<西・日>停電でスコアボードが消える(撮影・篠原岳夫)
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 文化放送の定例会見が16日、東京・浜松町の同局で行われた。先月27日放送「文化放送ライオンズナイター」(火~金曜後5・50)の中継内で発生した、ベルーナドームでの停電時の対応について言及した。

 先月27日、ベルーナドームで行われた日本ハムとの19回戦。9回表、守護神の平良が1球目を投じたところで場内のバックスクリーンビジョンや音響設備などが使用できず、球団制作のテレビ中継はベルーナドームからの映像が止まる事態となった。

 しかし同局と同局が代理制作した北海道・HBCラジオの中継は試合終了まで放送された。これについて田中博之社長は「有事の際に役に立つのがラジオ。起きてほしくない事象ではあったが、少しでも役に立てた」と振り返った。

 不測の事態に備えていたバッグアップ電源に切り替わったことで中断することなく、放送継続をすることができた。奥澤賢一取締役は「私も入社から30年以上ですけど、この電源を使ったのは今回のベルーナドームを除いて1回しかないです。すごいレアケースですが、万が一のためにシステムを用意している」と万全なバックアップ体制について明かした。

 停電について今月11日に、球団と西武鉄道が原因を公表。今年2月に行われた西武鉄道山口線斜面整備工事で、鉄道敷地内の地中に埋設されていたベルーナドームへ送電する高圧ケーブルが破損。試合開催日の雨の影響で浸水したことで停電が発生したとみられる。

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