映画「国宝」のポスター (C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会
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 俳優の吉沢亮(31)主演の映画「国宝」が、9月15日までの公開102日間で観客動員数が1000万人突破したと、配給元の東宝が16日に発表した。興行収入は142億円を突破した。

 上方歌舞伎の名家に引き取られたやくざの息子と、その家の御曹司がしのぎを削りながら芸道を究めていく波瀾(はらん)万丈の50年を描く一代記。

 邦画実写としては22年ぶりに100億円を突破し、歴代邦画実写で「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年公開、173.5億円)に次ぐ第2位の成績となっている。6月6日の公開から9月15日までの102日間で、観客動員数は1013万5998人、興行収入は142億7273万1300円に達した。

 また東宝は、今月末から行われるタイ・バンコク国際映画祭クロージング作品に決定したことも発表。バンコク国際映画祭は、2003年~09年に開催されていたものの、その後中断。今年、タイ政府文化庁の運営で15年ぶりに開催されることとなり、「国宝」はクロージング作品として上映される。李相日監督が渡航する予定。 

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