その本の「はじめに」には、著者の「伝えたいこと」がギュッと詰め込まれています。この連載では毎日、おすすめ本の「はじめに」をご紹介します。今日は伊藤塾 編の『
うかる! 司法書士 必出3300選/全11科目 [3] 第4版 会社法・商法・商業登記法編
』です。「はしがき」をお届けします。

『うかる! 司法書士 必出3300選/全11科目 [3] 第4版 会社法・商法・商業登記法編』

【第4版 はしがき】

 私がこの本に込めた一番のメッセージは、基礎の徹底こそが合格への一番の近道であるということです。問われる知識が膨大な司法書士試験だからこそ、大事なのが基礎の積み重ねです。単に「知っている」で済まさず、何度も繰り返し基礎を固めることが、実は合格への最短ルートであると、10年以上にわたる受験指導の経験の中で感じています。

 そして、この『うかる!司法書士 必出3300選』シリーズは、まさに基礎の徹底を具現化した教材となっており、司法書士試験の合格を目指す受験生のみなさんにとって、合格への道筋を示すものと自負しています。

 さて、当シリーズが刊行されてから10年が経ちました。その間、本書の最大の特長であるインプット(知識の習得)とアウトプット(問題演習)の同時学習形式が好評を得、大変多くの受験生にご利用いただいています。また、第2版・第3版においては、理解を促すコメントやイメージをつかみやすくするための図を追加するなど、よりわかりやすい内容へと改訂を重ねてきました。

 近年は、民法の物権法・親族法の改正、不動産登記法の改正とそれに伴う通達の発出、商業登記規則の改正など、社会の変化に伴い、改正及び通達の発出が絶え間なく行われています。

 また、司法書士試験の傾向も、第3版刊行以降、少なからず変化がありました。

 そこで、これらの最新の法改正及び試験傾向の変化に対応すべく、版を改めることとしました。

 今後も、当シリーズを効果的に活用し、合格に向けて効率の良い学習を進めていただければ幸いです。

 2025年8月

伊藤塾司法書士試験科講師
髙橋 智宏

【目次】

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