NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で滝沢瑣吉(のちの曲亭馬琴)を演じる津田健次郎
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声優で俳優の津田健次郎(54)がNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜後8・00)に出演することが15日、同局から発表された。演じるのは江戸の大ベストセラー「南総里見八犬伝」を生み出す、滝沢瑣吉(のちの曲亭馬琴)役。初の大河ドラマ出演に「ワクワク」「光栄」と喜びを口にした。
津田といえば、現在放送中のNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)で今田美桜演じるヒロイン・のぶの高知新聞社時代の“熱血上司”東海林明を好演し話題となったばかり。
初の大河で挑むのは、異才の戯作者。北尾政演/山東京伝(古川雄大)の紹介で、しばらくの間、蔦重(横浜流星)の耕書堂に手代として働く傍ら、戯作者として黄表紙の執筆を始める。蔦重は新たな才能を競わせようと、勝川春朗(くっきー!)とのコンビを組ませるが…といった役どころ。史実では、二十八年もの歳月を費やして伝奇小説「南総里見八犬伝」を完成させ、その愛読者は近代にまで及ぶ。
津田は「大河ドラマに初めて出演させて頂く事になり、とても光栄です」と喜び。「瑣吉という個性の強い役を演じさせて頂く事に、江戸の偉人達と交わって物語を紡いでいく事にワクワクしております。先ずは瑣吉を、掘り下げ、広げ、魅力的な人物に立ち上げられるように頭と体を回転させていこうと思います」と語った。「王道を大切にしながら、脇にも逸れ、行ったり来たり七転八倒しながら『べらぼう』の世界を楽しみたいと思います」と意気込んだ。
その他の新キャストに勝川春朗(のちの葛飾北斎)役に「野性爆弾」くっきー!、重田貞一(のちの十返舎一九)役に井上芳雄が発表された。
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