NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で勝川春朗(のちの葛飾北斎)を演じるくっきー!(C)YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.
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お笑いコンビ「野性爆弾」くっきー!(49)がNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜後8・00)に出演することが15日、同局から発表された。演じるのはのちの葛飾北斎である勝川春朗(かつかわしゅんろう)役。初の大河ドラマ出演に「光栄中の鬼光栄」と喜びを口にした。本作では人気芸人が続々と起用されている。
初の大河で挑むのは「富嶽三十六景」など今なお世界中から愛される天才絵師役。幼くして絵に親しみ、勝川派の門下に入って浮世絵を学ぶ。師・勝川春章(前野朋哉)に連れられて、蔦重(横浜流星)の耕書堂を訪れる…といった役どころ。史実では、蔦重亡き後も画号を幾度も改めながら、独自の表現を追い求め続けた。絵の描き方を教える入門書なども手掛け、従来の浮世絵の枠を超えて、人々から高く評価される。
くっきー!は「光栄中の鬼光栄で御座います。由緒ど真ん中っしゃん」とコメント。「出れるだけで誉にもかかわらず若かりし頃の葛飾北斎とな。春朗を完全に憑依させ心身ともにブリバリ状態で取っ掛らせていただきます。うれしいと言うよ…うれしい」とちゃめっ気たっぷりに語った。
その他の新キャストに滝沢瑣吉(のちの曲亭馬琴)役に津田健次郎、重田貞一(のちの十返舎一九)役に井上芳雄が発表された。
「べらぼう」では続々と人気芸人が起用されている。「ネプチューン」原田泰造は田沼意次(渡辺謙)を支える三浦庄司役。「ダチョウ倶楽部」肥後克広は彫師・四五六役を演じた。ひょうろくは初の大河で心優しき松前藩の江戸家老・松前廣年役を好演。
大きな話題となったのは、こちらも初の大河出演となった有吉弘行。8月31日放送の第33回で戦国時代に徳川家康に仕えた伊賀忍者の末裔(まつえい)・服部半蔵役で松平定信(井上祐貴)から留守の白河藩を任された人物を演じた。わずか20秒ながらインパクトを残した。
また餅をつく市民を演じたお笑いコンビ「クールポコ。」や、素顔で絵師を演じた鉄拳、丸刈り姿で僧侶を演じた「コロコロチキチキペッパーズ」ナダル、蔦重の義理の兄・次郎兵衛の妻役の丸山礼、吉原の客に「サルゴリラ」、和尚役のマキタスポーツ、“蔦重推し”女将役の「3時のヒロイン」福田麻貴、農民役の芋洗坂係長…と数多くの芸人たちがキラリと光る存在感を放っている。
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