたのことを女(おんな)って言(い)ってやるわ 文句(もんく)ある あの太(ふと)った顔(かお)つきを見(み)なさいよ 私たち(わたし)のイメージを 悪(わる)くしてる 下品(げひん)な言葉遣(ことばづか)いをして 自分(じぶん)の子(こ)を甘(あま)やかして 弱(よわ)い者(もの)いじめをする あんたみたいな人(ひと)は村(むら)の 女(おんな)の人(ひと)と同(おな)じだ 私(わたし)を女(おんな)と呼(よ)ぶなんて 喧嘩(けんか)売(う)ってんのか やり返(かえ)すなんて 今日(きょう)はこいつを懲(こ)らしめないと 後(あと)で息子(むすこ)が うちの子(こ)をいじめるかもしれない マミー チュンチュン、怖(こわ)くないよ ママがいるよ 言(い)っとくけど うちのチュンチュンは 自分(じぶん)から喧嘩(けんか)を売(う)るような子(こ)じゃない でも絶対(ぜったい)に臆病(おくびょう)じゃない 今日(きょう)から あんたの子(こ)をちゃんと躾(しつけ)なさい 二度(にど)とうちの 息子(むすこ)を いじめるようなことがあれば 痛(いた)い目(め)にあわせるわよ 行(い)くよ チュンチュン どいて 先生(せんせい)、うちの子(こ)はどうですか 少(すこ)し擦(す)り傷(きず)があるだけです 大丈夫(だいじょうぶ)ですよ ママ、家(うち)に帰(かえ)ろうよ チュンチュン ママが悪(わる)かったわ ママが太(ふと)ってるから いじめられたんだ ママのせいじゃないよ ママは世界(せかい)で 一番(いちばん)優(やさ)しいママだよ だから ママは痩(や)せてほしい と思(おも)う ママが痩(や)せてても 太(ふと)ってても大好(だいす)きだよ でも ママが痩(や)せたらもっと健康(けんこう)になるよ 先生(せんせい) 病院(びょういん)にダイエット科(か)はありますか 出(で)て右(みぎ)に曲(ま)がって 三(みっ)つ目(め)の科(か)です ダイエット科(か)です ありがとうございます 行(い)くよ、チュンチュン チュンチュン 本当(ほんとう)にダイエットするの 止(や)めたらだめ ママは言(い)ったでしょ、不可能(ふかのう)なことはないって 頑張(がんば)ればできるんだよ でも まさかママ 綺麗(きれい)な服(ふく)を着(き)たくないの うん 綺麗(きれい)な服(ふく)のためなら 頑張(がんば)る 頑張(がんば)って ママ、頑張(がんば)って 行(い)くよ 大金持(おおがねも)ちの裴(はい)さんが懸賞金(けんしょうきん)1000万(まん) 奥様(おくさま)と息子(むすこ)さんを探(さが)している 誘拐(ゆうかい)されたらしい 奥様(おくさま)は美人(びじん)で心(こころ)が優(やさ)しく 息子(むすこ)さんも可愛(かわい)くて善良(ぜんりょう)らしい 裴(はい)さんが人(ひと)を探(さが)している もし情報(じょうほう)を提供(ていきょう)できれば 私(わたし)は億万長者(おくまんちょうじゃ)だ ハンバーガー何個(なんこ)食(た)べられるかな 太(ふと)ってるのに まだ食(た)べるの 次(つぎ)の順番(じゅんばん)の方(かた) 顧知歓(こちかん)さん これは太(ふと)りすぎじゃない ママのこと言(い)わないで ママが痩(や)せたら 宇宙(うちゅう)一(いち)綺麗(きれい)になるんだ 先生(せんせい)にママの脈(みゃく)を診(み)てもらって 変(へん)だな どうですか 治(なお)せますか 妊娠中(にんしんちゅう)に ホルモン剤(ざい)を 飲(の)んだことがありますか ええ 間違(まちが)って チュンチュンを妊娠(にんしん)しました つわりがひどくて 栄養(えいよう)失調(しっちょう)になったんです 数値(すうち)も悪(わる)くて だから それで ホルモン剤(ざい)を 飲(の)んでいました やっぱり 太(ふと)った原因(げんいん)は ホルモン剤(ざい)のせいですね ホルモン剤(ざい) 体(からだ)にまだ 残(のこ)っています だから水(みず)を飲(の)むだけでも 太(ふと)ってしまうんです あの、先生。 これは治りますか。 大丈夫ですよ。 薬を出しておきますね。 もし、それに加えて 運動もすれば、 2週間もすれば 痩せられますよ。 運動ですか。 先生。 料理は運動になりますか。 もちろん。 うちのダイエット科はちょうど コックを探していたんですよ。 人が多いから、食べる量も多いし。 もしよければ、 ぜひお願いしたいですね。 今日からでも始められますよ。 ママの料理が一番おいしいよ。 橙橙（チェンチェン）もママのダイエットに付き合うよ。 ママ。 きっと成功するよ。 ありがとうございます、先生。 いい匂い。 みんな、集まって。 ご飯だよ。 もう健康診断は受けたくない。 もう半月も経つのに、 まだ私の可愛い孫は見つからない。 あなたたちはみんな役立たずだ。 母さん。 もうすでに 全員に探させています。 もし情報があれば、 すぐに知らせます。 こんなにたくさんの人がいるのに、 子供一人見つけられないなんて。 役立たず。 母さん。 会ったのは一度だけでしょう。 たとえ目の前に立っていても、 見分けられないかもしれませんよ。 可愛い孫。 私の可愛い孫。 母さん。 どうして立ち上がったんですか。 あれが私の可愛い孫だ。 早く、みんなで追いかけるぞ。 早く、早く。 追いかけて。 早く、追いかけて。 私を支えてどうするんだ。 早く私の可愛い孫を追いかけて。 王（ワン）執事、あなたは奥様についていてください。 私が若様を追いかけます。 はい。 間違いない、きっとこの部屋だ。 息子。 私の可愛い孫はどこだ。 この部屋にいるのか。 この部屋に。 ぼうっとしてないで、 早く私を中に入れてくれ。 可愛い孫。 私はおばあちゃんだよ。 早くドアを開けてくれ。 奥様。 もしかして、 ボディーガードにドアを壊させましょうか。 だめだ。 誰かが私の可愛い孫を怖がらせたら、 許さないぞ。 可愛い孫。 怖がらないで。 私はおばあちゃんだよ。 早くおばあちゃんにドアを開けてくれ。 私が開けましょうか。 奥さん。 ドアを開けてくれ、奥さん。 奥さん。 ボディーガード。 早く鍵を探してこい。 かしこまりました。 いいお嫁さんだ。 あなたはこの息子が要らないなら、 構わないわ。 明日には彼を 家から追い出してやるわ。 でも、 あなたは私という姑が必要でしょう。 早く私の可愛い孫を 連れてきてちょうだい。 裴（ペイ）社長。 鍵です。 開いた、開いた。 私の可愛い孫が出てくるぞ。 どうかしてるんじゃないの。 誰に奥さんって言ってるの。 私の奥さんは中にいるんだ。 入れてくれ。 ここにいるのは私の奥さんだけだ。 あんたの奥さんなんかいない。 私の奥さんも中にいるんだ。 会わせてくれ。 あなた、どういうこと。 まあいい、会わせてあげてもいいけど、 もし私の奥さんを奪おうとしたら、 許さないからな。 私の奥さんを奪うなら、 私も許さないぞ。 奥さん、変な男がいるよ。 どうしてもあなたに会いたいって。 誰が私に会いたいの。 誰が私に会いたいの。 えっ。 この人があなたの奥さんですか。 そうだよ、可愛いだろう。 誰があなたの奥さんよ。 やめてよ。 誤解でした。 失礼しました。 あ。 行淵（ヘンヨン）！ 私の可愛い孫は中にいるんじゃないの？ 早く私の孫を探してきて！ お前の嫁と孫は ここにいない 早く探しに行きなさい！ お母さん、落ち着いて 指示を出せ 指示を出せ 病院全体を封鎖しろ 病室を一つずつ探せ 必ず見つけろ 奥様と若様を はい 早く 橙橙（チェンチェン） ママのバッグを忘れた 身分証が全部入ってる 戻ろう お客様、お待ちください お客様、お待ちください あの すみません、中で 何かあったんですか？ うちの裴（ハイ）社長が病院を封鎖して 奥様と若様を探しているんです ご容赦ください ママ 学校に遅刻しちゃう 学校はここから遠くない 行ってきます うん 気をつけてね 何かあったら電話して うん おばあ様、裴社長 病院中を探し回りましたが 入り口で会った親子以外 奥様は見つかりませんでした 若様の姿も 入り口にいたのは私の孫に違いない 早く、早く、一緒に行きましょう お母さん、落ち着いて 押して差し上げます 押すな！ 孫を探しに行かないと！ 私の可愛い孫はどこ？ 私の孫はどこにいるの？ おばあ様 私が言ったのは彼女です さっき子供を連れていました 横顔が 彼女だ 裴社長 どうしてここに？ 彼女だ 本当に彼女だ あなたを探しに来た あら こちらが探していた 裴夫人ですか？ とても綺麗ですね 写真の人を知らないのか？ 裴社長 この方は裴夫人じゃないですか どうして私が知ってるの？ どうして知らないんだ？ あなたは彼女のはずだ あなたは顧知歡（グー・ジーホアン）だ 裴社長 こんなに痩せてしまったのに よくわかりましたね 私を ええと あら この方は私の嫁ですよ あらまあ とても綺麗だわ お母さん やめてください 彼女は顧知歡だ 以前うちで働いていた料理人だ あなたは料理人だったの？ ええ 息子から聞きましたが 辞めたそうですね もしかしてうちでの仕事が 嫌だったんですか？ そんなことありません、奥様 皆さんのおかげで 楽しく仕事をしていました ほら こんなに痩せてしまって この半月で どれだけ苦労したんでしょう 行淵 早く顧さんを 家に連れて帰ってきてください お母さん 無理強いはできないよ うちで働いてもらうのは あら 明日 H国の朴（パク）先生を もてなすんじゃなかった？ あの朴先生は とてもグルメで 扱いにくい人だ 私が見るに あなたには 顧さんを家に呼んで 手伝ってもらうしかないわね 顧さん 明日朴先生を何とかしてくれたら 給料を倍にする え？ 裴社長 お金はどうでもいいけど 大事なのは 3倍 じゃあ、考えてもいい 10倍 ああ でもペイ社長 明日 チェンチェンと一緒じゃないと 一緒に連れてきて ペイ社長、ありがとう 王執事 王執事 ここに残って 安心して老婦人の看病をしてください はい 私の可愛い孫を探さないの？ 母さん 彼らは病院にいない 安心してください 海城中を探し回っても 必ず見つけ出す 言っておくけど 私の可愛い孫を見つけられなかったら 私はもう お前を息子とは認めない 王執事、行きましょう はい、わかりました さあ、家に帰ろう あなたは 顧知歓 林さん 顧知歓 あなたはペイ家から 追い出されたんじゃなかったの？ 誰が戻って来させたの？ 私が彼女を戻って来させたんだ 顧さん やっと戻って来てくれましたね あなたがいない間 ペイ社長は何も食べられなくて 痩せてしまいましたよ 余計なことを シンユエンお兄様 彼女 何しに来たんだ？ シンユエンお兄様 パクさんをもてなす 宴会を開くんじゃなかったの？ お手伝いに来たのよ 見て これは私が特別に あなたのために用意した最高級のシーフードよ 気が利くね 君が用意した食材が 見当たらないけど ペイ社長 私はとっくに準備してあります これは何だ？ キムチです これは市場で 簡単には手に入らないキムチです これは私の故郷のキムチです ペイ社長 まず一つ味見を うん 美味しい 顧さん パクさんは とても偏食で ペイ社長は彼を5回も接待して 国内外の料理を食べ尽くしたのに 契約はまだ成立していません このキムチで 大丈夫かしら？ ふん キムチでパクさんを ごまかそうとするなんて 顧知歓 あなたはもう 万策尽きたのね ご安心ください、ペイ社長 楽勝です ふん だったらあなたと勝負よ 私の 最高級シーフードが役に立つのか それともあなたの みすぼらしいキムチが役に立つのか パクさんが到着しました ペイ社長 今回の家宴で 私を 満足させられなければ 私たちの契約は なしだ 安心してください 今回は必ず満足させます そうですよ、パクさん 今回の家宴は シンユエンお兄様は とても心を砕いてくださったんです きっと満足していただけます そうか、楽しみだな とても楽しみです 今日のメインディッシュは何なのか 料理を持ってきてくれ 私が先に 特選ロブスター シーフードの盛り合わせ そして最高級のアメリカンロブスター ペイ社長 これらのものは とっくに飽きました もし 誠意が全くないのであれば 私たちの契約は これで終わりにしましょう 待ってください、パクさん これらはただの軽い前菜です 本当のメインディッシュは こちらです キムチ？ 顧知歓 パクさんは 最高級シーフードにも飽きているのに どうしてこんなものが この安物のキムチ 早く下げろ いや、いや これこそ俺が好きな料理だ 裴社長 どうやら 顧さんのキムチが 効いたようだな 目が釘付けだ 彼女を呼び戻して 彼女を呼び戻して正解だった 朴さん どうぞ 裴社長 これは 誠意の表れだな では遠慮なく いただきます 朴さん 海鮮もいかがですか いらないよ お前の海鮮なんか お前 高級な海鮮は食べずに 無料のおかずを うまそうに食いやがって 豚に真珠だな 朴さん 何をするんですか あなたのおかげで 本場の 韓国のキムチを 味わえました ありがとう 朴さん これらはすべて裴社長が あなたのために用意したものです 感謝するなら 裴社長に 感謝してください 裴社長 これは私が特別に あなたのために作った薬膳です 薬膳 そうです これは 私の秘伝のレシピです ここでしか 味わえませんよ 召し上がってください この味は いかがですか 特別な味でしょう このスープには 肉のうま味と 薬草の香りがします この味は 6年前とそっくりだ しかし6年前の女は スタイルが良かった 顧知歓ではないはずだ うん、うまい あなたがいなかった数日間 裴社長は好みの味が食べられず 私に文句を言っていました あなたが戻ってきて 助かりました 彼女がダイエットしてから 彼女を見ると 6年前の女を思い出す どうしたんだろう ゴホッ 満足です ありがとうございます 裴社長 おかげで 本場の味が分かりました この契約 サインします 裴社長が5回交渉しても まとまらなかったのに 顧さんは一食で まとめてしまいました あなたは本当に 裴社長の福の神ですね 朴社長 協力できて光栄です まだ名残惜しいですね 何か 食後のデザートはありますか もちろん ご用意しました 特製ムースケーキです 顧さん ムースケーキにイチゴは入れないで 裴社長はイチゴアレルギーなんです えっ 裴社長もイチゴアレルギーなんですか イチゴアレルギーは珍しいですね 他に誰かイチゴアレルギーはいますか ああ 裴社長ご安心ください 私の息子の橙橙も イチゴアレルギーなんです ですから 私は絶対に イチゴは入れません あなたのお子さんもイチゴアレルギーなんですね あなたをどうにかできなくても 子供一人くらいなら どうにかできる おばさん お腹空いた ママを見た？ 橙橙お腹空いたの ちょうどいい ママが用意してくれた ムースケーキがあるよ おばさんが食べさせてあげる おばさん イチゴの匂いがする ママは イチゴを食べさせない 大丈夫ですよ。 もっとたくさん食べていいんですよ。 でも、おばさん。 私、イチゴアレルギーなんです。 大丈夫、一口だけ試してみて。 どう、橙橙（チェンチェン）？ おいしい？ おいしくない、食べない。 これはあなたのお母さんが 心を込めて用意したものよ。 食べないと お母さんが悲しむわ。 ほら。 おばさんが食べさせてあげる。 お口を開けて。 動かないで。 食べて。 食べて。 食べて。 だいたい食べ終わったね。 橙橙（チェンチェン）はいい子だね。 おばさん、かゆい。 気持ち悪い。 顾知欢（グー・ジーホアン）。 いい気になっているわね。 あなたの息子に つらい思いをさせてやる。 橙橙（チェンチェン）。 橙橙（チェンチェン）。 どうしてこんなに赤いの？ イチゴジャム。 橙橙（チェンチェン）。 このアロエは アレルギー症状を一時的に緩和できるわ。 少しの間、我慢してね。 ママはすぐに 病院に連れて行ってあげるから。 止まれ。 まだ宴会は終わってないわよ。 どこに行くの？ 息子がアレルギーなの。 病院に連れて行くわ。 ちょっとしたアレルギーじゃない。 勝手に持ち場を離れるなんて 大事なお客様を放っておくなんて 息子が 危ない状況だってわからないの？ 構ってられないわ。 あなたと無駄話をしている暇はないの。 邪魔しないで。 いいわ。 ただのメイドのくせに よくもそんな口の利き方ができるわね。 人！ 林（リン）さん、何かご用でしょうか？ このガキを 物置に閉じ込めて。 お子さんの 具合があまり良くないようですが。 まずいんじゃないでしょうか。 ただのちょっとしたアレルギーで 死ぬわけじゃないでしょ。 それに もし 裴（ペイ）社長の重大なことを邪魔したら あなたたち責任取れるの？ 早く。 裴（ペイ）社長の 邪魔をさせないように お子さんを 物置に連れて行って。 離して。 橙橙（チェンチェン）を離して。 離して。 橙橙（チェンチェン）を離して。 離して。 橙橙（チェンチェン）。 橙橙（チェンチェン）。 橙橙（チェンチェン）。 橙橙（チェンチェン）。 林清雅（リン・チンヤー）。 鍵を渡しなさい。 押さえつけて。 欲しいの？ 取りに来なさいよ。 デザートはいつ出ますか？ 催促してきます。 いいわ。 ちょうど外の空気を吸いたかったの。 朴（パク）さん。 失礼します。 林清雅（リン・チンヤー）。 一体何をするつもり？ さあ、何でしょう？ 顾知欢（グー・ジーホアン）、何をするの？ 行渊（シンユエン）お兄様。 彼女が私を殴ったの。 彼女は理由もなく人を殴るような人じゃない。 一体どうしたんだ？ 裴（ペイ）社長。 彼女が私の息子を 倉庫に 閉じ込めたんです。 助けてください。 橙橙（チェンチェン）。 橙橙（チェンチェン）。 早く目を覚まして、橙橙（チェンチェン）。 顔が腫れている。 体に赤い斑点がある。 これはイチゴアレルギーだ。 林清雅（リン・チンヤー）。 よくも 橙橙（チェンチェン）にイチゴを食べさせたな。 李（リー）アシスタント、早く特効薬を。 はい。 一度に一粒飲めば 10分で症状が緩和されます。 30分で腫れが引きます。 林清雅（リン・チンヤー）。 まだ子供なのに。 よくもそんなことができるわね シンユエンお兄様 子供が勝手に何か食べたのよ 私のせいじゃないわ グ・ジーファン、また私を叩いたわね 息子にイチゴを食べさせたわね 彼を物置に閉じ込めたわね 私が彼を助けようとするのを邪魔したわね 本当にやりたい放題ね グ・ジーファン 信じるか信じないか知らないけど、あなたの息子を 生きた心地もしない目に遭わせるわよ リン・チンヤー 警告しておくけど もし息子に何かしたら 息子に何か危害を加えたら 私が死んでも あなたを道連れにして地獄へ落ちるわ シンユエンお兄様 証拠もないのに 彼女は私を中傷して 私を叩いたのよ 私のために何とかしてちょうだい リ秘書 監視カメラの映像を かしこまりました リン・チンヤー 今、証拠はここにあります まだ言い訳があるんですか？ 私… こんなに小さな子供に よくもそんなことができるわね ペイ家から出ていけ 二度とペイ家に足を踏み入れるな シンユエンお兄様 私たちの家は代々親しい仲なのに どうして使用人の 子供のために 私を追い出すの？ 二度と言わせないでください 出ていくわよ、未練なんてないわ それとあなたたち二人 こんなに小さな子供を 物置に閉じ込めるなんて 本当に許せない 解雇だ ペイ社長 私たちも リさんの指示に従っただけです ペイ社長 ママ 足が痒いよ チェンチェン 目が覚めたのね ママがすぐに 病院に連れて行ってあげるわ 今、お客様がいらっしゃるので お送りできません リ秘書 あなたが病院まで送ってください かしこまりました ワン管家 ええ 見て みんな可愛いお孫さんがいるのに 私にはいないわ 見ると余計に腹が立つわ もし私に可愛いお孫さんがいたら 絶対にみんなに 嫉妬させるのに 先生 早く息子を助けてください 先生、早く息子を助けてください！ 先生、見てください 全身にアレルギーが出ています あなたたち親御さんは 本当に不注意ね どうしよう この子、かわいそうに 小さな顔が赤く腫れて 見ているだけで胸が痛いわ ええ、本当にかわいそうね この子のお母さん、子育て 大変ね この子のお父さん、ひどいわ 一緒に来ないなんて これが私のお孫さんだったら 口に入れても溶けるのが心配で 手に乗せても飛んでいくのが心配だわ 絶対にこの子のお父さんを こっぴどく叱りつけるわ 老婦人はお孫さんが一番かわいいですからね では、病室に戻りましょうか 行きましょう 先生、どうですか？ 幸いにも特効薬を服用したので アレルギーはほぼ 治まっています そうでなければ本当に命に関わっていました 念のため 数日間入院して様子を見ましょう わかりました、ありがとうございます先生 チェンチェン ママ、お腹すいたよ ママが作ってくれる 薬膳チキンスープが飲みたい でもママは チェンチェンを一人病院に置いていけないわ チェンチェンは大丈夫だよ それに もう僕は大きい子だから ここには看護師さんが 守ってくれるよ チキンスープを飲むと 免疫力が上がるわ 体にいいのよ 私が見ているから大丈夫よ 今、ママは 安心して帰れるわ うん ママが帰ったら 鶏スープを作るから すぐに戻ってくるわ いい子ね ゆっくり休んでね 橙橙（チェンチェン） 泣いてばかりで、本当に イライラする 言ってみろ 一体どうしたんだ お父さん 裴行渊（ペイ・シンユエン）は 私が 顾知欢（グー・ジーホアン）という料理人の 子供をいじめたから 私を裴家から 追い出したの お前が裴行渊を落とすために 両家の付き合いを理由に お前を裴家に3年も送り込んだのに それなのに お前は何もしなかった 一体何のために育てたんだ こんな女を 彼は私を好きじゃない どうすればいいの どうにかするんだ 手段を使って 彼のベッドに潜り込むんだ 既成事実を作れ そんなことまで教えないと分からないのか この薬を使え 一滴でいい 必ずや彼は燃え上がる お前に 夢中になるだろう 今度こそ逃げられないぞ よし これは裴社長に これは 橙橙に届けて 袋を探してくるわ 裴社長 薬膳鶏スープです 今日は橙橙を助けてくれてありがとうございました 橙橙の具合はどうですか アレルギー症状はもう消えました でも医者が言うには 入院して もう少し様子を見る必要があるそうです 申し訳ありません 普段から 林清雅（リン・チンヤー）を甘やかしすぎました 気にしないでください そんなこと、あなたのせいではありません スープは温かいうちに飲んでください 部屋に戻って 荷物をまとめないと 病院で橙橙に付き添います ええ、先に行ってください もし必要なら 数日休みをあげます ゆっくり子供と過ごしてください ありがとうございます、裴社長 こんな格好をしたら 行渊（シンユエン）兄さんもきっと喜ぶわ そろそろ 彼も来るはずだわ 顾知欢 裴社長、どうしてここに どうしてこんなに熱いんだ 裴社長、どうしてこんなに熱いんですか 薬を盛られたんですか 顾知欢、ドアを開けて 顾知欢、ドアを開けろ 開けろ あなたなの 裴社長に追い出されたのに また何をしに来たの 顾知欢 私のお兄様は中にいるの 彼が裴行渊に薬を盛ったのね 彼が中にいようとあなたには関係ない ふん そのなりで 私のお兄様を誘惑する気 行渊兄さん 中にいるんでしょう 中を見せて 何をする気 邪魔する気 あっちへ行って 行渊兄さん 私はあなたを3年も追いかけた 愛してるわ 私と一緒に行ってくれない 言ったはずだ 裴家から出て行け さもなくば林氏を潰すぞ 行渊兄さん、私 顾知欢、この女 お嬢様 顾知欢の息子を見つけました 病院にいます 顾知欢 これはお前のせいだ ママ、トイレに行きたい 可愛い孫 やっとおばあちゃんの元に戻ってきたのね よく眠れた どうしてこんな 優しいおばあちゃんのベッドで寝てるんだ 病室を間違えたんだ おばあちゃん、一緒に寝かせてくれてありがとう お母さんが帰ってきたら 鶏スープを作ってあげる 私の可愛い孫はどこ？ あら、私の可愛い孫はどこ？ 奥様 どうされました？ 王執事 昨夜は孫と 一緒に寝たのに ここで寝ていたのに ほら、まだ温かいわ 奥様 坊ちゃんを恋しがっているのですね 夢を見ていたんですよ 夢なんかじゃないわ ほら ここにメモがある これは私の可愛い孫が 残してくれたメモよ ほら おばあちゃん そうでしょ？ いけない、孫を探しに行かないと お待ちください、すぐに 監視カメラを調べて探させます 早く監視カメラを 早く、早く あら 顧知欢（グー・ジーホアン） 息子を見つけたら 必ず海城（ハイチェン）から追い出してやる 私って本当に 愚かだったわ すぐそばにいたのに 6年も探し回って 今度こそ絶対に 逃がさない 李（リー）特別秘書 裴（ペイ）社長 すぐに病院へ 準備してまいります 来い、橙橙（チェンチェン）、鶏スープを飲もう ああ、いい匂い 口を開けて、味見してみよう ママの鶏スープが一番美味しい 隣のおばあちゃんにも 一杯あげてもいい？ 隣のおばあちゃんって誰？ さっき橙橙（チェンチェン）は部屋を間違えて おばあちゃんのベッドで寝ちゃったの ぐっすり眠った ママに感謝してほしいんだ そうか、後で行こう やったー あなたもいたのね ちょうどいい、まとめて連れて行くわ 林清雅（リン・チンヤー） 何しに来たの？ 何をするかって？ あなたたち親子は 何度も私の邪魔をして 今日こそ 手足をへし折って ドブに 捨ててやるわ 誰が助けに来るか見ものね 橙橙（チェンチェン）、橙橙（チェンチェン） ママ 離して 橙橙（チェンチェン）、橙橙（チェンチェン） 林清雅（リン・チンヤー） 息子を離しなさい 泣きわめけ 今日は誰にも助けられないわ 奥様 病院の管理室から 監視カメラの映像を 取り寄せました ほら、ほら あれが私の可愛い孫よ 一緒に寝ていたって言ったでしょ 早く 孫を探しに行かないと 車椅子を 押しますよ 車椅子なんていいから 孫探しが先決だ ゆっくり、あら 早く早く すぐ隣にいるわ 早く 悪い人、離して 橙橙（チェンチェン） 橙橙（チェンチェン）、泣かないで ママがいるから大丈夫 二度と彼女を逃がさない 林清雅（リン・チンヤー） なぜいつも 私たち親子を付け回すの？ 私の男を奪った それが最大の過ちよ 今日は誰が来ようと 助けには来ないわ、言っておくけど 分かった 林清雅（リン・チンヤー）、約束する 私たち親子を解放してくれるなら 橙橙（チェンチェン）を連れて海城（ハイチェン）を離れる 二度と戻ってこない もう遅いわ あら 誰から始めようかしら 母と子は繋がっていると言うから このガキから始めましょうか 橙橙（チェンチェン） 橙橙（チェンチェン） やめて、やめて やめて おじいちゃんを離して 奥さん 行渊（シンエン）お兄様、私… あっちへ行って 奥さん、大丈夫ですか 誰があなたの奥さんよ 変なこと言わないで 行渊（シンエン）お兄様、この女は 卑怯な手段であなたを誘惑したのよ 奥さんなんて呼ばないで 黙れ 彼女は私が6年も探した 裴（ハイ）夫人だ 何ですって あなたこそ私の嫁よ 間違いない ほら 鑑定書があるわ 橙橙（チェンチェン）は私の可愛い孫だ あなたこそ私の息子の妻だ 6年前のあの男は 本当にあなただったの そうだ お前というやつは、本当に間抜けだな 奥さんがそばに2、3年もいたのに 気づかなかったのか ばか あなた本当に僕のパパなの 橙橙（チェンチェン）、僕こそ君のパパだよ パパができた ママ、僕パパができたよ まさか 行渊（シンエン）お兄様、教えて これは嘘でしょう 悪い女、あっちへ行け 林清雅（リン・チンヤー）、私の妻と子供を陥れたな この借りは返してもらうぞ 者ども 裴（ハイ）社長 こいつらを全員消せ はっ 裴（ハイ）社長、お助けください 私の妻と子供を陥れて よくも助けを求められるな ふざけるな 林（リン）社長、私たちはみんな あなたのためにやったんです 助けてください お願いします 行渊（シンエン）お兄様 私に免じて 見逃してください 何の面子があるんだ 連れて行け 林清雅（リン・チンヤー） 今まで優しくしすぎたようだ 好き勝手させて 行渊（シンエン）お兄様 もう二度としません 今回だけは見逃してください お願い 何度も私の 妻と子供に 容赦はしない 行渊（シンエン）お兄様 何をなさるおつもりですか 李（リ）秘書 林（リン）氏との 全ての協力を打ち切れ はっ いや 行渊（シンエン）お兄様 私たちは代々親しい間柄なのに そんなひどいことしないで 全て自業自得だ 橙橙（チェンチェン） 奥さん 家に帰ろう もう終わりだ 本当に終わりだ 誰か 可愛い孫よ これは全部 お前に買ってやったものだ わあ おもちゃがいっぱい おばあちゃん、ありがとう おばあちゃんは橙橙（チェンチェン）に優しいね あらあら 私の可愛い孫 孫が喜んでくれればいい お義母さん こんなにたくさんおもちゃを用意したら 橙橙（チェンチェン）を甘やかしすぎますよ まだお義母さんって呼ぶのか お母様と呼びなさい 母さん、知欢（ジーファン）は まだ慣れないかもしれないから 正式に結婚してから 改めても遅くない はいはい、お前の好きにしろ とにかく こんなにいい嫁は 私が認めたんだ ほら このカードには 1億入ってるから お小遣いにして ダメですよ、お義母さん 多すぎます、受け取れません 受け取りなさい それからこの腕輪 こそが初めての贈り物よ それからこの腕輪 こそが初めての贈り物よ つけなさい これは裴（ハイ）家の 家宝なの おばさん これは高価すぎるわ 本当に受け取れない 受け取ってよ これは私の祖父が 祖母に贈ったもので 祖母から母へ 母からあなたへ 持っててよ マミー マミーによく似合ってる ほら うちの孫も似合うって言ってる つけてて じゃあ つけます はい あのね 坊や おもちゃで遊ぼうか パパとママに 2人だけの時間を作ってあげよう おばあちゃんが大きな飛行機で遊んであげる うん 行こう おもちゃで遊ぶぞ あなたは この数年どう過ごしてたの どう過ごしてたかって 橙橙を妊娠した時 体が大きくなって 仕事もできなかった どこに行っても仕事が見つからなくて 病院に行って ホルモン剤を処方してもらった 自分の体を でも 橙橙がいてくれてよかった 橙橙は 神様からの贈り物 彼がいれば どんなにつらい生活でも 頑張れる つらい思いをさせて悪かった まあね まあね 裴社長の給料は高いから 最初にあなたたちに 気づかなかったのは 僕が悪かった 苦労をかけてしまった 若様 林家の者が来ました お目にかかりたいと 林氏との提携は打ち切った 自業自得だ 伝えろ 会わないと はい 奥さん、ショッピングに行こう 裴社長に会うのは難しいな 裴社長 お会いするのは難しいですね 若様 止められませんでした お仕置きを 下がれ はい 裴社長 清雅がお嫌いでも 林家を破産させることはないでしょう 破産させることはないでしょう 林遠図 罪を問い詰めにきたのか 裴行渊 私の父は一応 年長者ですよ そんな言い方は 少し冷たくないですか 妻と子供を誘拐し ひどいことをしたのに 親しくしてほしいとでも 思っているのか 何ですって 妻と子供にひどいことを まさか 結婚したのか 父さん あの料理人のことよ 裴行渊 娘と結婚したくないからって 娘と結婚したくないからって 料理人を 連れてきて 娘を侮辱するのか 誰と結婚しようと 提携の話なら ありえない ありえない 奥さん 行こう 林清雅 裴行渊の 機嫌を損ねたから 提携を打ち切られたと 打ち切られたと 言ったじゃないか なのに 妻と子供を誘拐して ひどいことをしたなんて お父さん 知らなかったのよ ああいう趣味だったなんて あの女が好みだなんて 女が好みだなんて 私を陥れたわ 林家を破滅させた わざとじゃない じゃあ 裴行渊の息子は あいつだ。 まさか、和解を申し込んでもだめなのか。 じゃあ、強硬手段に出よう。 裴行淵（ペイ・シンユエン）に協力させよう。 お父さん。 何か考えがあるの？ 裴行淵（ペイ・シンユエン）が一番かわいがっているのは、 息子だ。 だから、 それって、 裴行淵（ペイ・シンユエン）と 完全に敵対することになるんじゃない？ 今の林家（リンけ）は、 もう破産している。 敵対すれば、 林家（リンけ）企業を救える 可能性がある。 もし、 裴行淵（ペイ・シンユエン）が本当に怒ったら、 林家（リンけ）は 本当に終わりだよ。 私は信じない。 裴行淵（ペイ・シンユエン）が自分の財産のために、 息子を 見捨てるなんて。 やるか やらないか、決めろ。 ええ。 お父さんが決めたなら、 そうするわ。 さすが私の良い娘だ。 ハハハ。 僕のボールは？ 確かに 転がってきたのが見えたのに。 おじさん、それは僕のボールだよ。 返してくれる？ いいよ。 はい。 奥さん。 こんなにたくさん。 どうして李（リ）アシスタントに 一緒に持ってきてもらわないんだ？ 君が荷物を持って、 僕が君を運ぶ。 だから、これは 全部僕が持っているんだ。 どうしたの？ 裴（ペイ）社長様が 持てなくなったのか？ まさか。 持てるよ。 行淵（シンユエン）。 橙橙（チェンチェン）がいなくなった。 何を言っているんだ？ どうして橙橙（チェンチェン）がいなくなるんだ？ さっきまで橙橙（チェンチェン）は 庭でボール遊びをしていたのに。 一瞬でいなくなってしまった。 お母さん。 落ち着いて。すぐ帰るから。 行淵（シンユエン）。 一体どうしたんだ？ 橙橙（チェンチェン）がいなくなった。 橙橙（チェンチェン）はおとなしい子だから、 勝手にどこかへ行くはずがない。 きっと何かあったんだ。 落ち着け。 すぐに人を探させる。 李（リ）アシスタント。 坊っちゃんがいなくなった。 10分以内に 居場所を突き止めろ。 承知いたしました。 行淵（シンユエン）。 早く家に帰ろう。 橙橙（チェンチェン）は私が見えないと、 心配するわ。 安心して、奥さん。 橙橙（チェンチェン）に 絶対に怪我はさせない。 裴（ペイ）社長。 見つかりましたか？ 監視カメラの映像を確認したところ、 坊っちゃんは 林遠図（リン・ユアントゥ）とその娘に誘拐されました。 林遠図（リン・ユアントゥ）と林清雅（リン・チンヤー）だと。 絶対に許さない。 坊っちゃんの居場所を 携帯に送ります。 私もすぐに人を連れて向かいます。 行くぞ。居場所はわかった。 ああ。 クソガキ。 おとなしくしろ。 悪い女。 パパとママが 必ず助けに来てくれる。 必ず。 助けに来るぞ。 お父さん。 これから どうすればいいの？ すぐに 裴行淵（ペイ・シンユエン）に電話する。 電話は無用だ。来たぞ。 間に合ったな。 パパ、ママ。 やっぱり来てくれたんだ。 橙橙（チェンチェン）。 止まれ。 よく見ろ。 これは何か。 軽くボタンを押すだけで、 お前の息子は たちまち消し飛ぶぞ。 息子を殺す気か。 お前たちを消し飛ばしてやる。 橙橙（チェンチェン） 怖（こわ）くないよ パパとママがいるからね ママ、怖くない 林遠図（リン・ユアントゥー） どうすれば息子（むすこ）を返（かえ）してくれる？ 裴行淵（ペイ・シンユエン） 振（ふ）り込（こ）め 千億（せんおく） いや 一兆（いっちょう） そうすれば息子（むすこ）を返（かえ）す 父（ちち）さん 僕（ぼく）の推測（すいそく）では 裴行淵（ペイ・シンユエン）の資産（しさん）は 全部（ぜんぶ）合（あ）わせて 五千億（ごせんおく）ぐらいです いきなり彼（かれ）に 千億（せんおく）を出（だ）させたら 彼（かれ）の裴氏集団（ペイししゅうだん）も 倒産（とうさん）します 払（はら）ってくれないかも 払（はら）わなかったら 彼（かれ）と 玉砕（ぎょくさい）する 払（はら）う やはり息子（むすこ）を助（たす）けたいんだな だが、俺（おれ）も馬鹿（ばか）じゃない 先（さき）に金（かね）を渡（わた）せ そうすれば息子（むすこ）を返（かえ）す 五千億（ごせんおく） 振（ふ）り込（こ）んだ 父（ちち）さん、見（み）てください 五千億（ごせんおく）を手（て）に入（い）れた 言（い）ったのは一兆（いっちょう）だ 一文（いちもん）たりとも欠（か）けちゃだめだ 残（のこ）りの五千億（ごせんおく）は 裴氏集団（ペイししゅうだん）を売（う）って 時間（じかん）が必要（ひつよう）だ 先（さき）に息子（むすこ）を返（かえ）してくれ 裴行淵（ペイ・シンユエン）は約束（やくそく）を守（まも）る 売（う）る必要（ひつよう）はない 君（きみ）の資産（しさん） 株（かぶ）を譲（ゆず）ってくれればいい 行淵（シンユエン） それは君（きみ）の全（すべ）ての心血（しんけつ）だ 彼（かれ）に渡（わた）しちゃだめ 会社（かいしゃ）がなくなっても またやり直（なお）せる 息子（むすこ）を失（うしな）いたくない 行淵（シンユエン） 悪（わる）い女（おんな） 僕（ぼく）のおもちゃを全部（ぜんぶ） 売（う）って お金（かね）を稼（かせ）ぐから お願（ねが）いだから パパの会社（かいしゃ）を取（と）らないで 黙（だま）れ 誰（だれ）がお前（まえ）のおもちゃなんか欲（ほ）しいんだ 裴行淵（ペイ・シンユエン） よく見（み）ろ 時間（じかん）は あと五分（ごふん）しかない 早（はや）くサインしろ サインする 裴氏集団（ペイししゅうだん）は俺（おれ）のものだ 今日（きょう）から 俺（おれ）が全国一（ぜんこくいち）の金持（かねも）ちだ やった、父（ちち）さん お金（かね）持（も）ちになった 娘（むすめ）を連（つ）れて もう返（かえ）していいだろ 息子（むすこ）を こんな ガキなんか欲（ほ）しくない 橙橙（チェンチェン） 大丈夫（だいじょうぶ）？ ママ、大丈夫（だいじょうぶ）だよ 行（い）くぞ 待（ま）て 行（い）かせない 話（はなし）が違（ちが）うじゃないか 約束（やくそく）と違（ちが）う 裴行淵（ペイ・シンユエン）は狡猾（こうかつ）だ 彼（かれ）が行（い）った後（あと） 誰（だれ）かを呼（よ）んで捕（つか）まえに来（く）るかもしれない それじゃあ 苦労（くろう）が 無駄（むだ）になる どうしたいんだ？ 先（さき）に離（はな）れる リモコンを下（した）の階（かい）に置（お）く 三分後（さんぷんご）に 取（と）りに来（こ）い 卑怯（ひきょう）なやつ 裴行淵（ペイ・シンユエン）とやり合（あ）うには 卑怯（ひきょう）になるしかない 行（い）こう ごきげんよう さようなら、裴社長（ペイしゃちょう） この一兆円（いっちょうえん）の資産（しさん）をありがとう 行（い）くぞ まずい、行淵（シンユエン） ドアがロックされてる、どうしよう まずい 行淵（シンユエン） ドアがロックされてる どうしよう ドアを蹴破（けやぶ）る どうしよう 行淵（シンユエン） あと一分（いちぶ）しかない もしかして ここで死（し）ぬのかな 絶対（ぜったい）に助（たす）ける 賭（か）けるしかない 青（あお）を切（き）るか赤（あか）を切（き）るか 分（わ）からない どうしよう あと十秒（じゅうびょう）しかない 橙橙（チェンチェン） 好きな色は何？ 青が好きだよ イチかバチかだ 行淵 何があっても 家族は 一緒にいる 切って 大丈夫だよ パパすごい 行淵 さすがね 遅くなりました ご無事で 本当に心配しました 林遠図は？ 林遠図一家はもう 捕まりました 組織を誘拐した罪で 少なくとも無期懲役です 自業自得だ 李秘書 今後は常に 最低10人のボディーガードを 奥様と若旦那につけろ 二度とこのようなことがあれば 全員道連れだ 妻はシャワー中かな この子は 今日の大事を 私に言わないなんて どういうこと？ 事故だよ 事故かどうかは関係ない 私の可愛い孫を 守れないなら 私が守るしかない 母さん 何をする気だ？ 橙橙を海外に連れて行く お前と嫁には 2人だけの時間を与えてやる 私も2人きりで楽しむとするか 2人だけの時間をね 母さん 橙橙を海外に連れて行ったら 知欢が寂しがる その時は また孫を 送り届けてやる そうだ そういえば お前の幼なじみの 宋宁桅が帰ってきたらしい 何？ 帰国して何をする気だ？ もしもし このおばあさんは 本当にせっかちな性格だな お前 どうしてここに？ どうしてここにいるんだ？ ここは僕たちの部屋だ ここにいなくてどこにいるんだ？ 家にはたくさんの部屋があるのに どうしてここで 寝る必要があるんだ？ 僕たちは夫婦だ 別々に寝る必要があるのか？ 私 いや 口では嫌だと言いながら 手は正直だな 私 私じゃない 私は違う でたらめを言わないで 嫌でもやる これが君の言う 小さなレストランか？ ミシュラン三ツ星なのに このようなレストランは 裴氏にはあと100軒ある 小さなレストランじゃないか？ はあ お金持ちは 言うことが違うな 僕たちお金持ちは 妻 働かないでくれないか 働かないと養ってくれるの？ 昨日すでに 裴氏の全資産を 君の名義に移した 今や僕はただの ヒモだよ 私が働かないと どうして 裴社長に安心して ヒモ生活をさせてあげられる？ わかった 仕事があるなら先に行って あとでまた新しい料理を作るから 試食しに来てね 妻の手料理を考えると 他の人に味わわせたくない そう言ってごまかすな 早く行きなさい 仕事の邪魔をしないで 早く 早く 顧社長 888号室のお客様が この麻婆豆腐の お皿が熱くないと 作り直せと言っています おかしいな この料理を作ったのは ちゃんと
言っておいたはずだ 皿は
必ず温めておくように 顧さん 888号室のお客様が ステーキは オーストラリア産
M9じゃないと おっしゃっています そんなはずはない 私が 心を込めて作ったのだから 使ったのは
最高級の オーストラリア産
M9のステーキだ 間違いない あのお客様は また西洋料理を
注文して すべての従業員を 罵倒しました 顧さん あの人はきっと 食事に来たのではなく 文句を言いに来たんです 私が店を引き継いだ途端に 文句を言いに来るなんて 私を狙っているに違いない 行こう 案内してくれ まずい 誰が作ったの 今まで食べた中で 一番まずい ミシュラン三ツ星なんて その辺の屋台にも劣るわ これは顧さんの
新作でございます 本日の
おすすめでもあります 召し上がったお客様からは
満点評価を頂いています これが おすすめ ゴミね どう この料理がまずいと
言ったら 文句あるの お客様ですから 評価は尊重しますが でも 嘘は やめてください この料理がまずいと
言っても 信じないなら 自分で味見すればいい 味見はいいですよ もし問題があれば シェフに
改善させますから それが 顧さんの経営理念です ちょっと待って ほら 床に座って味見しなさい あなた 人を侮辱する気ですか お客様は神様でしょう 侮辱して何が悪いの 文句ある 座って 味見しろ 嫌です 嫌なら 訴えてやる クビにしてやる 両親はまだ入院中で お金を稼がないと 仕事を失うわけにはいかない 味見します 味見します 立て 顧さん 顧さん どこにいようと どんな仕事をしようと 誇りを持て あなたは誰 まさか まさか このレストランの オーナーさん お客様 先ほどは 私の料理を
けなした上に 今度は 従業員を
侮辱するとは あなたほど 質の悪い 客は見たことがない 誰が質の悪い客だって 他に誰がいるの あなたのことよ 私が誰だか知ってて 口答えしてるの 私は国賓をもてなした
ことがあるのよ 多くの大物と
知り合いよ 彼らは皆 身分が高くても 礼儀正しかった 言葉遣いも丁寧だった あなたに
できるはずがない たかが料理人が 国賓をもてなしたと
ほざいている ふん 自慢かどうかは あなたに証明する必要はない しかし私が知る限り 身分の高い人ほど あなたのような 無礼な真似はしない あなた まずい料理を
作るくせに 人に文句も言わせないのか もしあなたが
誠実に提案してくれたら 謙虚に受け入れるわ でも私が作った 麻婆豆腐は お皿が明らかに熱かった なのに冷たいって言う それにステーキ 一番いいやつを使ったのに オーストラリア産M9ステーキ それじゃないって言う わざと文句つけてるだろ なんで受け入れなきゃいけないんだ 口達者で 本当に憎たらしい わざと文句つけてるんだよ それが何か じゃあ、うちのレストランは 二度とあなたを歓迎しない ちぇっ こんなボロいレストラン こっちから願い下げだ 待て まさか邪魔する気か こんなまずい料理 こっちから願い下げだ あなたみたいな マナーのない客には 無料で 食事を施してやってもいい でもさっき うちの従業員を侮辱した 謝ってもらわないと 何だって 私に この従業員に謝れと 私のような身分の者が 彼女に謝るわけないだろ どんな身分かは知らないが 悪いことをしたら 謝るべきだ 謝らなかったらどうなる そうしたら ここから帰さない 手を出そうってのか 安心しろ 私はあなたみたいな 下品な人間じゃない でも絶対に ここから一歩も出させない 不法監禁だ 関係機関に通報する いいですよ うちのレストランには監視カメラがあるから そのうち 関係者が来たら きっと彼らも 公平な正義の味方になってくれる 脅迫する気か 脅迫なんかじゃない 道理を説いているんだ 本当に脅迫したいなら 今すぐ 厨房の28人のコックを呼んで 包丁を持たせて 道理を説かせてやる 言うことを聞かないと 痛い目に遭うぞ 手を離さないと 今すぐ人を呼ぶぞ 分かった、分かった、あんたの勝ちだ ごめんなさい すみません もっと大きな声で すみません もっと大きな声で さっきは悪かったと思っています いいんですよ もう帰っていいですか うちの従業員に 謝ってくれたからには もういいですよ でも、うちのレストランは あなたを永久に ブラックリストに入れる 二度と歓迎しない こんなボロいレストラン 招待されても 二度と足を踏み入れない 絶対に ふん はい 顧社長 これは これは 私をクビにするんですか これからは、あのような客に 二度と逆らいません どうか私をクビにしないでください クビにするんじゃない これはご褒美だ ご褒美 私にご褒美ですか うちのレストランで つらい思いをしたから つらい思いをした お詫びだ これから うちのレストランに つらい思いをした人に贈る賞を設けようと思っている うちの従業員には 尊厳を持って生きてほしい 顧社長 あなたのような社長がいるなんて 本当に幸運です はいはい 仕事に戻って すぐに片付けます すぐに もしもし 奥さん、何してるの？ えっ 知らないの？ さっき、 すごく厄介なお客さんを 解決したばかりだよ。 奥さん、お疲れ様。 さっき聞いたんだけど、 レストランのすぐ近くに 新しい服屋さんができたんだ。 奥さんの苦労をねぎらうために 一緒に行こうよ。 いいよ、 あなたが買ってくれた服、 まだ一度も 着てないもの。 着なくてもいいんだ。 新しいのを買いに行こう。 よし、そうと決まった。 お店の住所を送るから、 先に行ってて。 後で行くから。 ああ、分かった。 しょうがないなあ。 いらっしゃいませ。 こんにちは、いらっしゃいませ。 どうぞ、こちらへ。 その服を置いて。 それは私のものよ。 その服を置いて。 それは私のものよ。 またあなたなの？ こっちのセリフよ。 本当に不愉快だわ。 すみません。 そちらのお店には、 先着順という ルールはないんですか？ 申し訳ございません。 申し訳ございません。 先にこの服を手に取ったのは、 こちらのお嬢様なんです。 お先に試着させてあげてください。 申し訳ございません。 目を大きく開いてよく見て。 彼女はただの 小さなコックよ。 私を敵に回していいの？ あら、 宋さんのお嬢様でしたか。 失礼いたしました。 お気を悪くなさらないでください。 どうぞ。 お先にどうぞ。 見たでしょ、これが身分よ。 まあ、いいわ。 後でハン・シンユエンが来るし、 今は彼女と争う気はないわ。 服一枚のことだし。 一体何がしたいの？ 見て分からない？ あなたの服を奪ってるのよ。 あなたって人は 本当に暇なのね。 この棚にはたくさんの服があるのに、 好きなのを試着すればいいじゃない。 どうしても私が持ってるのが欲しいの？ どうしても あなたが持ってるのが欲しいの。 どうしてもあなたのものを奪いたい。 ダメ？ どうしても奪いたいって言うなら、 分かったわ、好きなだけ奪えばいいわ。 あら、 これも可愛いわね。 からかってるの？ そうよ、からかってるのよ。 どう？ もう奪えないでしょ。 あら。 やっぱり、 見て回ったけど、 やっぱりこれが一番可愛いわ。 あなたが持ってるのは、 まるでオバサンが着る服みたい。 宋さん、趣味悪すぎない？ 私をオバサン呼ばわりするなんて、 許せない。 店長。 彼女が持ってる服を 奪ってちょうだい。 宋さん、あちらもお客様です。 それはまずいでしょう。 お客様？ 彼女はただの コックじゃない。 私は、 宋グループの令嬢で、 将来の 宋グループの跡継ぎよ。 私を敵に回すつもり？ そ、それは どうして まだ迷ってるんですか？ そんなことはありません。 どうぞ。 お先にどうぞ。 さあ、どうやって 私から奪うのかしら。 こんな無意味な争い、 本当にくだらない。 ここで人を待ってなかったら、 とっくに 二度と顔も見たくないわ。 あなたなんか。 もう私には勝てないからって、 言い訳してるんでしょ。 好きにすれば。 どうぞご勝手に ああ、分かった こんな高級な服飾店は コックのあんたには買えないでしょ ここで 恋人を待って 服を買ってもらうのね そうでしょ 想像力が豊かだね ショートドラマでも撮れば 図星だったか やっぱり言い当てたわ どんな男が あんたに惚れたのかしら 口を慎みなさい あら、図星なのね そんな気持ち悪いことして 言われたくないの 口が悪すぎる 殴るわよ この私を殴る気 殴ってやる こいつを押さえつけて 宋（ソン）さん、うちは 裴（ハイ）氏傘下の服飾ブランドです 先ほど服を奪うのを手伝った件は すでに 裴社長の経営理念に反しています 今は人を 捕まえろと それはまずいでしょう 今、何て言ったの 裴氏グループ傘下だって はい 話は早い 私が誰だか知らないの 先ほど名刺を拝見しましたが 宋氏グループの お嬢様 それなら知ってるわね 裴行淵（ハイ・シンエン）に 幼なじみの婚約者がいるの 宋寧桅（ソン・ネイウェイ）って言うのよ 婚約者 うちの社長が盛大な結婚式を 準備していると聞きましたが あなたのために準備しているのですか 行淵（シンエン）お兄様は 結婚式の準備を 私が帰ってきたのを知って サプライズで準備してくれたのね そうよ 私が未来の 社長夫人よ 早くこいつを 捕まえなさい かしこまりました かしこまりました 離して 離して 離すわけないでしょ 社長夫人に 逆らうなんて 本当に 彼女がうちの 裴社長の夫人なの もちろん 宋さんのような 家柄が良く 美しくて上品な女性は うちの 社長夫人ですよ 彼女は違う 彼女じゃないなら まさかあなたが そうよ 私が あんたたちの裴社長の夫人よ よくもまあ なりすますわね 社長夫人に 私はここで 裴社長を待ってるの 信じないなら 今すぐ 電話して 早く来てもらえば さっき裴社長から電話があって お客様がいらっしゃると 丁重にもてなすようにと まさかあなたですか あら ごめんなさい そうよ 私がそうよ 何を言うの 行淵（シンエン）お兄様が言ってたのは 私よ 早く捕まえなさい 行淵（シンエン）お兄様が言ってたのは 私よ 早く捕まえなさい でも彼女は でも 何よ ただのコックじゃないですか さっき彼女のレストランで 食事を したんです 頭を使いなさいよ 考えなさい 行淵（シンエン）お兄様が コックを 夫人にするはずないでしょ そうね ふん よくもまあ なりすますわね 社長夫人に ただじゃおかないわよ バカね ちょっと考えれば もし本当に 社長夫人を 捕まえたら 後で裴社長に どう説明するの 何を言っても 宋さん、ご覧ください。 この偽物を どうしましょうか。 この売女が さっき彼女のレストランで 恥をかかされた。 おまけに、私に 下等な店員に謝らせた。 そのくせ、男を奪おうとするなんて。 大胆不敵だわ。 何をするの？ 何をするの？ 何をするか。 もちろん、このアイロンで あんたの狐のような顔を焼くのよ。 これで、もう二度と 男を誘惑できないわね。 やめて、離して。 しっかり押さえて。 ご安心ください、社長夫人。 彼女は逃げられません。 この売女、さっきの あの生意気な態度はどうしたの？ ソン・ネイ、私を釈放した方がいいわ。 後で、行渊が来たら 何もなかったことに してあげるわ。 黙れ、行渊の名前を お前が呼ぶ資格はない。 分からないけど あなたと行渊は一体 どんな関係なの？ でも、私は本当に 行渊の妻なの。 無茶しないで。 この売女、死ぬ間際になっても まだ行渊さんの 妻を騙るのね。 今日は 痛い目に遭わせてやるわ。 離して、離して。 今日は叫び破っても 誰も助けに来ないわよ。 やめろ。 やめろ。 行渊。 これはどういうことだ？ 行渊さん。 この売女が さっきレストランで私を侮辱したの。 それに、この服屋で 私の服を奪ったの。 もっとひどいことに、彼女はなんと あなたの奥さんを騙っているの。 そうなのか？ ええ、私がこの目で見たんです。 彼女が奥様の服を奪って あなた様の奥様を騙っているんです。 誰が彼女が偽物だと言った？ 誰が彼女が偽物だと言った？ 裴社長。 彼女は本当にあなた様の奥様なのですか？ 行渊さん。 わざと 彼女をあなたの奥さんだと言って 私を怒らせようとしているの？ 冗談を言っているように見えるか？ 正直に言って、一体どういうことだ？ 裴社長。 彼女が 彼女がどうしても奥様を困らせたかったんです。 彼女は宋氏のお嬢様の身分で 私を抑えつけようとしたんです。 彼女はあなた様の奥様が見ていた服を奪って それから彼女はあなた様の奥様を騙ったんです。 彼女は私に彼女と一緒にあなた様の奥様を困らせるように言ったんです。 裴社長。 よくも奥様を困らせたな。 いい度胸だ。 今日から 裴家から出て行け。 裴社長。 私は彼女に騙されたんです。 どうかお許しください。 裴社長。 まだ出て行かないなら 海城のすべての業界に お前を徹底的に締め出すぞ。 出て行きます。 すぐに出て行きます。 あの女が まさか本当に兄さんの奥さんだったなんて。 行渊さん。 お前もだ。 帰国したばかりで奥様の機嫌を損ねるとは。 今から 私に近づくな。 もう二度と会いたくない。 行渊さん。 彼女が私の義理の姉さんだとは知らなかったんです。 わざと義理の姉さんの機嫌を損ねたわけじゃないんです。 今回だけは許してください。 憎らしい。あの売女。 まさか兄さんが 彼女にあんなに関心を寄せるなんて。 今すぐ兄さんの 好感を取り戻さないと。 そうすれば、彼のそばで あの売女を追い出すことができる。 義理の姉さん。 私は兄さんの幼なじみなんです。 小さい頃からずっと兄さんの後ろをついて「お兄さん」って呼んでいたんです。 さっきは私が悪かったんです。 どうか今回だけは許してください。 お願いです。 ねえ、行渊（シンエン）兄さんがこんなに怒ってる 怖い お嫂（あね）さん、悪かったわ 心から謝るわ 許してちょうだい 今回だけは お願い まあいいわ 知らなかったんだから 行渊（シンエン）の顔を立てて 今回は勘弁してあげる お嫂（あね）さんは寛大ね あなたがこんなに騒いでも 許してくれるんだから 早くお嫂（あね）さんにお礼を言いなさい ありがとうございます、お嫂（あね）さん お嫂（あね）さん、服を試着しに行きましょう 今日の支払いは行渊（シンエン）兄さん持ちで あなたが行ってらっしゃい 私は遠慮するわ お嫂（あね）さんも一緒に行きましょうよ センスがいいから 服を選んでほしいの あら、行渊（シンエン）兄さん お嫂（あね）さんはまだ許してないのね お嫂（あね）さんに話してよ 奥さん 今日はそもそも あなたの服の試着に付き合うために来たんだ ほら 分かったわ 一緒に行ってあげる ありがとうございます、お嫂（あね）さん 行きましょう 行渊（シンエン）兄さん この服、似合う？ 似合うよ じゃあ、お嫂（あね）さんのこれは？ 似合うよ この服はまさに 妻のためにあつらえたようだ まさか裴（ハイ）社長が そんな甘いことを言うなんて 本当のことだよ 事実を言ったまでだ お嫂（あね）さん お嫂（あね）さんが着てるのが気に入ったわ 譲ってくれない？ さっきから服を奪おうとして また奪うつもり？ お嫂（あね）さん 先に目をつけたのは 私なのよ 試着室に持って 行かなかっただけで 私はお嫂（あね）さんでしょ 譲ってくれてもいいじゃない 譲らない 行渊（シンエン）兄さん 私は3年間留学してて 帰国してすぐ あなたのところに来たの 服を買いに来たのも 一番いい姿で あなたに会いたいからよ お嫂（あね）さんに言ってよ 服を譲って もらえるように まだたくさん服があるじゃない 別のを選びなさい でも私はどうしても お嫂（あね）さんが着てるのが欲しいの 今、服を 譲ってやったら 次は 男も譲れって 言うんじゃないでしょうね 次は 男も譲れって 言うんじゃないでしょうね 奥さん、そんなつもりじゃないんだ もういい、騒がないで 気に入ったのがあれば着ればいいし なければ着なければいい 行渊（シンエン）兄さん 昔はそんな 人じゃなかったじゃない 私が欲しいものは 何でもくれたのに どうして変わってしまったの あなたはもう 私の行渊（シンエン）兄さんじゃないの 今でも君の行渊（シンエン）兄さんだよ でも 限度がある わがままを言うな それに お嫂（あね）さんのものを奪うな 行渊（シンエン）兄さんにはお嫂（あね）さんができて 私のことはどうでもよくなったのね じゃあ 私は帰る 邪魔はしないわ お嫂（あね）さんの邪魔はしないわ やっぱり 私の行渊（シンエン）兄さんは 私のことを思ってる この作戦は やっぱり効果があるわ 家に帰りましょうか 憎らしい 絶対にこのまま 帰らせない 最近疲れてるみたいだから 家に帰って 滋養のあるスープを作ってあげる ちゃんと体を休めてください。 はい。 行淵（シンユエン）お兄様。 さっき聞いたのですが お嫁さんが滋養スープを作りに行くとか。 レストランで味見しましたが お嫁さんの腕前は 本当に最高です。 私も一緒について行って味見したいです。 行淵（シンユエン）お兄様。 嫌がらないでしょう？ もう食べたことがあるのか。 うちの嫁の料理を。 どうだった？ 世界一美味しかっただろう？ ええ、とても美味しかったです。 あれ、さっきレストランで 私の作った料理を こき下ろしていたのに。 今はどうして そんなに美味しいの？ それは…その… 妻よ。 寧桅（ニンウェイ）は私の妹だ。 これまで君たちの間に どんなことがあったか知らないが 私の顔を立ててくれ。 一緒に帰ろう。 食事で仲直りしよう。 分かりました。 では 寧桅（ニンウェイ）さんも一緒にどうぞ。 ありがとうございます、お義姉さん。 わあ、お義姉さんが作った 滋養スープは本当に美味しい。 海外の一番高いレストランでも こんなに美味しい 滋養スープは飲んだことがありません。 これは全部お義姉さんの 秘伝のレシピです。 外では味わえませんよ。 お義姉さんがいて 行淵（シンユエン）お兄様は 本当に幸せですね。 太っちゃったじゃないか。 太っちゃった？ じゃあ、もっと 運動しなきゃ。 妻に かっこよくないと思われたくないから。 もう食べない、もう食べない。 行淵（シンユエン）お兄様が撒くノロケで お腹いっぱいになりました。 この女の子は 決して見た目ほど 単純じゃない。 彼女は裴行淵（ペイシンユエン）の 心の中で特別な 地位を占めている。 もっと気をつけないと。 そうすべきだわ。 お腹いっぱいになりました。 行淵（シンユエン）お兄様。 私の部屋は まだ取ってありますか？ もちろん取ってあるよ。 帰ってくるって知ってたから もう王おばさんに 片付けてもらったよ。 それなら行淵（シンユエン）お兄様 部屋まで送ってください。 行淵（シンユエン）に 部屋まで送ってもらうの？ もしかして後で 部屋で一緒にいてほしいの？ それとも おやすみ前の物語でも聞かせて 寝かしつけてほしいの？ お義姉さん、どうしてそんなに 詳しいんですか？ 行淵（シンユエン）お兄様は昔 そうやって 私を部屋まで送って 寝かしつけてくれたんです。 行淵（シンユエン）お兄様 部屋まで送ってください。 もう、いい加減にしてくれ。 もう私たちは 子供じゃないんだから。 一人で部屋に戻ってくれ。 行淵（シンユエン）お兄様 送ってくださいよ。 あらまあ 見てごらんなさい そんなに駄々をこねてるわ。 裴（ペイ）社長は 石のように冷たい人なの？ 早く送ってあげて 部屋まで。 ついでに 恋しい気持ちを 打ち明けてあげて。 妻よ。 からかわないでくれ。 彼女とは 男女の関係じゃない。 私に説明しなくてもいいわ。 気にしないから。 行淵（シンユエン）お兄様 お義姉さんも 気にしないって言ってるじゃないですか。 送ってください。 王おばさん。 若様が 寧桅（ニンウェイ）さんを部屋まで送るように。 寧桅（ニンウェイ）様、こちらへ。 どうぞ。 妻よ、彼女とは 本当に何もないのよ。 そんなに怒らないで。 怒ってないわ。 怒ってないならいいわ。 じゃ、お先に休んでて。 仕事が少し残ってるから。 すぐ部屋に戻るから。 顧知歓（グー・ジーホワン）の裴行淵（ペイ・シンユエン）さんは 私のものよ。 誰にも渡さない。 寧桅（ニン・ウェイ）様。 あなたが留学されたこの３年間。 若様はずっとあなたのために。 この部屋をそのままにして。 中のものには 誰にも触らせませんでした。 毎日掃除させていました。 王（ワン）おば様、どうぞ座って。 あら、私は下僕ですから。 そんなことできません。 王おば様は裴（ペイ）家では 順位では裴 行淵（シンユエン）さんと ご老婦人の次よ。 ３番目に私に良くしてくれる人。 私の中ではね。 ずっとおば様を長輩として見てるわ。 あなたはただの下僕なんかじゃない。 寧桅（ニン・ウェイ）様。 もったいないお言葉です。 王（ワン）おば様、教えてちょうだい。 あの顧知歓（グー・ジーホワン）は 一体何者なの？ あの女のことですか。 手腕は それはそれは見事なものですよ。 どんな手腕？ まさか騙したの？ 行淵（シンユエン）さんを。 ご存じないでしょう。 遡ること６年前。 あの女は若様に色仕掛けをして。 子供まで 産んだんですよ。 何ですって？裴 行淵（シンユエン）さんに息子が？ 息子はどこに？ ご老夫人によって 海外に連れて行かれました。 あの女は 子供を産んだ後。 ずっと料理人として働いていました。 その頃の 顧知歓（グー・ジーホワン）は なんと100キロ近くあったんです。 まるで豚みたいに太って。 その後、裴社長が 奥様と子供を探していると聞いて。 急に痩せたんです。 やっぱり腹黒い女だわ。 最初から目的は 行淵（シンユエン）さんを誘惑することだったのね。 きっとあれは 裴（ペイ）家の財産目当てよ。 とにかくその後、顧知歓（グー・ジーホワン）は 若様の歓心を得て。 あの子はご 老夫人の歓心を得ました。 同じ下僕なのに。 今ではすっかり 棚からぼたもちで。 玉の輿に乗ったわ。 王（ワン）おば様は あの料理人に裴（ペイ）夫人に なってほしいの？ それとも私が裴（ペイ）夫人になるのが お望み？ 決まってるじゃないですか。 寧桅（ニン・ウェイ）様ですよ。 あなたと若様は 幼馴染で それに宋（ソン）氏グループの お嬢様ですから。 家柄も容姿も 愛情も 全てあなたこそが 若様にふさわしいお相手です。 お似合いですよ。 王（ワン）おば様はおしゃべりが上手ね。 はは、本当のことしか言ってませんよ。 王（ワン）おば様。 息子さんがいらっしゃるって聞いたけど。 裴（ペイ）氏グループにお勤めなんでしょう？ ええ、うちの息子は出来が悪くて。 裴（ペイ）氏で ５、６年働いているのに。 まだほんの 平社員なんです。 ご心配なく。 私が裴（ペイ）夫人になったら。 必ず息子さんを昇進させてあげるわ。 裴（ペイ）氏のマネージャーにね。 まあ、それはどうも 寧桅（ニン・ウェイ）様。 そんなにお礼を言うのはまだ早いですよ。 私が裴（ペイ）夫人になったら。 あなたに手伝ってほしいことがあるの。 早期に必ず 行淵（シンユエン）さんを 分かりました、寧桅（ニン・ウェイ）様。 ご安心ください、全てあなたの仰せのままに。 仰ることは何でもします。 いいわ、まずは牛乳を 用意してちょうだい。 はい、すぐに用意します。 行淵（シンユエン）さんは私のものよ。 誰もあなたを 私から奪うことは許さない 入って 行渊（シンエン）お兄様 夜中にまだお仕事ですか 奥様は何も手伝えない 本当にお疲れ様です 奥さんのことをそんな風に言わないで 彼女は今日 レストランの業務を引き継いだばかりで 全体の売上は3倍になった 彼女の方が大変だよ 分かったよ あなたは奥さんのことを気にかけて 私はあなたを気にかけてる 行渊（シンエン）お兄様 この牛乳を飲んでください とりあえずそこに置いておいて 行渊（シンエン）お兄様 一口だけでいいから だから、そこに置いておいてって言ってるだろ まだここにいたのか ここであなたと一緒にいたいんです 私のこのパジャマ どうですか うん 綺麗だよ あなたって 行渊（シンエン）お兄様は相変わらず 木偶の坊みたい 彼に飲ませないと 砂糖入りの牛乳を そうすれば私に夢中になるはず その時 私たちは 既成事実を作って 行渊（シンエン）お兄様は 私のものになる 行渊（シンエン）お兄様 あなたのために わざわざこの牛乳を 持ってきたんだから 少しは飲んでよ もう飲みたくないって言ってるのに どうしてまだ 行渊（シンエン）お兄様は私に うんざりしてるの 昔はそんなこと なかったのに 私のこと嫌いになったなら 出ていくわ 泣いてるのか 分かったよ 飲むから泣かないで 私のためだと思って 行渊（シンエン）お兄様は最高だ もう遅いから 早く休んで 私はまだ仕事があるから 薬の効果が 出るまでもう少し時間が必要ね 後で言うことを聞かせて 私の部屋に大人しく入ってもらうわ うん どうしてこんなに熱いんだ 知欢（チーファン）の 滋養スープが効きすぎたかな ここ数日 会社のことで 忙しくて彼女を構ってあげられなかった 今夜は たっぷり 行渊（シンエン）お兄様 どうしたの お水を飲もうとしたら コップを割っちゃった 行渊（シンエン）お兄様 痛いよ 部屋まで抱っこしてあげるよ やっぱり私のことしか 気にかけてないんだ 彼らは何をするつもりなの 行渊（シンエン）お兄様 痛い お前は 子供の頃から そそっかしいんだから 心配させられる 私はいつまでも あなたの子分だよ 動かないで 手当してあげるから ああ どうしたの 行渊（シンエン）お兄様 優しくして こんなに痛いの 久しぶり 初めて 裴行渊（ペイシンエン）の心には 幼馴染の彼女がいるんだ 3年間会ってなかったのに 再会したらこうなるなんて 火が付いたみたい ドアを開けて 会ったところでどうなるの 気まずいだけじゃない だって私たちは 私たちは 婚姻届を出してないんだから 彼が何をしようと 彼の自由だ よし 手当は終わった 数日間は水に触れないで 数日したら良くなる うん 行渊（シンエン）お兄様 今日はここに泊まって 一緒にいてくれない 宁桅（ネイ） 私たちは もう大人なんだから 男と女が二人きりでいるのは まして私は 妻帯者だ でも 所詮、入籍してないし 結婚式も挙げてない あなたたちは夫婦じゃない たとえ入籍してなくても 彼女は僕にとって唯一の 认定的裴夫人（ペイふじん）だ それに結婚式は もう準備してる 時間の問題だ 行渊（シンエン）お兄様 行かないで 今夜 泊まってって あなたに身を任せたいの ああ もういい 言うな 僕にとって 君は永遠に妹だ 嫌よ あなたの妹なんか嫌 あなたの花嫁になりたいの やめろ 行渊（シンエン）お兄様 もしかして今 体中が熱いの？ 発散したい？ 秘めたる力を あの牛乳 私が飲ませたのよ だって 大好きだもん 仕方なかったの 宋宁桅（ソンネイウェイ） 知らなかったよ 君がそんな女だとは 留学した３年間で こんな 卑怯な手口を覚えたのか 行渊（シンエン）お兄様 あなたを手に入れるためなら 手段は選ばないわ あっちへ行け 行渊（シンエン）お兄様 お願い、助けてあげる いい加減にしろ 裴（ペイ）家から追い出すぞ どうして 私を娶ってくれないの なぜあの女を 本物の愛に出会えば 分かるはずだ でも あなたこそ私の愛よ ふざけるな 知らないとでも思ってるのか 留学中 ５人の彼氏がいたんだろ そうよ いたからこそ たくさんいたからこそ 分かったの 私の心にはいつも あなたがいたって だから帰ってきたの あなたと結婚したくて もういい 僕にとって 君は永遠に妹だ 言うな これ以上 兄妹の関係を壊したくない あなたの妹なんか嫌 あなたの花嫁になる 奥さん トランクを持ってどこへ 出ていくのか ここを離れれば 裴夫人（ペイふじん）の座を 譲れる もっとふさわしい人に 奥さん どういうことだ 僕にとって 君は永遠に たった一人の裴夫人（ペイふじん）だ まさか 奥さんって呼ばないで 柄じゃないわ 一体何が わけが分からない 裴（ペイ）社長 ぼうっとしてるんじゃなくて さっき疲れたんでしょ 疲れた？ どういう意味だ 夜中に 美女を抱いて部屋に入り なにやら すごい音を立ててたから 疲れたんじゃないの？ まさか 奥さん 誤解だ 宁桅（ネイウェイ）が怪我をしたから 手当てしてたんだ 私の誤解？ どうでもいい とにかく 出ていくわ 私の誤解？ どうでもいい とにかく 出ていくわ だめだ 行かせない 裴行渊（ペイシンエン） ひどすぎる 宁桅（ニンウェイ）が来てるのは知ってる 面白くないんだな 明日には帰らせる ここは永遠にお前の家だ ここは裴府（ハイフ）だ 誰を住まわせようとお前の自由だ 俺は口出ししない もしかして嫉妬してるのか？ 分かってくれ 俺の心にはお前しかいない 以前は お前は本当に 俺を愛してくれてると 思ってたけど 少し疑ってる 疑う必要はない 6年前のあの日から お前は俺のものだ お前は裴行渊（ハイシンエン）にとって たった一人の女だ でも疑いの種は 一度植えられたら 再び信じるのは難しい でも俺は本当に 裏切ってない でも俺は本当に 裏切ってない 裴行渊（ハイシンエン） 何をするの？ どうした？ 裴（ハイ）社長はさっき 彼女の部屋にいたけど まだ足りないの？ それでここにまで来て 私に手を出そうと？ さっきは 何もしてない 被害に遭ったんだ 以前、林清雅（リンチンヤー）に その後 気を付けていたのに また引っかかるとは 本当に 懲りない人ね これからはお前がくれたもの以外 何も食べない ねえ つらいんだ つらいって？ 私には関係ない 許さない 裏切る人は 裏切り 誓ってもいい 絶対に裏切らない もし裏切ったら 天罰が下る 男の誓いは 誓う瞬間と 女に頼みごとをするときだけ本物 そう あと 女を求めるときね それ以外は 嘘よ 全部嘘 どうすれば信じてくれる？ どうすれば信じてくれる？ 裴（ハイ）社長 真夜中に 女を抱いて部屋に入り 二人で部屋に イチャイチャしてたのに 今さらそんなこと言われても どうすれば信じられるの？ でも本当に 何もしてない 何もしてないと言うなら どうやって証明するの？ 証明できる この間 子供に危険が及ばないよう 念のため 李（リ）秘書に頼んで すべての部屋に カメラを設置した これは寧桅（ニンウェイ）の 部屋の監視カメラ映像だ 見てくれ すべての部屋に カメラを設置した？ じゃあベッドの上でのことは？ 安心して 俺たちの部屋にはない じゃあ 何もしてないと思うよ ねえ これで信じるだろ？ 何もしてないだろ？ ねえ これで信じるだろ？ 何もしてないだろ？ 本当に 何もしてないんだ 宋宁桅（ソンニンウェイ）に 告白されたときも きっぱりと断っていた どうやら 考えすぎたみたい じゃあ 何もしてないと思うよ ねえ さっき寧桅（ニンウェイ）を部屋に運んだのは 配慮が足りなかった 申し訳ない ごめん だから こんなに誠実な 謝罪なんだから 今回は許してあげる 妻が許してくれたから もう行かないよね 俺は 妻 真心を前に 身分も 階級も関係ない 惚れたお前には 一途になる 本気だ お前 いやだ よく眠った 妻、妻 若様 顧（グー）さんは朝早く出勤されました これは彼女が作った朝食です 起きたら 召し上がってくださいと 何度言ったら分かるんだ 奥様と呼べ なぜ覚えられないんだ 若様 差し出がましいようですが 私は 裴（ハイ）総裁の奥様は 家柄も容姿も あなたと 釣り合わないと ふさわしくありません 顧さんは なれるはずがない 裴総裁の奥様には 何だと 私は 寧桅（ネイ・ウェイ）様こそ 裴総裁の奥様にふさわしいと この裴家では 誰もが寧桅様が好きです みんなが心の中で 認めています 裴家の女主人だと もういい 俺、裴行淵（ハイ・シンエン）がどんな女を娶ろうと お前に 口出しされる筋合いはない 俺、裴行淵がどんな女を娶ろうと いつから お前に口出しされるようになった 私は 裴家で長年 働いているからって 一番年上だからって 指図できると思うな 自分の立場をわきまえろ さもないと 裴家から出て行け 朝から誰が 行淵兄さんを怒らせたの あら 王（ワン）おばさん 行淵兄さん 王おばさんは昔から家にいる人よ 年だから 手足が不自由になるのは仕方ないわ 許してあげて 年を取って 手足が不自由なら 裴家から出て行ってもらうしかない 若様 そんな 私はあなたを 見守ってきました 私は裴家で 一生懸命 働いてきました 私を追い出すなんて これからどうすれば 分かっているな お前は裴家の使用人だ なぜ内通する 内通なんてしていません 知らないとでも思ったか 昨日の夜 何があったのかを 昨日の夜は寝ていました 何もしていません 知らないとでも思ったか 昨日の夜何があったのかを 昨日の夜は寝ていました 何もしていません これは監視カメラの映像だ 昨夜のミルクは お前が用意したな コップを割ったのもお前だ 俺を 宋寧桅に近づけるために 私が 今すぐ 荷物をまとめて出て行け 裴家のために 長年働いてきたことに免じて 今回は不問に処す 若様 間違っていました、お願いです 裴家から追い出さないでください 二度と言わせるな 寧桅様 若様はあなたの言うことを一番聞く どうか若様に取りなしてください 寧桅様 あなたが怒らせたんでしょう 私に頼んでも でも、全部あなたのためだったのよ。 それで、こんなことになったの。 何を馬鹿なこと言ってるの。 あなたに頼んだ覚えはないわ。 息子の将来のためでしょう。 順風満帆な。 息子の将来のためでしょう。 順風満帆な。 寧桅（ニン・ウェイ）さん。 そんなに冷たくしないで。 最初はあなたが約束したじゃない。 私がペー夫人の座につけるように。 手助けすると。 私に息子に良い将来を与えてくれると。 もういい。 私、裴行淵（ペイ・シンユエン）を何だと思ってるんだ。 すぐに。 裴家から出て行け。 若様。 若様、間違ってました。 お願いします。 もう一度チャンスをください。 まだ行く気がないのか。 母さん、一体何をしたんだ。 裴（ペー）社長の機嫌を損ねたのか。 裴（ペー）社長にクビにされた。 何だって。 母さん、お願いだから。 もう裴（ペー）社長を怒らせないでくれ。 そうじゃないと、一家全員で。 飢え死にするぞ。 分かった。 出ていく。 出ていくわ。 すぐに出ていく。 行淵（シンユエン）お兄様。 牛乳を飲んで。 落ち着いて。 下っ端のことで体を悪くしないで。 牛乳を飲んで落ち着いて。 下っ端のことで体を悪くしないで。 あなたも出て行け。 行淵（シンユエン）お兄様、どうして。 自分で何をしたか。 分かってるでしょう。 なのに、なぜ聞くの。 行淵（シンユエン）お兄様、あなたは言ったじゃない。 ここは私の家だと。 私は特別だと。 ここには私の部屋がいつもあって。 いつでも来れると。 以前はそう言ったけど。 自分でそれを無駄にした。 その特権を。 行淵（シンユエン）お兄様。 顧知歓（グー・ジーホアン）のせい。 彼女が私の悪口を言ったの。 昨日レストランで。 彼女にひどい態度を取ったのは認めるわ。 でも、彼女も私を侮辱したわ。 彼女の従業員に謝らせたじゃない。 知歓（ジーホアン）は決して。 あなたが想像するほどひどい人間じゃない。 彼女は絶対に。 人の陰口を言わない。 むしろ。 ずっと彼女に敵意を抱いているのは。 そうよ、彼女に敵意を抱いているわ。 だって、彼女が奪ったんだもん。 私の愛する人を。 違う。あなたは私のことを愛してない。 ただ、私の優しさを。 気ままに享受しているだけだ。 今、知歓（ジーホアン）が来たから。 彼女を憎んで、嫉妬している。 私のことを。 そう思っているの。 自分でよく考えてみろ。 そうじゃないのか。 でも、私はあなたのことが好きなの。 あなたが好きなのは。 私からの偏愛だけだ。 この数年。 自分の容姿と家柄を頼って。 どれだけの男の子の心を弄んだ。 自分の中に愛があるのか。 私には分からない。 行淵（シンユエン）お兄様。 そんなこと言うと、悲しくなるわ。 あなたが悲しむより。 私の愛する人を傷つける方がよっぽど嫌だ。 行淵（シンユエン）お兄様。 変わったわね。 以前のあなたは。 こんなこと言わなかった。 昔から何度も言ってきた。 ただ。 あなたが聞いてなかっただけだ。 でも、私は。 もういい。 言うな。 妻を迎えに行ってくる。 でも、昨日あなたが言った通り。 まだ結婚してない。 今日、婚姻届を出す。 私が帰ってくる時には。 もう私の家から出て行ってくれ。 顧（グー）社長。 うちの厨房には。 十数人の料理人がいるのに。 また彼らに。 教えているんですか。 自ら料理を作ったり。 頑張りすぎですよ。 まあ、そんなことないですよ。 あのね 女は 仕事ができる時に 仕事に打ち込むべきよ 絶対に 男に頼っちゃダメ へえ どうして？ 考えてみて もし私が仕事をしてなかったら 家で男の人に お金をねだるしかない でも、もし彼が 私のことを嫌いになったら 他の女の人を作ったら お金を全部 その女の人にあげたら どうすればいいの？ 顾总はそんな 経験があるの？ もしかして あなたを傷つけた 男の人？ まさか 彼女のそばにいる男は 彼女を愛するだけで 傷つけたりしないわ 裴裴 裴社長 全国一の富豪の裴社長？ 顾总 あなたの男は裴社長なの？ そうでもない 妻よ、分かってる 俺は正式な夫じゃない 今回は誠意を持って 来たんだ 君に 本当の妻になってほしい 結婚してくれませんか はい